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2021年02月の記事は以下のとおりです。

確定申告、21年2月

2020年分の確定申告を行った。いつもの「確定申告書等作成コーナー」を利用。そこでの作業は、前年分の申告書データを読み込み、数字などを書き換え(加え)、e-Taxでそのまま電子送信。医療費も入力した、源泉徴収票は提出省略、別途提出する書類はない。すべて自宅での作業で済む。ラクになったもんだ。

アンケートに応えるために確認した。web上の作成コーナーを使い始めたのは、2006年分から。今回が15回目となった。ずっと、作成済み書類(pdf)を印刷して税務署へ提出していたけれど、今は電子送信。それは、2018年分からなので3回目。

確定申告(サイト内検索)。確定申告書等作成コーナー|国税庁

夕刊流星号

  • 2021/02/27 07:06
  • カテゴリー:読み物

いまごろは中学校の教頭か校長になっているにちがいなかった。が、いまさらそれを悔いる気にはならなかった。ただ、自分も戦後の歴史の激流に身を投げ、押し流されたひとりにすぎないはずだ。

あの日、誘いに乗らなければ、新興夕刊紙「新大阪」などの記者になることはなかった。足立巻一著「夕刊流星号-ある新聞の生涯」(新潮社、81年)から(p240)。

昭和31年に「戦後十年あまりを勤めた大阪の小さな夕刊新聞社をやめた。わたしはその新聞社に自分ながらあきれるほどの情熱をこめた」(足立巻一著「石の星座」、編集工房ノア、1983年、p258)。「戦後の数年は、足立巻一の成立にとって重要だった」(司馬遼太郎著「虹の誕生」、このエッセイは、足立巻一著「虹滅記」、朝日文芸文庫、1994年、その巻末に収載されている、p374)。

「夕刊流星号」の記者たちは仮名で描かれている。一つ前に読んだ早瀬圭一著「小谷正一伝説」では実名なので対照することができる。伊坂靖介が、著者足立巻一。瀬田源吉(社長)=瀬戸保太郎、黒沼大治郎(編集局長)=黒崎貞次郎、大木正次(整理部長)=木本正次、後藤田基治(編集総務)=後藤基治、石津経夫(報道部長兼企画部長)=小谷正一、そして「色鉛筆」は、古川益雄。高橋孟はペンネームのまま出ている(p178)。

小谷正一伝説足立巻一(サイト内)。新大阪 (新聞)矢野橋村|Wikipedia

NHKの危機

安倍晋三が介入を繰り返し、菅義偉が総仕上げに入ったNHK国営放送化が出来上がれば、“みなさまのNHK”が、“自民党と官邸のみなさまだけのNHK”へと変容していく。

PRESIDENT Online の「またも看板キャスターが降板」NHKは"忖度人事"をいつまで続けるのか-もはや自浄作用は期待できない(2/25)から。記事は、NHKの危機は、われわれ国民の「知る権利」の危機である、と終わる。

世を騒がす総務省接待問題。なぜか、NHK解説委員室はそれを番組で採り上げない。新聞の社説が、毎日のように書き立てる中、「時論公論」などが本件について沈黙しているのはあまりにも不自然。圧力がかかって、やれないのか。忖度して、やらないのか。

例えば、コロナ禍について社説が書く、NHKも解説する。ワクチン接種が始まるとなれば両者ともに意見を述べる。題材が共通していることが少なくない。最近では、ミャンマー政変や、五輪組織委会長交代もそうだった。前者については計10本の社説を在京六紙が2月に入って書いた。後者は22本。NHK解説委員室は、いずれも3つの番組で解説を繰り広げた。

  • ミャンマー政変 民主化を後退させるな(時論公論、2/1)
  • ミャンマークーデター1週間 事態打開のカギは(ここに注目!、2/8)
  • 中国の影響力拡大とアジアの民主主義のこれから(時論公論、2/18)
  • 森会長辞任へ 社会に求められることは(時論公論、2/12)
  • 問われる本気度 縮められるか? 男女の格差(くらし☆解説、2/18)
  • 橋本会長就任 信頼を取り戻すには(時論公論、2/22)

総務省接待問題はどうか。六紙社説は今朝の3本を加え計21本。NHK解説委員室が、複数の番組で採り上げても良さそうなものだが実際はゼロ。放送行政を歪めかねない疑念なのだから、いの一番に、かつ厳重に、意見して然るべきと思う。NHK、いったいどうしている。やはり、圧力をかけられているのか、それとも忖度か。

「またも看板キャスターが降板」NHKは"忖度人事"をいつまで続けるのか-もはや自浄作用は期待できない(2/25)、解説委員室|NHK、「外国人長期収容問題 入管法改正 審議を尽くせ」(時論公論、2/26予定)、クローズアップ現代+(2月)

小谷正一伝説

  • 2021/02/25 06:53
  • カテゴリー:読み物

プロデューサーというよりプランナーはどう違うのや。プロデューサーって何をすることや、おまえわかってるのか

早瀬圭一著、無理難題「プロデュース」します-小谷正一伝説(岩波書店、2011年)のエピローグから(p215)。

戦後、毎日新聞の事業部を振り出しに、夕刊紙「新大阪」の発行、プロ野球「毎日オリオンズ」の創立、民間放送「新日本放送(毎日放送)」の発足、テレビの草創期、様々なことに関わったが、それを自身で継続しようとはしなかった。新しいことを追っ掛けた男の物語。

# 小谷正一(1912-92)、古川益雄(1920-91)、坂本スミ子(1936-2021)。「筝曲の宮城だ」。アントレプレナー(entrepreneur)。「僕がおもにやっているのはゼロから1を生み出す、いわば世界観をつくる最初の段階です」、出典:「空想している時間は“脳汁”が出ます」-レイトン、妖怪ウォッチの作者・日野晃博の創造性(2020/12/28)

はびこる森的なもの

この手の価値観と発言をする人は、いまだにさまざまな業界や身近な社会にはびこっている

多くの人たちが声を上げた理由は、ただ単に森発言を不快に感じたからではない。政界地獄耳「社会にはびこる“森”的なもの…戦い道半ば」(日刊スポーツ、2/8)から。このコラム欄は、これも含め9回に渡って森騒動に言及した(2/6-22)。

その9回分に登場する“森”的なものとオジさんたちを並べてみよう。「体質改善ができていなかった」スポーツ界の大幹部たち、「権力志向と裸の王様的な振る舞い」安倍晋三、「政治の柔軟性や多様性を無視」菅義偉、「余人をもって代えがたい森」と擁護した人、「歴史修正主義、スポーツ根性論」川淵三郎、「差別的発言が幾度も物議をかもした」石原慎太郎、「女性活躍とかが全く理解できていない」二階俊博、「男性社会がどれほど阻んできたかに思いをはせるべき」桜田謙悟、「正確には男勝りと言いたかった」竹下亘、「汚点は98年、大蔵省接待汚職事件(いわゆるノーパンしゃぶしゃぶ事件)」武藤敏郎。敬称略。

# 森会長女性蔑視発言から橋本新会長就任までの六紙社説は計22本(2/5-13)、最多は東京の5本、朝毎は4本ずつ、読産経3紙は3本ずつ。問われる本気度 縮められるか? 男女の格差(2/18)。わたしたちはステレオタイプなしで生きていくことはできない(2/22)

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