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2022年08月の記事は以下のとおりです。

ちきり伊勢屋、リスラジ

日曜日(8/28)の夜、落語を聞いた。ちょうどマクラが終わり本編が始まる辺りだった。初めて聞くネタだ、演者も判らない。だいぶ長かったけれど最後まで聞き通した。死のうとする人を助ける。それが良い報いとなって返ってくる。情けは人の為ならず。それは「文七元結」の主題でもある。

占いがキーになっていた。「落語のネタ 占い 死相」とweb検索して、演目が「ちきり伊勢屋」だったと知った。さらに「ちきり伊勢屋 リスラジ」と検索。幸い、Googleのキャッシュに番組表が残っていた。演者は、三遊亭鳳楽。Wikiに「洒落た内容であるが、長時間聞かせるにはかなりの技量と体力を要する」とある。確かに、演者は頑張っていた。こちらも頑張って聞き通した。

サブのLinux機でラジオを聞くことが多い。webブラウザでNHKらじる★らじるやRadikoへアクセスする。が、思うところあってターミナル(コマンドライン)からラジオを聞く方法を探した。それ用のスクリプト(radish-play.sh)を見付けたので、説明を読み、必要なインストールを行い手順を踏んだ。

残念ながらNHKやRadikoは不備があるようで繋がらない。放送局を -l オプションでリストにすると、リスラジはOKのようだった。「20006: リスラジプレミアム」を試しに聞いてみた。以下のコマンドを入力。すると上の落語が始まったのだった。

$ ./radish-play.sh -t lisradi -s 20006

サブのLinux機、現在、ディストリビューション(OS)は、antiX-21_x64-base。

# リスラジ寄席プレミアム亭(4)、小間物政談、ちきり伊勢屋、出演:三遊亭鳳楽 『三遊亭鳳楽独演会』より(リスラジプレミアム、8/28 21-23時)、ちきり伊勢屋|Wikipedia、リスラジ|Wikipedia、radish-play|github、antiX Linux

Re: 消えた弟

  • 2022/08/30 06:21
  • カテゴリー:読み物

実際に自分がその場に居合わせたかのように、わたしは缶詰工場の火事のことを憶えている。葬儀の日のことを憶えている。祖母の悲しみを憶えている。

祖母に何度も何度も聞かされるうちに自分の記憶のようになっていった。自分はまだ生まれてもない、ましてや母が結婚もしていない過去のことなのに。引用は、マネット・アンセイ著「消えた弟」坂口玲子訳(文芸春秋、1999年)から(p179)。

久生十蘭著「生霊」のことを連想した。主人公の松久三十郎は、遺族と話すうちに、台児荘で戦死したその人物自身ではないかと不思議な気持ちになって来る。「決死の突撃に移る十分ほど前、水濠の岸に生えている枯れた野菊を写生したという関原準尉の行動が、自分がそこでそうしたように、しっかりした記憶の中から思い出されて来るのだった」。

消えた弟(サイト内)。久生十蘭「生霊」|青空文庫

トルコ行進曲付き

  • 2022/08/29 06:21
  • カテゴリー:音楽

NHKらじる★らじるの聴き逃しで、ソナタ第11番イ長調K331「トルコ行進曲付き」を聴いた。番組でかかったのはエリザベト・レオンスカヤによる演奏だった、2021年の録音。

こういう弾き方があるんだな。一楽章が始まってすぐに聴く気が失せた。早く別の演奏を聴き直さないと耳がどうにかなってしまう(ちょっと大袈裟)と、foobarで手元の音源を開こうとしたけれど、音楽ファイルの置き場所(LAN上の簡易NAS)にアクセスできない。こんな時に限って。

悪いことは重なる。マーフィーの法則だ。ハロルド・フェイバー著「法則の本」(ダイヤモンド社、1980年)では、「悪いことはドサッとかたまって起きる」(p196)と紹介されている。マーフィーの第2法則(その1)とある。

変奏曲十選(サイト内)。Elisabeth Leonskaja(1945-)、音楽の泉▽モーツァルトのピアノ・ソナタ「トルコ行進曲付き」(再、NHK-FM、8/27 5時)

原発新増設と再エネ

週明け早々、朝日新聞の社説(8/22)は「電力システムの改革」を提唱した。2011年の原発事故が「エネルギー政策は安全性の確保が大前提であること」を明確にした。「環境性では、炭素税や排出量取引を導入し、市場の働きも生かして再エネの拡大を加速させたい。原発も脱炭素電源だが、解決が難しい放射性廃棄物や安全対策の問題がある。着実に減らしていくべきだ」。

再エネを増やし原発を減らす、そんな意見など、どこ吹く風、二日後(8/24)、岸田首相は原発への回帰を打ち出した。六紙社説(8/25-27)の意見は割れた。賛成3(読産経)、反対3(朝毎東)。原発の話題はいつもこうなる。原発が再生可能エネルギーとのからみでどう述べられているか、社説から拾っておこう。

「原発回帰が安定供給につながるとは限らない。再生可能エネルギーを含めた多様な供給源を構築すべきだ」(毎8/25)

「太陽光など再生可能エネルギーの導入は拡大しているが、それだけでは電力需要を賄いきれない」(経8/25)

「再エネは、欧州などよりペースが遅いとはいえ、拡大が続く」(朝8/22)。「即座にゼロにはできないとしても、原発に頼らない社会を着実に実現していくことこそが、合理的かつ現実的な選択である」「原発依存に逃げ、世界が力を入れる再生可能エネルギーの技術開発に後れをとれば、国際競争力をさらにそぐだろう」(朝8/26)

「太陽光など再生可能エネルギーは、天候次第で発電量が変わる難点があり、不足分は火力発電が支えている。しかし、近年は脱炭素の流れで、火力発電所への投資が細って休廃止が相次いでいる」「電力需給が逼迫する中、老朽化で停止した火力発電所を再稼働するなどしてしのいでいる」「原発の活用が焦点になるのは必然」(読8/27)

「将来を考えるなら、エネルギー輸入の必要がなく、潜在力の高い再生可能エネルギーを充実させる方がよほど現実的で、何より安全だろう。蓄電技術の革新や送電網拡充による電力融通の強化といった面にこそ集中投資し、天候に左右されて供給が不安定だとされる弱点を克服していくべきだ」(東8/26)

残るもう一本の記事に、再生可能エネルギーの文字は登場しない。ただし、以下のことは指摘している。政府は、昨年閣議決定した第6次エネルギー基本計画に「原発の新増設は盛り込んでいない」(産8/25)と。

わが国は、将来を見通した万全のエネルギー政策を持てているとは思えない。あの原発の大事故をやらかしてから十年超えた。その間いったい何をやって来たのか。国は元より、世論をリードする立場にあるメディアはどう考えているのか。

さて、8/22週の六紙社説、そのほかには、ロシアのウクライナ侵略半年、安倍氏銃撃事件検証、国葬問題、旧統一教会問題、日韓国交30年、アフリカ開発支援、維新の会新体制、コロナ全数把握見直し、NPT会議決裂などを題材にした。

六紙社説(サイト内)

大雨洪水警報、22/8/27

今朝未明、3時半ごろ、雷鳴に気付いて目が覚めた。稲妻が光りカーテンの向こうが明るくなる。気象庁の雨雲レーダーは黄色や赤で、今にも降りそうだ。洗濯物を取り込もうとベランダへ出た途端、激しく降り始めた。また眠って、さっきアメダスを見ると降水量は40ミリとあった。今は止んでいる。まだもう少し降るかもしれない。

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