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憲法前文とAI

現在は「AI各社がシェアを奪い合っているボーナスタイム」であり、非常に質の高い機能が無料で提供されています。
 
AI(GoogleのAIモード)がそう言うので、web上の無料版を比べてみることにした。まったく同じ質問を、ChatGPT、Claude、Perplexity、そしてGoogleのAIモードに投げかけた。質問は二つ。
 
Q)日本国憲法「前文」を、21世紀に生きる人々がすんなり理解できるように現代語訳してもらえないでしょうか。その際、複数回登場する「主権」の各々の意味の違いに留意してもらえるとありがたいです。
 
Q)もし高市首相が自身の政治理念に基づいて日本国憲法「前文」を修正するならば、どこを改めるでしょうか。想像力を逞しくして検討してください。
 
結果、GoogleのAIモードで、最も良い手応えを得られた。現在、GoogleのAIモードは無料でも特に制限なく使える状態である一方、お試し無料版である他のAIが本領を発揮できていない可能性はある。「本格的に行うのであれば、Claude Pro または ChatGPT Plus の有料モデルが持つ推論能力が、無料版とは一線を画す回答をもたらすはず」とGoogleも言う。
 
最初の質問に対するGoogleのAIモードの回答を載せておこう。もう少し「こなれた」表現はありそうなものだけれど意味はよく判る。
 
日本国憲法前文(21世紀現代語訳)
 私たち日本国民は、正当な選挙で選んだ代理人(国会)を通じて、この憲法を定めます。
 これは、私たちと、これから生まれてくる世代のために、世界の人々と協力して自由な社会の恩恵を確保するためです。そして、もう二度と、政府の判断ミスによって戦争の地獄を繰り返さないという固い決意でもあります。
 ここに私たちは、この国のあり方を決める究極のパワー(主権)は私たち国民の手にあることを宣言し、この憲法を確定します。
 そもそも「政治」とは、国民が「これをやっていいよ」と預けた信頼(信託)の上に成り立つものです。
 その政治の正当性は国民に由来し(主権)、その実際の権力は国民の代表が使い、その結果(幸せ)は国民全員が受け取る。これは人類共通のルールです。私たちは、このルールに反するような過去の命令や古い法律などは、すべて無効であると宣言します。
 私たちは、ずっと続く平和を心から願っています。
 人間関係において「理想」を追うことがいかに大切かを自覚し、平和を愛する世界の人々の誠実さを信頼して、自分たちの生存と安全をそこに託すことにしました。
 私たちは、専制(独裁)や奴隷のような扱い、圧迫や偏狭な考えをこの世からなくそうと努力している国際社会の中で、恥ずかしくない地位を占めたいと思っています。世界中の誰もが、恐怖や飢えに苦しむことなく、平和に生きる権利(平和的生存権)を持っていることを、私たちはあらためて確認します。
 どんな国も、自分のことだけを考えて他国を無視してはいけません。
 政治的なモラルというものは普遍的なものです。このモラルを守ることは、自分の国の独立を保ち(主権)、他国と対等に付き合おうとするすべての国の責任であると信じます。
 私たち日本国民は、国の誇りにかけて、全力を尽くしてこの崇高な理想と目的を達成することを誓います。
 
AIモード(サイト内)。日本国憲法前文|Wikipedia、日本国憲法|e-Gov法令検索
 
追記)
「主権」の意味の違い(AIモードの注記)
決定権としての主権(一段落目)
戦前、主権は天皇にあり、国民は「臣民(従う者)」でした。その反省から、「これからは自分たちで決める(=Popular Sovereignty)」という意志が強調されています。
正当性の根拠としての主権(二段落目)
権力が暴走しないよう、「権力は国民から借りているものに過ぎない」という民主政治の根本原則(正統性)を定義しています。
独立国としての主権(四段落目)
他国から支配されず、自律した国家として国際社会に参加する「国家の独立権(External Sovereignty)」を指しています。

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