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2020年11月の記事は以下のとおりです。

極限の民族

  • 2020/11/30 06:38
  • カテゴリー:読み物

この非プライバシー文化も、キリスト教文化のおかげで、その頂点はすでに滅びてしまった。キリスト教・仏教・儒教というのは、愉快で天真爛漫なことが嫌いな宗教である。

小見出し「配偶者交換」の節はそう終わる。本多勝一著「極限の民族」(朝日新聞社、67年)の第一部「カナダ・エスキモー」から(p76)。元は、朝日新聞での連載。これにより「注目され」たとWikipediaにある。沢木耕太郎、角幡唯介両氏の対談を読みこの本のことを知った。

最寄り図書館で借りた本、奥付に「昭和45年5月25日第8刷発行」とある。次のページは白紙、その真ん中に「一九七〇年八月二六日水」と万年筆で縦に書かれている。寄贈者の手によるものだろうか。

旅人の表現術(サイト内)。本多勝一|Wikipedia

尖閣問題、日中外相会談

日中外相会談(11/24)で尖閣諸島問題が話題になった際、日本は随分と弱腰だった、と報道されている。「一歩も譲らない」と強い口調の中国王毅外相に対し、茂木外相は「何も言わなかった」と。

新聞はどんな反応を示したろうか。本件に関する社説は、今朝(11/28)、六紙出揃った。各紙、さぞ、中国の強弁を批判し、日本の弱腰を諫めていると思いきや、そうでもない。タイトルから判るように、気を吐いたのは産経ぐらい。中国に対しては「暴言」「盗っ人たけだけしい」、日本には「これでいいのか」と吠え立てた。他紙は、随分、生ぬるい感じ。

  • 日中外相会談 ルール基盤に関係構築を(毎日、11/26)
  • 王毅外相の来日 「甘言」に乗っては危うい(産経、11/26)
  • 経済と安保のバランス取る日中協力を(日経、11/27)
  • 中国外相来日 懸案めぐる対話深化を(朝日、11/27)
  • 日中関係 信頼醸成へ懸案を直視せよ(読売、11/27)
  • 中国の海洋進出 言行不一致が過ぎる(東京、11/28)

我が国は新聞も弱腰か。いったいどうしたことか。中国に配慮している、そんなわけない。国内の親中派、以下にリンクしたyahooの記事にもあるように運輸族の二階幹事長だろう、に気遣いしているんだなきっと。死人出しても経済回すためGoTo続けさせたい運輸族だ、主権(領土)侵されても日中の経済貿易が大事と言い出しかねない。新聞は、そんな輩の言いなりか。

菅義偉の正体(サイト内)。日中外相会談~尖閣諸島問題について強気の王毅氏に対し「何も言わなかった」茂木外相(11/26)

ヘクサメロン変奏曲

  • 2020/11/28 07:19
  • カテゴリー:音楽

ラジオの留守録を聴いて、こういうピアノ曲があることを知った。リストや、ツェルニー、ショパンら6人の合作による変奏曲。全体の監修はリスト。和名タイトルは、ベッリーニの歌劇「清教徒」の行進曲を主題とした演奏会用の華麗な大変奏曲。通称「ヘクサメロン変奏曲」。ヘクサメロンは、「神が世界を使り出した6日間を表す」と番組で説明があった。

主題が行進曲ということもあって、合作なのにリスト臭がぷんぷんする。終盤で、一転、ノクターン調に替わる。IMSLPのスコアを見た。その部分の冒頭には "Var:6. Largo. F.C." とある。ショパンのイニシャルだ、彼が担当した部分なのだろう。この第6変奏の終わりの方に "CHOPIN" と記されており、その小節までショパンが書き、その後のつなぎ部分をリストが補ったことが判る。

クラシックカフェ
NHK-FM、11/24(火)14:00-15:50
「ヘクサメロン変奏曲」
リスト、タルベルク、ピクシス、エルツ、ツェルニー、ショパン:作曲
(ピアノ)ヨハン・ブランシャール、レオン・ブッヘ、カルロ・ゴイコエチェア、カロリーヌ・セリュー、吉兼加奈子、クラウディス・タンスキー
(22分47秒)
[MD+G MDG90418036]

Hexaméron, S.392 (Liszt, Franz) - IMSLP、ヘクサメロン (ピアノ曲)|Wikipedia

失敗の本質

  • 2020/11/27 07:02
  • カテゴリー:読み物

日本軍の下士官兵は頑強で勇敢であり、青年将校は狂信的な頑強さで戦うが、高級将校は無能である

ノモンハンで日本軍を圧倒した、ソ連第一集団軍のジューコフ司令官がそう評価した。野中郁次郎ら著「失敗の本質-日本軍の組織論的研究」(中公文庫、91年)から(p68)。最寄り図書館では郷土コーナーにこの本はある。第一章の事例研究で沖縄戦も題材になっているからだ。

1941(昭和16)年からの大戦と、それまでの諸戦とは繋がりのない別物、ずっとそう思って来た。自分の中に断絶があった。日露に始まる、日本における20世紀の戦争は、一連の大きな流れとして捉え直すべきではないだろうか、あくまでも自分にとってそうすべきという意味だけれど、ここしばらく、そんな風に思っている。

静かなノモンハン独ソ戦ビジネス書十選(いずれもサイト内)

「桜」前夜祭疑惑

読売の後にはNHKが昼ニュースでそれ以上の材料を出してきた。いずれも親安倍メディアと揶揄されてきた媒体だ。

23日、読売が朝刊の一面に書き、NHKがニュースを流した。政界地獄耳「不起訴なら特捜に無駄な役所認定を」(日刊スポーツ、11/25)から。同じ「親」側でも産経はお呼びじゃなかったか。

「反」の側はどう反応したろうか。朝日や、毎日、東京が黙っているはずない。3紙揃って今朝の社説に書き立てた。さらに、上記の「政権地獄耳」に加えて、しんぶん赤旗「主張」も今日はこの題材。

  • 桜を見る会 見逃せぬ首相の矛盾(朝日、11/25)
  • 安倍氏の「桜」前夜祭 国会答弁との矛盾説明を(毎日、11/25)
  • 「桜」疑惑で聴取 検察の独立を示すとき(東京、11/25)
  • 不起訴なら特捜に無駄な役所認定を(政界地獄耳、11/25)
  • 「桜」前夜祭疑惑/安倍前首相は国民に真相語れ(赤旗、11/25)
  • 安倍氏は答弁の矛盾説明を(日経、11/26分)

「親」側の報道が先行した本件、この先どう展開するだろうか。あんたの時代は終わった、もう忖度もしないし隠蔽もさせない、と誰かが考えているのならば、桜だけでなくモリ・カケなど数々の疑惑にメスが入れられるのかもしれない。

【独自】安倍前首相の公設秘書ら、東京地検が任意聴取(11/23)、“安倍前首相側が一部費用負担”示す領収書などホテル側が作成(11/23)、「桜を見る会」追及再び 首相「事実と違えば私も責任」(11/25)

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