お知らせ

メール送信フォームを設けました。ブログ記事への問い合わせなどにご利用下さい。

 

エントリー

2021年05月の記事は以下のとおりです。

Re: 国産ワクチンの遅れ

日本では、新型コロナウイルスのワクチン接種は外国製に依存している。なぜ国産ワクチンの開発が遅れを取ったのか。色んな意見を拾ってみた。まずはこれ、

日本に欠けているのは、移民の才能とベンチャー精神

国際政治学者・高橋和夫氏のコメント。「伊集院光とらじおとニュースと」(TBS、4/27 9時台)にて。「移民はゼロから始めることに慣れている」。独バイオンテック、米モデルナ、米ファイザー、皆リーダーは移民だとか。移民を受け入れていない日本にあるとしたらベンチャーだ。実際にワクチンを開発中のベンチャーがある。意見を見てみよう、

最短で21年前半での実用化も可能でした。しかし、最終的に厚生労働省からは数万人規模の大規模試験をすることが必須とされ、さらに時間がかかることに

新型コロナウイルスワクチンの開発を進めている、国内創薬ベンチャー、アンジェス、その創業者、森下竜一氏がインタビューで答えている。国産ワクチン「準備不足だった」 遅れる開発の理由は(asahi.com、4/11)から。彼我の違いが指摘されている、「緊急使用許可」の制度や、「安全保障の観点」「軍の組織が常に何らかのワクチンを開発」「国が買い取ってくれる約束」など。開発の遅れは官だけの責任ではない、

2013年に定期接種になった子宮頸がんワクチンは接種率が1%未満にとどまる。投与後に慢性の痛みや運動機能の障害などが出るとして一部メディアで「薬害」と騒がれ、接種勧奨が中止されたためだ。大規模調査でワクチンと痛みなどに因果関係は証明されなかったが、その後も接種率は改善していない。科学的根拠のない不確かな情報であっても「なんとなく打ちたくない」というムードが広がると挽回が難しい。

メディアが非科学的な報道で煽った例を示している。日経の記事、必然だったワクチン敗戦 不作為30年、民のはしご外す(nikkei.com、5/9)から。煽ったのは、もちろん、この一つに限ったことではない。長年、煽りを積み重ねた結果、ワクチン開発に積極的になれない国にしてしまった。ついでにもう一つ、

厚労省が及び腰というのはまさに煽りの典型だ。それを言うなら、マスコミがワクチン副反応を煽ったために、日本では集団接種ができなくなって、今回自治体にノウハウがなく困っているというべき

こんなところにも弊害が生じている。引用は、日本は本当にコロナ封じ込め「失敗国」なのか?データから「客観的事実」をお伝えしよう(5/3)から。高橋洋一氏のこの記事には(も)、話題になっている「さざ波」という表現が出て来る。

国産ワクチンの遅れ(サイト内)。日本の感染は「さざ波」 内閣官房参与の高橋洋一氏がツイート、菅首相は「答弁控える」(5/10)

氷菓

  • 2021/05/10 06:32
  • カテゴリー:読み物

ですから、結果を目的にすればそれを目的にして結果を作ろうとするでしょう?

米沢穂信著「氷菓」(角川文庫、2001年)から(p45)。書評にあった「日常の謎」の言葉に釣られて借りては来たけれど残念ながら性に合わなかった。

コロナ下の憲法記念日

北朝鮮からミサイルが飛んでくるとあおり選挙に勝ち、今回はコロナ禍を抑えるためとか台湾海峡波高しと言い続けると、また国民は憲法改正が必要なのではないかと考える。

「政界地獄耳」(日刊スポーツ、5/5)から。「ポリシーや筋とは、それが見当外れでも言い続けることが成果になることがある」。

憲法記念日(5/3)、六紙社説は一斉に憲法について書いた。タイトルには、露骨なのもあれば奥床しいのもある。いずれにせよ各紙の改憲に対する立場や主張が表れている。本文で、例えば「コロナ禍を抑えるため」の緊急事態に関する規定についてはどう述べているだろうか、その箇所を抜き出してみた。以下、社説タイトル(紙名)、抜き書き。

コロナ下の記念日 憲法の価値 生かす努力こそ(朝日)、「憲法を変えねば対処できないということを意味しない」

コロナ下の自由と安全 民主社会の力を示したい(毎日)、「感染対策という『公共の福祉』のためであっても権利の制限は最小限にとどめなければならない」

人類の英知の結晶ゆえ 憲法記念日に考える(東京)、言及なし

憲法記念日 新たな時代へ課題を直視せよ(読売)、「緊急事態に関する規定がない」「与野党は論点を整理しておく必要がある」

憲法施行74年 抑止力阻む9条は不要だ 菅首相は改正論議を加速せよ(産経)、「緊急事態への対応を憲法にも定めたい」、それを「確実に解除する憲法上の規定ももちろん重要」

