極大射程
- 2021/08/16 06:16
- カテゴリー:読み物
ほかの誰でもない、真の敵は自分自身の心臓だった。それはボブにもコントロールできず(誰にもコントロールできはしない)、身体の各部分に気ままに裏切りのメッセージを送りだす。まさに肝心かなめの瞬間に、心臓はその持ち主を裏切り、様々な形態の悲劇を引き起こす恐怖の稲妻を放つことがある。
脈動する物理的な存在のことだけを言っているのだろうか。スティーヴン・ハンター著「極大射程」佐藤和彦訳(新潮文庫、1999年)から(上巻、p76)。
溶接(上211)、良いアイデアは単純(上292)、ヘンリー・ソロー(上338)、わずかを求めるもの(下93)、才能の怖さ(下206)。
# 文庫100冊、ボブ・リー・スワガー三部作(いずれもサイト内)
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