希望の糸
- 2021/03/18 06:49
- カテゴリー:読み物
たしかに刑事の勘が外れることは少なくない。そのことに気づかず、的外れな捜査に固執するやつは優秀な刑事とはいえない。しかしだ、ちょっとばかり思惑通りに行かないといって、すぐに勘が外れたと決めつけるやつも大した刑事にはなれない
東野圭吾著「希望の糸」(講談社、2019年)から(p155、210)。最寄り図書館に予約を入れて一年経過、ようやく順番が回った来た。
予備知識なく読み進める内に、豈図らんや、松宮脩平の名が出て来た。ということはあの人物も出て来るはず。やはりそうだ(p51)。警視庁捜査一課加賀恭一郎警部補。この事件の3年前に、日本橋警察署から本庁へ戻って来ていた。加賀シリーズは、「祈りの幕が下りる時」で終わったものとばかり思っていたけれどそうではなく、この「希望の糸」が第11作目。
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