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2024年12月の記事は以下のとおりです。

陶板レリーフの額装

夢を見た。

家人のかつての同僚2人が香港から沖縄へ遊びに来ている。一人は知っているがもう一人とは初めて会う。彼女たちと食事をしている時に時間の話になった。時間は、空間とともに世界を成立させる基本形式だけれど、空間と対等なのだろうか、という問いを一人が発したことがきっかけだった。えらく哲学的な話題に閉口しながらも、陶板のレリーフを額装しようとしている作業計画を例にあげて思うところを述べた。陶板は17センチ×21センチのサイズ。厚さ8ミリ。それが4枚ある。これを一枚ずつ額に入れるのか、それとも4枚すべてをまとめて入れるのか、その違いを考察する。そうすれば、時間が、空間にはない豊富な面を有することを説明できる。ヒントはこの本に書いてある。と取り出したのは、研究社の英和辞典だった。目が覚めた。

今年も暮れて行く。

夢を見た(サイト内)

ジャッジの落球

ボクサーがパンチをくらっても立ち続けるのと同じように、ジャッジは立ち続けていた。それが今年最も感動したシーンだった。

沢木耕太郎氏がそんな話をしていた。

ヤンキース対ドジャースのワールドシリーズ第5戦。ヤンキースは、4回までに5点リードして今日は勝ちだなと楽観ムードが漂っていた。ところが5回に一挙5点を失う。それは外野手のアーロン・ジャッジがごく平凡なセンター・フライをポロリと落球したことがきっかけとなった。その後、逆転され、ヤンキースはその試合に負け、シリーズにも敗れる。

大舞台でまさかのミスを犯したジャッジ。試合後に通路のようなところで、ぶら下がりのインタビューに応える。日本人なら、わかってる、悪いのはおれだ、はい終わり、と不貞腐れてそそくさと引き上げるところだろう。ジャッジは違った。多くのジャーナリストからの質問に向き合い一つ一つ丁寧に答えて行く。その間30分ほど、ジャッジはそこにいて立ち続ける。沢木さんは彼の男らしい姿に感動した、と。

年末の特集番組、2024年耳鼻科と眼科、24年10月(いずれもサイト内)。沢木耕太郎ミッドナイト・エクスプレス天涯へ2024(J-WAVE、12/24 24-27時)

ホンダ日産統合協議

ホンダと日産自動車が経営統合に向けて協議を始めた。在京六紙の社説を見てみよう。朝日以外の5紙が書いている。

「日産はカルロス・ゴーン元会長による長期政権に幕を下ろした後の経営体制を模索している最中で、経営難もあいまって迷走が続いている」(毎12/19)

「経営統合には、ハイブリッド車(HV)の売れ行きが好調で経営体力に余裕のあるホンダによる日産救済という側面もある」(東12/24)

「米テスラや中国の比亜迪(BYD)といった新興メーカーが価格競争力や開発スピードの速さで電気自動車(EV)市場を席巻していることに対する危機感がある」(産12/19)

「両社とも自動車の大変革期を単独で乗り切るのが難しい」。この統合の「真価を問われるのは、単なる応急処置ではない。自動車産業の大転換にどう立ち向かうかだ。EVでもソフトでも、両社は挑戦者の立場」(経12/24)

「台湾の電機大手・鴻海精密工業が、日産への出資を模索しているとの情報があったことも統合への背中を押したとみられている」(読12/19)

ここで鴻海(ホンハイ)の名前が出て来る。同社が、iPhoneの受託生産で培った技術やノウハウを活かしEV市場に参入して来たのは、5年ほど前のことだった。EVなど次世代の車を走るスマホぐらいに捉えているのだろうなと思ったものだ。自社ブランドを展開せず、オープンプラットフォームで、EVの受託設計、製造に注力するホンハイが、日産に触手を伸ばしているのはどういう意図があるのだろうか。

この統合で「ホンダはリスクを引き受けることになる」(毎12/19)。「社風も異なる両社間で主導権争いが起き」かねない(東12/24)。「統合に向けたハードルは、むしろ社内に潜んでいるのかもしれない」(経12/24)。そうであるなら、いっそホンハイに任せてしまう方が良いのでは。ホンハイに買収されて、業績がV字回復したシャープの前例もある。

さて、12/23週の六紙社説は、そのほかに、裏金と政倫審、三菱UFJ貸金庫窃盗、NHK経営委の番組介入、日米金融政策、半導体産業復活への道、日中外相会談、少数与党下の来年度予算案、韓国の政争、などを話題に採り上げた。

六紙社説、日産・ホンダ提携(いずれもサイト内)。ホンダ・日産 経営統合 歴史的再編の行方は(12/25)

恋のハレルヤ

  • 2024/12/28 06:38
  • カテゴリー:音楽

愛されたくて愛したんじゃない、燃える想いをあなたにぶっつけただけなの

黛ジュンが唄う「恋のハレルヤ」(1967年)から。作詞 なかにし礼、作曲 鈴木邦彦。

相手がこちらに好意を持っていることに気付いて、こちらも好意を持つ。一瞬で起こることかもしれないし、もっと日数を要することかもしれないけれど、誰かと親しくなるのはそういうプロセスを経るものなのでは、と友人とやり取りしたばかりだった。数日あとにこの唄を聞いて、歌詞が耳に留まった。

NHK-FMの番組で、1960年代の歌謡曲などを特集していた。全5回。「恋のハレルヤ」はその第4回で流れた。それも含め、知らない曲が多い。すぐに思い浮かぶ60年代の曲は、いしだあゆみが唄う「ブルー・ライト・ヨコハマ」。この特集では採られなかったようだ。

プレイバック70年代(サイト内)。プレイバック1960年代(4)▽歌謡スクランブル選、逢地真理子(NHK-FM、12/19 12:30-14:00)伊東ゆかり「小指の想い出」ほか

山下洋輔▽最後の講義

今までのことで満足できることがない、という発見。

山下洋輔氏は、「最後の講義」で、質問に対してそんな風に応えていた。

発見する。気付く。そうすれば、一歩を踏み出すことができる。もし今までの中に自分が満足できることがあればそれをやればいい。質問は、新たなことにチャレンジするのに何か心掛けがあるのか、だった。

保阪正康▽最後の講義愛読書十選 (3)(いずれもサイト内)。「ジャズピアニスト山下洋輔」▽最後の講義・選(NHKーEテレ、12/18 22時)、国立音楽大学

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