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AIと冷却ファンの関係

AIのGeminiを使っていると、PCのCPU冷却ファンが回り始めることがある。遥か遠くで作業しているはずなのに、なぜ、こちらのCPUが激しく動くのか不思議に思っていた。ある日、ChatGPTが謎解きをしてくれた。いわく、「
 
なぜGeminiを動かすとPCのファンが回るのか、これ、地味に面白い現象です。結論から。
 
・LLMの計算はクラウド側で行われています
・でもブラウザ側でもそこそこ処理が走ります
 
主な理由は3つあります。
 
① 大量テキストの描画処理。あなたが扱っているのは、長文逐語、多数イベントタグ、DOM要素が爆増。ブラウザはこれを、レンダリング、差分更新、スクロール計算します。Chrome系はここでCPUかなり使います。
 
② ストリーミング表示処理。Geminiは結果を「少しずつ表示」しますよね。あれ、裏で、テキスト差分合成、レイアウト再計算、を繰り返します。これが意外と重い。
 
③ ローカル安全チェック・整形処理。最近のAI UIは、NGワード検出、Markdown整形、入力監視、をクライアント側でもやります。
 
つまり、あなたのPCはAI計算はしてないけど「巨大文章エディタ」になっているイメージです。なので正常です。むしろ長文分析やってる証拠ですね。」
 
人間くさい表現で説明してくれる。

成都の切り絵

中国の成都へ何度か行った。数えてみると7回だったようだ。一度、先方の都合か何かで打合せがキャンセルとなり、市内観光に出かけたことがあった。15年前、卯の年のこと。
 
その時、武侯祠を訪ねた。蜀の皇帝・劉備と天才軍師・諸葛孔明、君臣を合祀する廟、三国志の聖地の一つ。ここで、諸葛孔明の「出師の表」などを見物した。
 
周辺に土産物店が立ち並んでいた。お祭りの出店のような構えも少なくなかった。その中に切り絵(剪紙)を実演販売する露店があった。店先には老夫と若い女性の二人。各々、ハサミ一つで何やら複雑な形へと切り進めている。下絵の線はない。ハサミさばきは素早い。しばし見とれた。そこで何枚か買い求めたのだが驚くほど安い対価だった。
 
人にあげたりして、もうなくなってしまったと思っていた。去年片付けをしていて、いくつか切り絵が手元に残っているのを見付けた。額装することにした。
 
切り絵の色が映える木材を選び、サイズに合わせて額縁をつくる。表側にはガラスを嵌め込む。そうやって額装したのは4点。一つは、早、友人へプレゼントした。色は赤。真ん中に陰陽と八卦、その周りを十二支の動物が配置された円形の切り絵。
 
もう一点は、知人への引っ越し祝いにしようと思っている。B4サイズほどのその大振りな切り絵は、武侯祠の入口が題材になっている。武侯祠の扁額があり、柱には詩の一節がいくつかぶら下がっており、実物通りに文字が切り出されている。例えば、對、顧、酬というような複雑な文字も、1センチ角ほどのサイズに収まって、しっかりそうと読める。これを、どうやってハサミで切るのか、見事な技だ。
 
この武侯祠の一枚には、「剪紙藝術彝族龍玲」と描かれた小さなパンフレットが添えられている。切り絵芸術、彝族(少数民族)の龍玲(女性、Long Ling)という意味。著名な切り絵作家のようだ。
 
自分で買い求めたものではなかった。切り絵に興味を示した私を見た、取引先のL嬢が、その次の成都出張の折に用意してくれていた。作家の名が添えられた立派な作品だ。随分、高かったのでは、と問うと、啤酒(ビール)一杯分くらいよ、と彼女は笑ったのだった。
 
