習近平国家主席退任説
- 2025/07/20 06:11
- カテゴリー:時の話題
退任説の「根拠」の多くは牽強付会の印象も強く、つまりは反習派の「希望的観測」に過ぎないのかもしれません。
東京新聞の社説「週のはじめに考える 習氏『退任説』浮上のわけ」(7/13)から。
牽強付会(けんきょうふかい)。「大辞林」(第2版、三省堂、1995年)では、「自分の都合のいいように強引に理屈をこじつけること」と説明されている。
「党重要会議で長老らから批判を浴びる場面があった」。「強権統治、経済失政など、思い当たることは少なく」ない。「他派閥の巻き返しがあった」などと並べた上で、牽強付会かもしれないと言っている。
さらに、「習氏の強権政治は社会全体をも息苦しくしています」、「国民の不満が臨界点に近づきつつある気配は確かに感じられます」と続け、「時期はともかく、退任の現実味が増すことは確かでしょう」と最後を締め括る。
どの程度の「現実味」なのだろう、と大いに興味を持たせてくれる記述だ。が、牽強付会を重ねているだけなのでは、と慎重に読むべきかもしれない。
# 六紙社説(サイト内)