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2021年08月の記事は以下のとおりです。

webから、21年8月

戦略読書

  • 2021/08/30 06:23
  • カテゴリー:読み物

一葉知秋。秋が来たことを知るのに、葉っぱ全部の紅葉や落葉を待つ必要はありません。1枚の落ち葉が、それを知らせてくれます。問題はそれに気づくかどうかだけ。

三谷宏治著「戦略読書」(ダイヤモンド社、2015年)の「はじめに」から(p4)。物々しいと言うか大仰な書名だ。

付録「セグメント別ブックガイド-独自の視点と思考をつくるための453冊」(p373)から読んだことがある本を数え上げてみた。セグメント(1)(2)「ビジネス」23/122冊、セグメント(3)「非ビジネス基礎」(SF・ファンタジー)7/131冊、同(科学)0/52冊、同(歴史)5/65冊、同(プロフェッショナル)3/37冊、セグメント(4)「非ビジネス新奇」6/40冊、計44/453冊。

率は10%(小数点以下一桁四捨五入)。ビジネス書を除くと6%。逆にビジネス書に限ると19%。なお、紹介されている453冊の内約一割がマンガだ。読んだことがあるのは、皆無かと思いながら念のため眺めると、「ブラックジャック」と「アキラ」二つがあった。

序章から終章までの本書主部は読まなかった。PPMまがいの四象限マトリクス(p55)は見た。縦軸、「応用・新奇」と「基礎」、横軸は「ビジネス系」と「非ビジネス系」。

文庫100冊戦略の未来(いずれもサイト内)

香港の変容

読売の社説「香港の変容 国際金融都市の土台が崩れる」(8/23)がこう書いている。昨年6月施行の国家安全維持法によって「香港の民主主義は息絶えようとしている」。中国は、さらに、反外国制裁法の香港への導入を検討しており、香港の外資系金融機関を意のままにしようと画策する。香港は「もはや国際金融センターとは呼べなくなる。経済面でも独自性が失われることを象徴するものとなろう」。

蘋果(りんご)日報が休刊に追い込まれた際には、香港での言論弾圧について、六紙は挙って社説に書いた(6/19-25)。それ以降、香港に関する六紙社説は、東京(7/13)と今回の読売(8/23)、わずか2本。

アフガンのように、すわ大事ともなれば書くんだろうけれど(20本、8/17-29)、もう少しバランス良く、世界の出来事に目配りしても良いのでは。特に、隣国の企みを伝え、それに対してもっと意見すべきではないのか。

8/23週の六紙社説は、東京パラ開幕、横浜で小此木氏敗北、工藤会判決、マレーシア新政権、カブールのテロ、コロナと子供、自民党総裁選日程、みずほ銀障害、韓国のメディア法改正案などを題材に採り上げた。

# 「香港・台湾の危機 中国の不当な圧力だ」(東京、7/13)

ピエルネの四重奏曲

  • 2021/08/28 06:30
  • カテゴリー:音楽

ピエルネが作曲した「民謡風ロンドによる序奏と変奏」という魅力的な曲がある。サキソフォン四重奏曲。原題は、Introduction et variations sur une ronde populaire。

初めて聴いたのは、県のアンサンブル・コンクールで。高校3年の時だから1980年のこと。演奏は、確か、尼崎の高校だった。えらく難しい曲にトライするんだなと思ったもんだ。結局その演奏は良い賞をとった。

しばらくして、Deffayetらの演奏(1976年)をFMの番組でエアチェック(死語か)する機会があった。後にCDを購入。長年これに慣れ親しんで来たので、ほかの演奏はどうも違和感がある。今、手元には二つほどあるけれど一度聴いた切りで手が伸びない。2020年の邦人Qは、これもまたFMの番組から録音した、もはやカセットテープは使わないけれど。

  • Quatuor de saxophone de Deffayet(1976年)
  • Quatuor de saxophones de Luxembourg(2006年)
  • カルテット・スピリタス(2020年)

Introduction et variations sur une ronde populaire (Pierné, Gabriel) - IMSLP。Quatuors De Saxophones par Le Quatuor Deffayet - Discogs。カルテット・スピリタス(2)▽吹奏楽のひびき(NHK-FM 2020/3/8、蒲郡市民会館公開収録 同1/19)

戦略の未来

  • 2021/08/27 06:25
  • カテゴリー:読み物

ただ自分がよく知っていることをやるだけだ、という話になってしまう。しかも切迫した状況では、彼らは自分たちの想像した範囲でしか行動できなくなる。兵士というのはいざ戦闘が始まると、そのほとんどの時間を「戦術レベル」の、潜在的な危険に囲まれた世界で過ごすことになる。彼らは自動的に作戦や戦略に導かれ、戦略的に意味のある目標の達成に向かって動くわけではないのだ。

だから、戦略が、作り込まれ、説かれなければならない。コリン・グレイ著「戦略の未来」奥山真司訳(勁草書房、2018年)から(p62)。同著者の「現代の戦略」よりは、だいぶ取っ付きやすい。

その戦略とはいったい何なのか(p41-56)。「実に多くの意味がある」

  • 一つのプロジェクトを成功させるために選ばれた指針(一般論)
  • 誰もが好むアイデア(拡大解釈)
  • 最も重要なもの、長射程のもの、とくに注目すべきもの(誤用か)
  • パワーを創造するアート(フリードマン)
  • 戦争の目的を達成するために戦闘を使用すること(クラウゼヴィッツ)
  • 政策の目的と軍事的手段を橋渡しする方策(本書)

コリン・グレイ(サイト内)。SDI, START。23の格言によって構成される「戦略の一般理論」(p75)

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