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漱石が見た芸術と科学の美

夏目漱石(1867-1916)の没後100年、生誕150年で様々な催しや番組があった。NHK カルチャーラジオ「科学と人間」では、「漱石、近代科学と出会う」という13回シリーズが放送された(2016年10-12月)。話者は、早稲田大学の小山慶太教授。一式、iPod に入れて海外出張の折などに何度か聴いた。

その第11回「漱石が見た芸術と科学の美」(12/16)でこんな風なことが語られる、「夢十夜」、とりわけ運慶が登場する第六夜、を採り上げて。

漱石は、夢十夜という小品において、芸術作品の創造を、天賦の才に恵まれた人間が、自然の中に既に隠れ潜んでいる美を取り出す行為として表現した。自然の中に既に隠れ潜んでいる美を取り出すっていうのは、科学がまさにそう。

芸術と科学、いずれも美の追求をする、その営みの共通性をあぶり出している、と紹介している。第六夜は、かつて教科書で読んで以来、何度か読んではみるものの、正直、釈然とすることはなかった。なるほど、こんな風にも考えられるのだな。

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