今年は巳年(サイト内)。成都武侯祠|Wkipedia。柱の文字、「三顧頻煩天下計」、「一番晤對古今情」、「一對足千秋」、「雨表酬三顧」

衆院選翌日の報道

今日、高市総理大臣は会見で、謙虚にしかし大胆に政権運営に当たると述べました。国民の不安に応える政治の役割は大きいです。多様な意見にしっかり耳を傾けながら、どんな政策がどう実行されていくのか、国論を二分する政策とは一体どういうもので、どういう過程で進められていくのか、その辺りも私たちしっかりと見ていく必要があるように感じます。
 
衆議院選挙投票日の翌日に放送された「クローズアップ現代“高市旋風”歴史的圧勝で政治は?暮らしは?」(NHK総合、2/9 19時半)から。
 
このクロージング部分に「不安」という言葉が登場する。ここまで、何となく、それっぽい雰囲気を漂わせておいて、最後の締めでその言葉を使う。あたかも、新しい政権の正当性を補強するキーワードのように。民意は、不安を解消するために、強力なリーダーシップ(安定統治)を選んだ。その結果、巨大な与党が生まれた。そういうストーリーラインで構成されていることは見え見え。現状追認的な報道だ。
 
衆院選翌日に放送された、このクローズアップ現代を含めて計7本のNHK報道番組、さらには、同じ日の、在京六紙の社説、それらを読み解いた。AIに手伝ってもらうと、比較的、容易に進められる。不安の扱いが、NHKと社説で、どう違っているかと尋ねると瞬時に探し出してくれる。そういう作業のまとめとして、コラムを2本、noteに書いた。
 
そして、NHKへ投書を一つ送った。「
 
件名:クローズアップ現代(2/9)など。選挙後の公共放送の役割について
 
衆院選翌日の報道を拝見し、公共放送の役割について改めて考えさせられました。新聞各紙の社説が、選挙結果が政治権力の均衡や民主主義の統治構造に及ぼす影響を積極的に論じていたのに対し、NHKの報道は、政策が生活や社会に与える影響や制度の仕組みを多角的に整理し、視聴者が状況を理解するための基盤を提供していたと感じました。社会の分断を抑え、共通の情報環境を形成する上で重要な役割を担っていると思います。
 
その上で、選挙結果が民主主義のチェック機能や政治参加のあり方にどのような課題を投げかけるのかという構造的側面についても、公共放送ならではの視点から丁寧に提示されることを期待します。公共放送は、市民が複雑な政治過程を熟議するための知的基盤を形成する存在であるはずです。民主主義を巡る社会的合意形成において、選挙報道が担う射程をどのように広げていくのか、今後の姿勢に期待しつつ注視しています。」
 

私に贈る意外な10曲

  • 2026/02/10 06:35
  • カテゴリー:音楽
AIに、ある人(私)の人物像を伝え、この人が興味を持ちそうな音楽をピックアップしてもらえませんかと頼んでみた。ジャンルは、バロック期から現代音楽に至る広い意味でのクラシック音楽とした。すると、まったく知らない曲も含め、意外な曲を選んでくれた。「
 
その方には、単に美しい旋律よりも、音楽の仕組みそのものが思想を持っている曲や、既存の調性や形式をどう疑い、再構築したかが伝わる選曲が響くはずです。王道をあえて少し外れた、好奇心を刺激する10曲をセレクトしました。
 
1. 構造の極致:ポリフォニーの迷宮
J.S. バッハ:『音楽の捧げもの』より「蟹のカノン」
楽譜を逆さまにしても、前後から同時に弾いても成立する数学的構造。制度設計を考える方にとって、この「完璧な自律系」は究極の癒やしになるはずです。
 
2. 「古典」という制度への問いかけ
ハイドン:交響曲第45番「告別」
楽員が一人ずつ楽器を置いて去っていく「演出」が組み込まれた曲。組織のあり方を雇用主に問うた、音楽史上稀に見る「制度への働きかけ」としての名曲です。
 
3. 秩序が崩壊する前夜の「歪み」
イグナツ・ビバー:『描写的なソナタ』
バロック時代にありながら、ヴァイオリンで動物の鳴き声を模倣し、調性をあえて外す。理知的でありながら、どこか「遊び」と「狂気」が同居する土壌を感じさせます。
 
