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2019年08月25日の記事は以下のとおりです。

折る幾何学

正二十面体内に、互いに直行する3面の黄金長方形を内接させられる

前川淳著「折る幾何学」(日本評論社、16年)から(p32)。その挿話に添えて長方形三つのパズルが図示されている。つくってみた。「紙をかなり曲げないと組め」ない、確かに(写真)。本書の副題、約60のちょっと変わった折り紙。何かつくってみよう、と創作意欲が刺激される。

# 伏見康治・安野光雅・中村義作著「美の幾何学-天のたくらみ、人のたくみ」(中公新書、79年)

組織の経済学入門

  • 2019/08/25 06:03
  • カテゴリー:読み物

環境が変化し、それに適応するように、既存の資源や資産、そして企業外の資源や資産さえ再構成、再配置する場合、この共特化の経済性原理に従うことが重要だ

ダイナミック・ケイパビリティ論と呼ぶそうだ。提唱者は、カリフォルニア大のティース教授(David J. Teece、1948-)。引用は、菊澤研宗著「組織の経済学入門-新制度派経済学アプローチ」(有斐閣、16年、改訂版)から(p298)。ビジネスの現場ではごく当たり前のことでも、ご大層な名前を付けたがる経営学者は多いし、それを紹介したがるその同業者もまた多い。なお、共特化(Co-Specialization)の意味は、単独では価値は限定的でも、複数が相互に結合することによって大きな価値を生む、そのあたりか。本書では、その首尾はともかく、ユニクロとビックカメラや、任天堂とDeNA、鉄道とコンビニなどの組合せ事例が記されている。

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