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2022年10月の記事は以下のとおりです。

グリーグ、N響定期#1967

  • 2022/10/31 06:21
  • カテゴリー:音楽

「らじる★らじる聴き逃し」にあったグリーグの協奏曲を聴いた。N響の定期公演。

グリーグ作曲
ピアノ協奏曲イ短調作品16
(ピアノ)オリ・ムストネン
(指揮)ヘルベルト・ブロムシュテット
(管弦楽)NHK交響楽団
(29分45秒)

なんだこの乱暴なソロは。そこまで強打しなくてもいいだろ。それに、あちこち節回しに妙なタメがある。なんなんだこれは。真面目に弾いてない、ふざけている、悪乗りしている、そんな印象も受ける。一方、オケの方はエレガントでたいへん良い。ブロムシュテットの意図するところだろう。無茶なソロだから、せめてオケだけでもきっちり演ろうという気持ちがより一層働いたとしてもおかしくない。

先日聴いたペレーニの相方と言い、このグリーグと言い、なんと粗野なピアノだろう。こういうスタイルが、最近、流行ってるのだろうか。

協奏曲十選ペレーニのベートーベン(いずれもサイト内)。ベストオブクラシック▽N響第1967回定期公演(NHK-FM、10/26 19時、サントリーホールから中継)。「ピアニストという蛮族がいる」中村紘子著(1992年)

「不誠実」山際大臣更迭

旧統一教会との関わりが次々に判明した山際大志郎経済財政・再生相が、岸田首相に辞表を提出した。事実上の更迭だ。在京六紙も社説で厳しく非難した。辞めた本人に対し、六紙は申し合わせたかのように「不誠実」と表現。その部分を抜き出してみよう。

「旧統一教会との接点を問われ、記憶がない、記録がない、と繰り返した。その後も外部から新たな指摘を受けるたびに、後追いで事実を確認する対応を繰り返した。野党などの質問に不誠実な印象を与え、不信感を増幅した」(経10/26)

「全てを曖昧な答弁でかわそうとしたのは極めて不誠実」(産10/26)、「不誠実な対応を繰り返し、閣僚としての資質を欠いていた」(毎10/25)、「ひとを食った釈明を繰り返してきた。不誠実きわまりなく、辞任は当然」(朝10/25)、「不誠実な対応は目に余る。閣僚辞任は遅きに失した」(東10/25)、「不誠実な姿勢が墓穴を掘った」(読10/25)

不誠実のオンパレードだ。本人は「法に触れるようなことをやったわけではない」と「開き直り」(産10/26)、議員辞職は否定したらしい。が、こうまではっきりと不誠実の烙印を押された人物が、国民の代表でございと、のさばって良いものか。一方、岸田首相に対して社説はどう書いているだろうか、

「遅きに失した対応で、かばい続けた岸田文雄首相の責任は大きい」(毎10/25)、「首相の責任は極めて重い」「任命権者として、もっと早く更迭を決断すべきところを、最後まで受け身に終始した。教団と決別するという言明も、その覚悟が疑われる」(朝10/25)

「首相も当然、任命責任を免れまい」、教団と政治、徹底究明せよ「首相は指導力を発揮すべきだ」(東10/25)、「任命責任はもちろん」「政治不信を増大させた責任も自らにあると厳しく認識すべき」「首相が指導力を示せなかったのは大きな問題」(産10/26)

「岸田文雄首相はもっと早く決断すべきだった。国会中に重要閣僚が交代する事態を招いた責任は重い」(経10/26)、「首相は8月の内閣改造で、山際氏を留任」その後、辞めさせる決断ができず「事態の悪化を招いた政府首脳陣の責任は小さくない」(読10/25)

ここで皆が使う言葉は「責任」だ。ただし、6本の内、読売の1本のみ、首相ではなく「政府首脳陣の責任」を問う。たちまち、責任の所在は、あやふやになる。岸田首相の責任から国民の目を逸らせるには、とても効果的だ。同紙の岸田首相びいきは判りやすい。

