Re: 米欧金融不安の先行き
- 2023/04/30 06:16
- カテゴリー:時の話題
アメリカの地銀が、また一つ、破綻するかもしれない。この度は、カリフォルニア州に拠点を置くファースト・リパブリック・バンク。「崖っぷち」、「株価急落」、「市場では再び金融不安を引き起こしかねない事態に警戒」。
やはり、と言うべきか。在京六紙の社説は、4月になって、前月に比べて本数は減ったものの、金融不安への警戒を解くべきではないと呼び掛けていた(3月10本、4月4本)。
「国際的な銀行規制の点検と再構築を急げ」(経4/8)。「金融動揺の世界経済への波及を注視せよ」(経4/13)。「インフレ圧力は根強く、(物価抑制のための)利上げが続けば、不安が再燃しかねない」、G20は「危機回避へ連携する時だ」(毎4/15)。「米銀が抱えるリスクへの警戒を怠るな」(経4/23)
日本の我々にとって、遠い国の話、と高みの見物で済むだろうか。ひと度、不安の連鎖が起きればどんなことになるか判らない。できる範囲で、自衛の策を講じておくに越したことはない。
さて、4/23週の六紙の社説は、そのほかに、衆参5補選、スーダンから邦人退避、将来の推計人口、米韓首脳会談、日銀政策会合、民間機月面着陸失敗、武器輸出緩和、ドイツ脱原発完了などを話題に採り上げた。
# 六紙社説、米欧金融不安の先行き(いずれもサイト内)。米地銀 ファースト・リパブリック・バンク株価急落 警戒強まる(4/28)、米ファーストリパブリック銀、再び崖っぷちに(4/29)、米監督当局の人員不足が浮き彫り、中堅2行破綻の検証報告(4/29)