4. 調性の境界線に立つ「問い」
スクリャービン:『プロメテウス―火の詩』
「神秘和音」という独自の構造を用い、色彩と音楽を融合させようとした試み。既存のルール(調性)を捨て、新しいOSを作ろうとした彼の野心は、新規事業開発に通じます。
 
5. 静寂という「場」のデザイン
モートン・フェルドマン:『ロスコ・チャペル』
音が鳴ることよりも、音と音の間の「空間」を聴かせる音楽。まさに「人々が自発的に思考を始める状態」を促す、触媒のような音楽です。
 
6. 響きの「条件」を変容させる
ジョン・ケージ:『ソナタとインターリュード』
ピアノにボルトやゴムを挟み、音色を根本から作り変える。既存の仕組みに少し手を加えるだけで、全く違う反応(音)が生まれることを体感できます。
 
7. 秩序の中の不穏な「ずれ」
ジェズアルド:『5声のマドリガーレ集』
ルネサンス期に、あまりに時代を先取りした不協和音を多用した作曲家。安定した構造が内側から歪んでいく様は、社会心理の観察に近いものがあります。
 
8. ミニマリズムという「環境」
スティーヴ・ライヒ:『18人の音楽家のための音楽』
個別の音よりも、全体のパターンが少しずつ変化していく過程を味わう音楽。マクロな視点でシステムの変容を眺める感覚に浸れます。
 
9. 過去の遺産を「土壌」として再解釈
アルフレート・シュニトケ:『合奏協奏曲第1番』
バロック風の旋律の中に、突如として現代の暴力的な不協和音が入り混じる多様式主義。歴史の積み重なりと、その歪みを音楽で可視化しています。
 
10. 終わりなき「継続」の意志
ショスタコーヴィチ:交響曲第15番
ロッシーニやワーグナーからの引用が散りばめられ、最後は打楽器が時計の音のように響きながら消えていく。個人の意思を超えた、大きな時間の流れを象徴する迷宮のような遺作です。
 
十選(サイト内)。gemini.google.com

「公共放送を考える」

新しいブログを別のサイトに立ち上げた。そのタイトルは「公共放送を考える」。場所は手軽に発信できるnoteを選んだ。既に記事を一つ二つ書き始めている。
 
公共放送NHKへ何通か投書して、こうすれば、ああすれば、と提案を行って来た。その作業を進める中で、公共放送は、もっとこうあるべきだ、を深く静かに考えてみようと思ったのがきっかけだった。場所はここでも良いのだけれど、その話題だけに一点集中するブログにしてみようと。
 
中部電力、浜岡原発のデータ捏造のことを最初に書いた。浜岡原発の問題は単なる企業不祥事と捉えて良いのか、我々の社会の中に共犯構造があるのではないか、その検証については公共放送が役割を果たすべきではないのか、と。以前ここで少し書いたことを、さらに考察してまとめた。
 
できるだけ、NHKへの投書もセットにしようと思う。浜岡原発の件は、メールフォームの文字数制限(400字)に入るよう、ブログ記事をぎゅっと圧縮して投書文とした。「
 
件名:「NHKジャーナル」など。浜岡原発報道における公共放送の検証範囲について
 
浜岡原発を巡る報道と解説を拝聴しました。不正疑惑を伝える姿勢は公共放送として重要だと感じています。一方で、今回の問題は企業や業界の安全文化にとどまらず、再稼働政策、規制制度、社会の安全観、さらには報道の枠組み自体が、組織の判断環境をどう形成してきたのかという構造的側面も含むのではないでしょうか。公共放送は個別主体の責任検証に加え、社会がどのようにリスクを理解し意思決定を行うのかという過程そのものを検証対象に含める役割を担うのでしょうか。公共放送は、市民が複雑な現実を熟議するための知的基盤を形成する存在であるはずです。リスクを巡る社会的合意形成において、報道が担う射程をどのように位置付けていくのか、今後の姿勢を注視しています。」
 

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