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カテゴリー「時の話題」の検索結果は以下のとおりです。

フォーサイス氏死去

エドワード・フォックスが暗殺者役を演じた映画版はヒットし、昨年、エディ・レッドメイン主演で動画配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」でもリメークされた。

フレデリック・フォーサイス著「ジャッカルの日」の実写化のことが訃報(6/10、AFP)の中で紹介されていた。エドワード・フォックス主演の古い方(1973年)は何度観たか判らない。リメイク版(2024年)も機会があれば観てみよう。

原作も一度ならず読んだ。著者がロイターの特派員時代にシャルル・ドゴールの担当記者を務めただけあって、大統領の政治思想や、政権運営、執務の様子などが丁寧に書き込まれている。政敵に対する考え方も興味深い。サスペンス的な要素だけではない魅力を感じたものだ。近い内にまた読んでみよう。早速最寄り図書館に予約を入れた。

別の記事(6/10、ロイター)には、最近のこととして、「英国の欧州連合(EU)離脱を支持し、エリート層を非難。一方、トランプ米大統領やロシアのプーチン大統領にも批判的な見方を示していた」と記されている。

映画十選(サイト内)。英作家フレデリック・フォーサイス氏死去 86歳 「ジャッカルの日」|AFP、英作家フレデリック・フォーサイス氏死去、86歳 「ジャッカルの日」|ロイター、Frederick Forsyth(1938-2025)

ミスター、李氏、少子化

6月第一週、在京六紙は社説で何を採り上げただろうか。

六紙が出揃ったテーマが4日以降にいくつかあった。「長嶋茂雄氏死去」、「韓国大統領に李在明氏」、そして「出生数70万人割れ」。キーワードは、順に、「照らした」、「問われる」、「止まらぬ」。

長嶋さん逝く 時代の波動 映した生涯(朝6/4)
長嶋茂雄さん死去 野球超えて日本沸かせた(毎6/4)
長嶋さんを悼む 時代照らしたミスター(東6/4)
長嶋茂雄氏死去 時代照らした永遠のミスター(読6/4)
長嶋茂雄さん逝く 皆に愛される巨星だった 戦後日本の活力を象徴した(産6/4)
戦後日本を照らした長嶋氏(6/4)

韓国新大統領 問われる融和の指導力(朝6/5)
韓国大統領に李在明氏 協調回復へ政治の安定を(毎6/5)
韓国・李大統領 民主主義の再生を急げ(東6/5)
韓国新大統領 李氏の「日米と連携」は本物か(読6/5)
韓国新大統領 慰安婦問題を蒸し返すな(産6/5)
李大統領は日韓正常化の歩み鈍らせるな(経6/5)

止まらぬ少子化 急がれる支え手の確保(朝6/6)
止まらぬ少子化 若者の不安に応えねば(東6/6)
出生数過去最低 社会全体で子育てを支えたい(読6/6)
出生率1.15は変革怠る社会への警鐘だ(経6/6)
出生数が70万人割れ 「想定外」の少子化直視を(毎6/7)
出生数70万人割れ 若者の賃上げ加速させよ(産6/7)

そのほか、多くが書いたのは、「拘禁刑の導入」や、中国への「水産物輸出再開」。「トランプ関税」や「米騒動」も依然としてある。

拘禁刑の施行 再犯防止に資する制度に(産6/1)
拘禁刑の導入 出所後に生きる処遇を(朝6/2)
拘禁刑への移行 社会も更生を支えねば(東6/3)
拘禁刑スタート 更生促す体制充実が急務(毎6/5)
拘禁刑で「立ち直り」を着実に(経6/5)

水産物輸出再開へ 中国は不当な規制全廃を(産6/1)
中国禁輸解除へ まだ落着とはいえない(朝6/3)
水産物輸出へ なぜまだ全面解除でないのか(読6/3)
中国は日本の水産物輸入規制を撤廃せよ(経6/4)
水産物輸入の一部再開 中国は禁輸の全面解除を(毎6/6)

トランプ2.0 鉄鋼関税50%に 米への投資強要する横暴(毎6/1)
関税交渉 産業連携で日米協力深める時(読6/1)
トランプ関税は「違法」 権力乱用を米司法が糾弾(毎6/4)
鉄鋼関税50%に 米政府はただちに撤回を(産6/6)

コメ高騰巡る国会審議 構造に踏み込んだ議論を(毎6/1)
週のはじめに考える 令和の米騒動、その先は(東6/1)
「令和の米騒動」機に農政出直しを(経6/2)
備蓄米店頭販売 流通面の課題解消を急ぎたい(読6/4)

さらに、「東電株主訴訟」や、「年金法案」「教員環境改善」「経団連新会長」「骨太の方針原案」「月面着陸失敗」「原発のごみ問題」「熱中症対策」「アジア安保会議」「いわき信組不正」についても複数紙が社説で意見した。