さて、10/24週の六紙社説は、そのほかに、日豪安保協力、中国習氏3選、性犯罪対策、神戸家裁記録廃棄、英新首相にスナク氏、音楽教育と著作権、ロシア核軍事演習、年金制度改革、不登校急増、臓器移植法25年、米国の新安保戦略、総合経済対策などを題材にした。

六紙社説、メディアの沈黙(サイト内)。「法に触れていない」山際大志郎氏、衆院議員の辞職は否定 経済再生相の辞表を首相に提出した後、記者団に(東京新聞、10/24)、岸田文雄の政治オンチが招いた経済再生相・山際大志郎“更迭”(政界地獄耳、10/26)、山際大志郎更迭で野党の疑惑追及は手打ちに(同、10/27)

知らなかった選手権

トラブルはありましたけど、気持ちの立て直しが見事だった。こういうイレギュラーなことが起こるのが世の常。

自分は上手い、その慢心がトラブルを呼び込んだようにも見えた。引用は、ニッポン知らなかった選手権実況中!「第2回冠動脈吻合技術競技会」(NHK総合、8/23 11時)から。

色んな選手権、競技会があるもんだ。キーボード選手権~生字幕入力コンテスト、打掛花嫁着付けコンテスト、ふぐ調理技術大会、はたまた、物置組立競技会。

稲葉製作所

ミレニアム4(下)

  • 2022/10/28 06:23
  • カテゴリー:読み物

優秀でありたい、意欲的でありたい、上司に認めてもらいたいという思いは、もちろん、一概に良いこととは言えない。そういう人間は、職場の文化が不健全だと、それに引きずられて同じように不健全になってしまうことがある。

多くの組織が抱える問題の一つ。それも、かなり深刻な部類の。引用は、ダヴィド・ラーゲルクランツ著「ミレニアム4-蜘蛛の巣を払う女」ヘレンハルメ美穂・羽根由訳(早川書房、2015年)下巻から(p74)。

卵からかえったヒナは最初に見た動く物を親鳥だと思う。それと同じように、学校を卒業して最初に就職した先で見聞きすることが、その後の会社生活に大きく影響する。良いこともあるし、悪いこともある。

さて、次の第5作(上下)は県立図書館に予約を入れた。あちらにしか蔵書されていない本を何冊か借りるつもりをしているので、それと併せて。最寄り市立図書館のオンライン・システムは、依然、復旧の目途は立っていない模様。

「ミレニアム」那覇市立図書館の障害(いずれもサイト内)。「ラブ・アクチュアリー」(p332)、ニーチェ(p176、Nietzsche)。那覇市立図書館の貸出し試行について(那覇市生涯学習部中央図書館、10/25)

ペレーニのベートーベン

  • 2022/10/27 06:22
  • カテゴリー:音楽

番組表にペレーニの名があったので聴いてみた。ベートーベンの曲で構成されたプログラムの最後はソナタの3番。それを聴いた。

ベートーベン作曲
チェロ・ソナタ第3番イ長調作品69
(チェロ)ミクローシュ・ペレーニ
(ピアノ)フィンギン・コリンズ
(27分18秒)
2022年7月25日ヴェルビエ教会(スイス)
録音提供スイス放送協会

第一楽章冒頭のチェロを聴いて、これは、一曲、素晴らしい演奏に仕上がっているに違いないと予感した。が、ピアノが入って来て、がくっとなった。バランスが悪い。なべてピアノがうるさい。録音のエンジニアが何かミスでもしたのかと一瞬思ったりもしたが、しばしば弾き方が粗雑でもあり、こういうピアニストなのだろう。無神経と言うか、行き届かないと言うか。この相方では、ペレーニの魅力は台無しだ。残念。

ベートーベン十選チェロ協奏曲第1番(いずれもサイト内)。ベストオブクラシック▽ヴェルビエ音楽祭2022 [2]、ミクローシュ・ペレーニ(チェロ)(NHK-FM、10/18 19:30)

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