人権と公共の福祉をどう均衡させるのか(日経)、「テーマごとに事例を積み重ねて判断するのが望ましい」「国会で前向きに検討すべき」

この週(5/3週)の六紙社説で、多くが採り上げた題材には、憲法記念日のほかに、こどもの日、国民投票法改正、赤木ファイル、G7外相会議、緊急事態延長などがあった。

「コロナ禍の憲法」(時論公論、4/30)。「立憲民主党の国民投票法対応、付和雷同ではダメだ」(政界地獄耳、5/5)

コリーニ事件

  • 2021/05/08 05:56
  • カテゴリー:読み物

年を重ねると、暦の警句はますます真実味を増してくるものだ

「うしろ指を指されるような人ではない」。そんな人には滅多にお目にかかれない、「人間に白も黒もない・・・灰色なものさ」。「まるで暦にある警句みたいですね」。そのやり取りに引用した言葉が続く。フェルディナント・フォン・シーラッハ著「コリーニ事件」酒寄進一訳(東京創元社、2012年)から(p65)。

「よく考えることだ。答えはいつもファイルのなかにある。それを正しく読み解くセンスさえあればいいのだ、と」(p112)。そして、「凶器 ワルサーP38」の写真から手掛かりを得る。

韓国企業から訴えられて、知財高裁で争ったことがある。判決を前にして形勢は五分五分。負けることもあり得ると、様々な準備を進めていたある日、先方が和解を提案して来たと代理人から連絡を受けた。それを聞いて、こっちが勝つんだなと思ったもんだ。そんな昔のことを思い出したのは、本書で企業の法律顧問バウマンが主人公ライネンに会う場面(p118-123)でのこと。企業側に不都合な事実をつかんだライネンに、バウマンが賄賂を持ち掛ける。それを聞いたライネンはどう感じたのだろうか、勝利を確信したのだろうか。

シーラッハ(サイト内検索)。ワルサーP38に関連する作品の一覧|Wikipedia

D・ミニマリスト

  • 2021/05/07 06:24
  • カテゴリー:読み物

携帯電話に残っていた、最新情報を確認できる唯一のものは天気予報アプリだった。「初めの一週間、三つから四つの都市の一時間ごとの天気予報をいつでも把握していましたよ」何かを閲覧したいという衝動は、無視できないほど強かった。

著者の呼び掛けで、デジタル片付け(digital declutter)に参加したデジタル・ツール中毒者に、いわゆる禁断症状が現れる。引用は、カル・ニューポート著「デジタル・ミニマリスト-本当に大切なことに集中する」(早川書房、2019年)から(p92)。

自分で試してみないと気が済まず、mixiや、LINE、Facebookと使ってみるのだが、「デジタル片付け」が必要という事態にはならなかった。性に合わないのか、続かないのだ。長いので実質2年半ほどか。Twitterや、Instagram、Skypeは使ったことがない。今、SNS系アプリは、Signalのみ、ごく短い連絡と無料の通話のためにスマホに入れている。

パソコン通信もその類だとするならば、もうちょっと長く使ったのがある。IDを持っていたのは、NIFTY-Serve、CompuServe、そしてPC-VANだった。NIFTY-Serveは、最初に親しんだネットワーク環境ということもあって随分お世話になった。入会が1991年6月、退会は2000年12月、9年間だ。ただし、フォーラムの電子会議へ熱心に出入りしたのは、やはり3年ほどで、その後はメールやホームパーティなど専ら連絡用だった。

# 二つの罠、間歇強化と承認欲求(p37)。「SNS」がどうしてもやめられない2つの理由-「依存症ビジネス」の巧妙すぎる手口パソコン通信|Wikipedia。Signal(サイト内)

ページ移動

ユーティリティ

« 2021年05月 »

- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

新着エントリー

社会不安高めるSNS悪用
2024/04/28 05:57
走り梅雨、2024年
2024/04/27 06:05
協奏交響曲K364、東フィル
2024/04/26 05:44
さよならマエストロ
2024/04/25 05:50
WANDERERS
2024/04/24 06:08
定家の原本発見
2024/04/23 05:56
ダイソーの500円イヤホン
2024/04/22 06:02
減少が続く書店
2024/04/21 06:05
ソウシジュの箸
2024/04/20 05:58
ブラ1、N響#2007
2024/04/19 05:43

Feed