六紙社説(サイト内)。長嶋茂雄氏の訃報を新聞はどう報じたか…知られざる人物像やエピソード競う、問われる令和のスポーツ報道姿勢

天皇ご一家沖縄訪問

報道だろうか、警護だろうか、ヘリがバタバタと飛び回って大騒ぎだったね、と話していると同僚の一人が言った、あの騒ぎの渦中にいたんです、と。その人はこう続けた、

仕事を終えた帰り道、えらく人だかりがして、多数の警察官が警備に当たっているところがあった。上空ではヘリがホバリングしてる。すぐにぴんと来た。御一行はあのホテルにお泊りなのだなと。せっかくなので群衆に混じってしばらく様子を窺っていると、とんでもない数の白バイや警備車両に先導されて御料車がやって来た・・・

そんな風に事の顛末が語られる中、警察の大型バスのことが登場した。金網で覆われたその車に、愛知県警と記されているのに気付いた、と。皇宮警察や沖縄県警だけでは到底足りないから、応援が来てるんだろね、と別の同僚が反応した。

それを聞いて思い出した、十年ほど前のサミットの時のことを。

北海道の恵庭と三重県津市をはしごする出張があり、新千歳から中部国際空港へ飛んで伊勢湾を横切る高速艇に乗った。その船に乗り込んでみると警察官の姿があった。ちょうど伊勢志摩サミットの頃で、三重県に向かう便では厳重な警備が敷かれていたのだ。

その警察官も遠くからやって来ていた。彼の背中には、鳥取県警察とあった。

2016/05/25 15:10 CTS-NGO NH4836 B737-700 JA16AN
2016/05/24 08:00 HND-CTS NH53 B777-200 JA711A

恵庭、18年1月(サイト内)。天皇ご一家 沖縄訪問終える 戦後80年で戦没者慰霊

新・不確実性の時代

心理的影響も恐れます。濃くなった「不確実性」の影に覆われ、社会のさまざまな領域で大胆なチャレンジのモメンタム(勢い)が失われないでしょうか。

東京新聞の社説「週のはじめに考える 新・不確実性の時代」(5/25)から。

人の営みは、ルールや常識を拠り所にして、先を見通し、楽観的予測の基に行われる。もしルールや常識がひっくり返されるとどうなる。「不確実性が背広を着ている」ようなトランプさんが色んな事をやらかしてくれる今は、まさにそんな事態に直面している。

不確実性が増して先が見通せない、困ったなぁぐらいで済めばいいが、もっとひどい事になるかもしれないと警鐘を鳴らす人がいる。トランプ関税に端を発した「貿易戦争は国家間の信頼を損ない、戦争に繋がる」可能性がある。歴史はそう教える、と「サピエンス全史」の著者ユヴァル・ノア・ハラリ氏が語っていた。桑原桑原。

六紙社説、Re: 8月ジャーナリズム(いずれもサイト内)。トランプ時代への警鐘~歴史家ユヴァル・ノア・ハラリ~(NHK総合、5/19 0:25)、J・K・ガルブレイス著「不確実性の時代」

六紙社説、各紙の一本

在京六紙の社説、この二週間分のタイトルをざっと眺めて、各紙の一本を選んだ。できるだけ他で見かけないテーマのものを。

「引き取り手のない遺体 対応のルール作りが急務」(毎日、5/15)。今後、「遺体の引き取り手が見つからないケースの増加が見込まれ」る。「2023年度は死亡全体の2・7%に当たる約4万2000件に上った」。

「タワマンの未来 神戸が投げかけた疑問」(朝日、5/17)。「空き部屋が目立つ状況にならないか」「修繕や将来の建て替えが滞らないか」。「タワマンは持続可能ではない」。

「少年の殺傷事件 『殺したい』の闇、解明を」(東京、5/17)。そもそも「多感な10代の心の内を周囲が知ることは容易ではない」。「心の闇は深い」。「心理のひだにまで分け入り、事件の全容を解明するよう求めたい」

「パブコメ制度 行政への大量投稿は民意か」(読売、5/19)。「SNSを通じた組織的な動員」。「民意を正確に反映しているとは言い難い」。同じ意見を「多数提出しても、数は考慮の対象とならないという注意書きを加えたのは妥当」。

「普選法100年 選挙権の重みを感じたい」(産経、5/20)。「良くも悪くも政治は国民の鏡である。政党や政治家に不満があるなら投票で示すべきで、選挙権を行使しなかった人が不満をぶつけても説得力はない」。ベルギーや豪州では、棄権すると罰則があるのだとか。

「公正な選挙守ったルーマニア」(日経、5/23)。昨年11月の選挙では「ロシアによる選挙介入疑惑が浮上」、「SNSを駆使」。今回のやり直し決選投票では「選挙関連コンテンツの監視を強め」、偽情報による広告などについては「SNSのプラットフォーマーに」「コンテンツの削除を義務付けた」。

さて、最近の六紙社説は、そのほかに、年金改革法案、台湾頼政権1年、GDPマイナス、サイバー防御法成立、トランプvsハーバード大、日産リストラ、江藤農相コメ発言で更迭、日鉄のUSスチール買収承認へ、日米関税交渉、などを話題にした。

六紙社説、「彼ら」に映る「私たち」(いずれもサイト内)

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