お知らせ

メール送信フォームを設けました。ブログ記事への問い合わせなどにご利用下さい。

 

エントリー

2021年03月の記事は以下のとおりです。

河井買収事件夫編

3/22の週、六紙社説が同じ題材で揃ったのは、先日少し触れたLINE問題(3/22-25)、春闘集中回答(3/18-23)、柏崎刈羽原発「運転禁止」(3/18-28)、そして、河井買収事件の夫編(3/24-26)だった。

河井買収事件の妻編は先に済んでいる。その有罪判決や議員辞職に関して、六紙は計11本の社説で意見を述べた。そのほとんど(10本)では、例えば「案里議員辞職 目に余るモラルの低下」(朝日、2/4)のように、姓名の名がタイトルに示されて、個人が特定された。そして今回の夫編、被告人質問が始まった。社説のタイトルを見てみよう。

河井議員公判 真相解明はこれからだ(朝日、3/24)
河井議員が辞職表明 買収の全容説明すべきだ(毎日、3/24)
河井被告辞職へ 買収の原資に迫らねば(東京、3/24)
河井買収事件 自民にも責任(日経、3/24)
河井元法相公判 議員の辞職は遅きに失する(読売、3/25)
河井被告辞職へ これが「他山の石」なのか(産経、3/26)

夫編でも名(first name)が並んでいると思いきや、苗字だけで名はどこにもない。これはいったいどういうことだ。夫妻の場合、夫は姓、妻は名、で個人を特定する、そういう申し合わせでもあるのだろうか。

ちなみに、この週、六紙の内5紙が揃った題材は、日銀政策見直しや、五輪海外客断念、北朝鮮ミサイル発射などだった。

案里被告に有罪判決河井案里被告、議員辞職Signal(いずれもサイト内)。世界各地の男女格差 日本は156か国中120位(3/31)

三島由紀夫レター教室

  • 2021/03/30 06:59
  • カテゴリー:読み物

世の中を知る、ということは、他人は決して他人に深い関心を持ちえない、もし持ち得るとすれば自分の利害にからんだ時だけだ、というニガいニガい哲学を、腹の底からよく知ることです。

三島由紀夫著「三島由紀夫レター教室」(ちくま文庫、1991年)から(p217)。単行本は1968年刊。

三島由紀夫(サイト内検索)

Signal

スマホのアプリその9

WhatsAppを、Signalへ切り替えた。Facebook社に買収されて以降も鬱陶しなと思いつつも使い続けていたWhatsApp、5月になる前に止めようと心に決めていた。ここへ来て、国内でLINEの問題が発覚。LINEは使っていないので直接には関係ないけれど、この機に切り替えを実行することにした。改めてセキュリティのレベルなどを比較検討の上、Signalを選択し、やり取りしている方と申し合わせて切り替え完了。

ところで、LINEの件は、「LINEのデータ管理不備は看過できぬ」(日経、3/22)など、六紙が揃って社説に書き立てた(経読産毎東朝、3/22-25)。ここまで問題になると、社長が会見に臨むのではないか、その場合、あのことが確かめられるのではないか、と期待した。実際に記者会見が行われた。果たして、LINEの出澤剛社長が述べる中に、以下のフレーズがあった。

LINEの開発体制がグローバルで、LINEは成長して来ましたので

ここに登場するLINEは二つとも「ラ」の音が強く発音されていた。それが、辞書、例えば研究社の『新英和中辞典第6版』、にあるアクセントの位置だ。会見の模様は、NHKジャーナル(NHKラジオ第1、3/23 22時台)で聞いた。LINEはどう発音されるのか。よく耳にするのは、NHKのアナウンサーたちが言うのも含め、なんとも妙な発音だ。一方で、当事者である出澤社長は、辞書どおり普通に発音した。それを確かめることができた。

