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2022年10月30日の記事は以下のとおりです。

「不誠実」山際大臣更迭

旧統一教会との関わりが次々に判明した山際大志郎経済財政・再生相が、岸田首相に辞表を提出した。事実上の更迭だ。在京六紙も社説で厳しく非難した。辞めた本人に対し、六紙は申し合わせたかのように「不誠実」と表現。その部分を抜き出してみよう。

「旧統一教会との接点を問われ、記憶がない、記録がない、と繰り返した。その後も外部から新たな指摘を受けるたびに、後追いで事実を確認する対応を繰り返した。野党などの質問に不誠実な印象を与え、不信感を増幅した」(経10/26)

「全てを曖昧な答弁でかわそうとしたのは極めて不誠実」(産10/26)、「不誠実な対応を繰り返し、閣僚としての資質を欠いていた」(毎10/25)、「ひとを食った釈明を繰り返してきた。不誠実きわまりなく、辞任は当然」(朝10/25)、「不誠実な対応は目に余る。閣僚辞任は遅きに失した」(東10/25)、「不誠実な姿勢が墓穴を掘った」(読10/25)

不誠実のオンパレードだ。本人は「法に触れるようなことをやったわけではない」と「開き直り」(産10/26)、議員辞職は否定したらしい。が、こうまではっきりと不誠実の烙印を押された人物が、国民の代表でございと、のさばって良いものか。一方、岸田首相に対して社説はどう書いているだろうか、

「遅きに失した対応で、かばい続けた岸田文雄首相の責任は大きい」(毎10/25)、「首相の責任は極めて重い」「任命権者として、もっと早く更迭を決断すべきところを、最後まで受け身に終始した。教団と決別するという言明も、その覚悟が疑われる」(朝10/25)

「首相も当然、任命責任を免れまい」、教団と政治、徹底究明せよ「首相は指導力を発揮すべきだ」(東10/25)、「任命責任はもちろん」「政治不信を増大させた責任も自らにあると厳しく認識すべき」「首相が指導力を示せなかったのは大きな問題」(産10/26)

「岸田文雄首相はもっと早く決断すべきだった。国会中に重要閣僚が交代する事態を招いた責任は重い」(経10/26)、「首相は8月の内閣改造で、山際氏を留任」その後、辞めさせる決断ができず「事態の悪化を招いた政府首脳陣の責任は小さくない」(読10/25)

ここで皆が使う言葉は「責任」だ。ただし、6本の内、読売の1本のみ、首相ではなく「政府首脳陣の責任」を問う。たちまち、責任の所在は、あやふやになる。岸田首相の責任から国民の目を逸らせるには、とても効果的だ。同紙の岸田首相びいきは判りやすい。

さて、10/24週の六紙社説は、そのほかに、日豪安保協力、中国習氏3選、性犯罪対策、神戸家裁記録廃棄、英新首相にスナク氏、音楽教育と著作権、ロシア核軍事演習、年金制度改革、不登校急増、臓器移植法25年、米国の新安保戦略、総合経済対策などを題材にした。

六紙社説、メディアの沈黙(サイト内)。「法に触れていない」山際大志郎氏、衆院議員の辞職は否定 経済再生相の辞表を首相に提出した後、記者団に(東京新聞、10/24)、岸田文雄の政治オンチが招いた経済再生相・山際大志郎“更迭”(政界地獄耳、10/26)、山際大志郎更迭で野党の疑惑追及は手打ちに(同、10/27)

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