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2019年08月の記事は以下のとおりです。

ボンド壁クロス用

なるものを、去年、100均のダイソーで購入し使っていた。もう一本買おうと思うのだけれど最近それらしいものは店頭から消えている。そのパッケージには、成分:エチレン酢酸ビニル樹脂(52%)水(48%)、とある。そうであれば、木工用の酢ビ・ボンド、いわゆる白ボンド、で代替できそうだ。試しに、普通のタイプ(酢酸ビニル樹脂41%、水59%)を使ってみた。問題ない。酢ビ含量の高い速乾タイプの方がより好ましいかもしれない。今度買って来よう。

万葉の歌十選

  • 2019/08/30 05:46
  • カテゴリー:読み物

今回はクラシック音楽ではなく、趣きをがらっと変えて、和歌それも万葉集から好きな歌を十選した。百年、千年経っても、人は、仕事で悩み、恋に嘆き、人生を憂う。

  • 天ざかる鄙に五年住まひつつ都のてぶり忘らえにけり、山上憶良(巻5-880)
  • 士やも空しくあるべき万代に語り継ぐべき名は立てずして、山上憶良(巻6-978)
  • 白玉は人に知らえず知らずともよし知らずとも我し知れらば知らずともよし(巻6-1018)
  • 嘆きせば人知りぬべみ山川の激つ心を塞かへてあるかも(巻7-1383)
  • うつせみの常の言葉と思へども継ぎてし聞けば心惑ひぬ(巻12-2961)
  • 上つ毛野安蘇のま麻群かき抱き寝れど飽かぬをあどか我がせむ(巻14-3404)
  • 桜田へ鶴鳴き渡る年魚市潟潮干にけらし鶴鳴き渡る、高市黒人(巻3-271)
  • 東の野にかぎろひの立つ見えてかへり見すれば月傾きぬ、柿本人麻呂(巻1-48)
  • 世間を何に喩へむ朝開き漕ぎ去にし船の跡なきごとし、沙弥満誓(巻3-351)
  • 験なき物を思はずは一坏の濁れる酒を飲むべくあるらし、大伴旅人(巻3-338)

モーツアルト十選ピアノ曲十選交響曲十選(いずれもサイト内)

8月ジャーナリズム

広島と長崎に原爆が落とされ、玉音放送が流されたのは八月。日本では新聞やテレビがこぞって、第二次世界大戦を特集する。「八月ジャーナリズム」と聞いたことがある。

【ドナルド・キーンの東京下町日記】夏の記憶原爆消えぬ「なぜ」(東京新聞、2013年8月3日)は、冒頭そのように始まる。8月ジャーナリズムと揶揄されるようになってどれくらい経つだろうか。今年もその様相は変わらない。放送局にとって、8月の特別編成は、レギュラー番組の担当者に夏休みを取らせるという事情もあるのかもしれない。

今月、ラジオの番組表でも8月ジャーナリズムがいくつか目に付いた。特別番組のようなものだと例えば以下。多いのか少ないのか判らない。例年このぐらいはあるのだろうか。

  • 報道スペシャル「戦争はあった」(8/28、文化放送)
  • 特集「#あちこちのすずさん」(8/27-31、NHKラジオ深夜便)
  • 特別番組「ねじれちまった悲しみに」(8/18、TOKYO FM)
  • 高橋源一郎と読む「戦争の向こう側」(8/15、NHK第1)
  • 日記でたどる「日本人の戦争」(8/14、NHK第1)
  • 声でつづる昭和人物史「大岡昇平(1)(2)」(8/5・12、NHK第2)

壁にぶつかる護憲論

  • 2019/08/28 06:22
  • カテゴリー:読み物

安倍首相によれば、集団的自衛権行使に道を開いたとたん、憲法改正に向けた米国からの矢の催促が嘘のようにやんだ、という

未確認の伝聞としてそう書いている(p64)。加藤典洋著「どんなことが起こってもこれだけは本当だ、ということ。幕末・戦後・現在」(岩波ブックレット、18年)。これは、憲法第9条の空文化が、日米間ではほぼ完了していることを意味する。米軍は自衛隊を指揮して一緒に戦えると考えているわけだ。我が国は、依然、戦争をしない国なのだろうか。

# 都留重人著「日米安保解消への道」(岩波新書、96年)

人間臨終図巻

  • 2019/08/27 06:55
  • カテゴリー:読み物

山田風太郎著「人間臨終図巻」をめくって、自分と同じ歳でどんな方がどんな風に亡くなったかを眺めることがある。死亡年齢順に並んでいるので、例えば57歳で死んだ方々を見付けるのは容易だ。ベートーヴェンや寺田寅彦の名がある。ここ那覇の最寄り図書館にも、上下巻(徳間書店、86-87年)が揃っている。50代だとまだ上巻の後半に差し掛かったあたり。少し先のページを見ているとペルリ(提督)の項にこんな記載があった(上巻 p411)。

ペルリの来航は、要するにアメリカの中国貿易と捕鯨の基地として日本の港を欲したからであったが、百余年後、アングロサクソンは、日本人による捕鯨反対のリーダーとなった。彼らの必要性、不必要性が、その時の世界の掟となる。

# Matthew C. Perry(1794-1858)。55歳で死んだ人:久生十蘭(食道癌)、56歳:ドビュッシー(直腸癌)、57歳:ベートーヴェン(アルコール嗜好による肝硬変)、寺田寅彦(脊椎の骨腫瘍)、58歳:杜甫(舟の中で客死、死因不明)

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