スマホのアプリ(サイト内検索)。Signal (ソフトウェア)|Wikipedia

目でみる数字

  • 2021/03/27 07:23
  • カテゴリー:読み物

大阪の「豚まん」で名高い「551 HORAI」の 551 は、創業当時の電話番号。

モーツアルト好きの社長が、交響曲第41番のケッヘル番号から採った、と聞いたような気もするけれど、電話番号なんだな。webで調べてみると、551は「ここが一番」にもかかっているとか。引用は、「目でみる数字」(岡部敬史/文、山出高士/写真、東京書籍、2020年)のコラム「名前に付けられた数字の秘密」から(p123)。電話番号と言えば、「カステラ一番、電話は二番」というのもあった。

手元に古い電話帳の写しがある。「電話番號簿 兵庫縣 大正九年一月一日改」の177頁。親類が営んでいた旅館について図書館のリファレンス係に照会した際にこの資料を得た。そのページは、冒頭に郵便局の電話番号があって、「特設電話加入者名及番號」がそれに続く。まだカナ順になっておらず番号順に並んでいる。二番は、カステラ屋ではなく、酒造会社だ。酒造りが当地の産業を牽引していたことが、そのリストにも如実に表れている。若い方の番号は、酒造や、酒樽の会社、その関係者の自宅でほぼ占められているのだ。それらに混じって、十七番に、親類の宿名が見える。三三番には商売がたきの旅館。かつては海水浴客でにぎわった土地でもあった。

# ぼんさんがへをこいた(p26)。蓬莱 (飲食店)文明堂|jpwiki。江井ヶ島郵便局|国語教育を素朴に語る。伊能忠敬止宿之地(サイト内)

「社説」210315の週

意見が二つに割れ、その間を取り持つかのような仲立ちが現れる。六紙社説におけるパターンの一つ。その場合の役回りはいつもだいたい同じ。3/15の週から3つの例を見てみよう。

同性婚訴訟「違憲」判決、札幌地裁
朝日(3/18)「違憲」の解消を急げ
毎日(3/18)人権尊重した画期的判断
東京(3/18)社会意識の変化捉えた
読売(3/20)「違憲」判断には疑問が残る
産経(3/18)婚姻制度理解せず不当だ
日経(3/20)議論を深めたい

伊方原発#3運転差し止め仮処分取り消し、広島高裁
朝日(3/20)「決定には疑問が多い」、危険性を「住民側が立証すべき」なのか
東京(3/20)「判断には疑問が募る」「リスクは大げさに考える」べき
読売(3/19)「科学的知見を踏まえた妥当な見解」
産経(3/19)「高裁の良識を示す判断として歓迎」
日経(3/22)「正反対の司法判断」は原発に対し「見方が定まらない証し」

米中外交トップ会談、アラスカ。[日本はどうすべきか]
朝日(3/21)「日本自らも中国との主体的な対話を」
毎日(3/23)「中国との対話を継続」「緊張を高めない努力も」
読売(3/21)「抑止力強化」「先端技術で中国に依存しない体制作り」
産経(3/21)人権問題で「より明確な批判を中国に突き付けるべき」
日経(3/21)中国との接点を探る際に「ルール作りの一翼を担うべき」

この週、その外には、「世論調査不正 説明責任果たさぬまま」(朝日、3/17)と、「黒川氏を略式起訴 信頼回復へ何をすべきか」(産経、3/20)を興味深く読んだ。

米中首脳電話会談日米2+2東海第二原発差し止め(いずれもサイト内)。楊共産党政治局委員|Wikipedia

ページ移動

ユーティリティ

« 2021年03月 »

- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

新着エントリー

ブラ1、N響#2007
2024/04/19 05:43
眼科検診、24年4月
2024/04/18 06:08
サプリメント、3つのウソ
2024/04/17 05:48
ユーミンの罪
2024/04/16 05:55
Re: ボクの音楽武者修行
2024/04/15 05:39
「大東亜戦争」投稿
2024/04/14 05:59
公共交通機関のモニター
2024/04/13 06:19
OKICAでの解施錠サービス
2024/04/12 05:44
あなた
2024/04/11 06:11
ホッチキス
2024/04/10 05:56

Feed