お知らせ

メール送信フォームを設けました。ブログ記事への問い合わせなどにご利用下さい。

 

エントリー

2020年11月14日の記事は以下のとおりです。

ノースライト

経験が才能や理念に勝るのは一定のレベルまでのことで、それを超えれば、人ひとりのちっぽけな経験など、大いなる才能が紡ぎだす理念理想の前に跪くしかない。

横山秀夫著「ノースライト」(新潮社、19年)から(p162)。最寄り図書館に予約を入れたのは半年ほど前のこと、ようやく順番が巡って来た。

良質のミステリーでありながら、ブルーノ・タウトの評伝を織り込んだ、ちょっとした芸術論でもある。芸術とは、質とは、建築家とは、そういう興味深い議論があちこちに顔を出す。いわく、「新奇なものを作ろうとする欲求そのものが、既に質と矛盾している」、「家がもし、人を幸せにしたり不幸にしたりするのだとしたら、建築家は神にも悪魔にもなれる」、「承認欲求のない芸術家が芸術家と言えるのか」。

円卓漱石が見た芸術と科学の美(いずれもサイト内)、滂沱(ぼうだ)、椅子の図面、ブルーノ・タウト|Wikipedia

ページ移動

  • 前のページ
  • 次のページ
  • ページ
  • 1

ユーティリティ

« 2020年11月 »

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

新着エントリー

Feed