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2023年10月の記事は以下のとおりです。

ファーウェイ回帰の意味

米国の規制が未だに続く中、その規制に耐え、わずか3年あまりで中国の国内で開発、生産する半導体で再び先端スマートフォンを生産できるようになった

米国は2019年から高性能半導体の中国向け輸出を規制して来た。これには関連技術や、製造装置、OSのAndroidなども対象になった。にも拘らず、この8月、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ、Huawei)は、最新スマホ「Mate 60 Pro」を発表した。引用は11日に放送された、NHKラジオの番組「マイ!Biz」から。

本件は、8月の発表当時、あまり話題にならなかった。が、2か月ほど経ち徐々に波紋がひろがって来ているように思う。話は、最先端の半導体を積んだ新スマホの性能や市場性という範囲に留まらない。

番組でも語られたように、最早、米国による対中半導体規制は意味はない。半導体を制するものは世界を制す。中国にはもう怖いものがなくなったようにも見える。

ファーウェイは、AndroidやiOSに相当する「Harmony OS」の実用化も果たした。あらゆる機器が繋がる巨大なIoTエコシステムが形成されることになるだろう。接続台数は既に7億台を超えているのだとか。半導体にせよOSにせよ、米国の規制が中国をやる気にさせたと言えるだろう。

半導体製造の設計や製造が、周辺産業も含めて、中国だけで成立する。今後その勢いが増すことになるだろうから、日本に多くある関連ビジネス、装置産業や原材料など、は大打撃を受けるに違いない。

ただ、悪い事ばかりではない。中国が台湾にちょっかいを出すのは、台湾が世界最強の半導体製造能力を保持していることが理由の一つだろう。中国がそれに頼る必要がなくなれば台湾有事の可能性はかなり薄まるのではないだろうか。

# マイ!Biz「中国 ファーウェイ回帰が意味するところ」李智慧(野村総合研究所エキスパートコンサルタント)▽マイあさ!(NHKラジオ第一、10/11 6時台)、ファーウェイのスマホ新機種「Mate 60 Pro」、「ひっそりと発売」もたちまち完売(9/2)、中国が「作れないはず」だった極小チップがファーウェイの最新スマホに搭載されたことが暗示する、世界経済の「ヤバすぎる前兆」(10/30)

子午線の街

東経135度子午線は明石市を含め京都、兵庫、和歌山の3府県計12市を南北に貫く

その線が通っているのは明石市だけではないのは判っていたけれど、そんなに多くの数の市に跨っていたとは、記事を読むまで知らなかった。nikkei.comの記事(10/16)から。

その12の市とは、北から順に、京丹後市、豊岡市、福知山市、丹波市、西脇市、加東市、小野市、三木市、神戸市、明石市、淡路市、そして和歌山市(友が島)。一昔前なら町村の名があっただろうが今は市ばかりだ。

途中、西脇から明石へは国道175号線、通称イナゴ、が通じている。地図を開くと、その道は東経135度の線に、だいたい、沿っていると見て取れる。

明石城如意寺、神戸市西区(いずれもサイト内)。東経135度、日本標準時示す 明石市民に根付く子午線愛(10/16)。明石市立天文科学館

移動手段とweb検索

日経の社説に着目した。「Googleのデジタル寡占に挑む公取委」(経10/25)、「新しいモビリティーでの出遅れ挽回を」(経10/26)の二本。

web検索、そして自動車。全く異なるジャンルの話だ。が、Googleが自動運転など移動手段の開発に乗り出しているのは、つとに有名。膨大に蓄積しつつある、人々の検索データや地図情報を携えて、「移動」を革新しようとしている。

「ゲームチェンジャー的な技術」を持つGoogleは、まさに「デジタルの世界に新風を吹き込むプレーヤー」だ(経10/25)。同社のように自動車とは一見無縁の企業が「新しいモビリティー社会を実現させる主役」になる可能性がある。自動車産業を経済を支える「大黒柱」とする日本はうかうかしていられない。「世界をリードしているとは言いがたい」、「追い上げるよう期待したい」、「出遅れ挽回を」(経10/26)と、日経の見通しは決して明るくない。

さて、10/23週、在京六紙の社説は、そのほかに、衆参2補選、露朝の軍事協力、辺野古代執行、臨時国会、首相減税表明、ライドシェア、クマによる被害、性別変更要件、中国の国防相解任、袴田さん再審、韓国仏像返還判決などを話題にした。

六紙社説、エンジン神話脱する時(いずれもサイト内)

質が低下する日本の研究

日本の研究者の生産性が低下したわけではなく、研究環境は理想とはほど遠く、持続不可能

膨大な管理業務や、少ないサポートスタッフ、減少する博士課程の学生など、構造的な問題が研究者の時間を削ぐ。他国の研究環境が過去数十年で大幅に改善された一方、日本は旧態依然のまま。Gigazineの記事(10/26)から。

身近なところで、自治体の助成を受けて研究している事案がある。研究を進めるにも、管理などの付帯する業務が多く、思うように捗らないようだ。加えて責任者や担当者の向き不向きもある。構造的な問題でもあるし、人事のことでもある。マネージャを教育するもしくは置き換える、適切な数の要員を割り当てる、その辺りを放置したままでは成果はとても期待できない。やらない方がマシ、ということになりかねない。

「日本の研究はもはやワールドクラスではない」と科学誌のNatureが指摘|Gigazine

 

ボクネン美術館、23年10月

家人のリクエストで、北谷町のボクネン美術館まで出かけた。いい版画があれば少し大きめのレプリカを買うと勢い込んでいたけれど、結局は買わず仕舞い。ピンと来るものがない様子だった。

帰宅してからその版画家について調べてみた。版画に出会った頃に棟方志功の作品集に衝撃を受けたのだとか。なるほど。棟方かと見間違える女性像が登場するわけだ。ゴッホに似た向日葵もあったりする。シャガールや、田中一村、はたまたエッシャーの影響も感じられる不思議な作風だった。

この日、美術館のついでに、アラハ・ビーチや普天間宮を観光した。その前後に、イオン北谷店や、ダイレックス浦添店、業務スーパー浦添店、ユニオン古島店でお買い物。帰宅してシェアリング・カーの記録を見ると、5時間39分利用、走行距離42kmだった。

マイカーかカーシェアか(サイト内)。名嘉睦稔|Wikipedia

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