6月第一週、在京六紙は社説で何を採り上げただろうか。
六紙が出揃ったテーマが4日以降にいくつかあった。「長嶋茂雄氏死去」、「韓国大統領に李在明氏」、そして「出生数70万人割れ」。キーワードは、順に、「照らした」、「問われる」、「止まらぬ」。
長嶋さん逝く 時代の波動 映した生涯(朝6/4)
長嶋茂雄さん死去 野球超えて日本沸かせた(毎6/4)
長嶋さんを悼む 時代照らしたミスター(東6/4)
長嶋茂雄氏死去 時代照らした永遠のミスター(読6/4)
長嶋茂雄さん逝く 皆に愛される巨星だった 戦後日本の活力を象徴した(産6/4)
戦後日本を照らした長嶋氏(6/4)
韓国新大統領 問われる融和の指導力(朝6/5)
韓国大統領に李在明氏 協調回復へ政治の安定を(毎6/5)
韓国・李大統領 民主主義の再生を急げ(東6/5)
韓国新大統領 李氏の「日米と連携」は本物か(読6/5)
韓国新大統領 慰安婦問題を蒸し返すな(産6/5)
李大統領は日韓正常化の歩み鈍らせるな(経6/5)
止まらぬ少子化 急がれる支え手の確保(朝6/6)
止まらぬ少子化 若者の不安に応えねば(東6/6)
出生数過去最低 社会全体で子育てを支えたい(読6/6)
出生率1.15は変革怠る社会への警鐘だ(経6/6)
出生数が70万人割れ 「想定外」の少子化直視を(毎6/7)
出生数70万人割れ 若者の賃上げ加速させよ(産6/7)
そのほか、多くが書いたのは、「拘禁刑の導入」や、中国への「水産物輸出再開」。「トランプ関税」や「米騒動」も依然としてある。
拘禁刑の施行 再犯防止に資する制度に(産6/1)
拘禁刑の導入 出所後に生きる処遇を(朝6/2)
拘禁刑への移行 社会も更生を支えねば(東6/3)
拘禁刑スタート 更生促す体制充実が急務(毎6/5)
拘禁刑で「立ち直り」を着実に(経6/5)
水産物輸出再開へ 中国は不当な規制全廃を(産6/1)
中国禁輸解除へ まだ落着とはいえない(朝6/3)
水産物輸出へ なぜまだ全面解除でないのか(読6/3)
中国は日本の水産物輸入規制を撤廃せよ(経6/4)
水産物輸入の一部再開 中国は禁輸の全面解除を(毎6/6)
トランプ2.0 鉄鋼関税50%に 米への投資強要する横暴(毎6/1)
関税交渉 産業連携で日米協力深める時(読6/1)
トランプ関税は「違法」 権力乱用を米司法が糾弾(毎6/4)
鉄鋼関税50%に 米政府はただちに撤回を(産6/6)
コメ高騰巡る国会審議 構造に踏み込んだ議論を(毎6/1)
週のはじめに考える 令和の米騒動、その先は(東6/1)
「令和の米騒動」機に農政出直しを(経6/2)
備蓄米店頭販売 流通面の課題解消を急ぎたい(読6/4)
さらに、「東電株主訴訟」や、「年金法案」「教員環境改善」「経団連新会長」「骨太の方針原案」「月面着陸失敗」「原発のごみ問題」「熱中症対策」「アジア安保会議」「いわき信組不正」についても複数紙が社説で意見した。
# 六紙社説(サイト内)。長嶋茂雄氏の訃報を新聞はどう報じたか…知られざる人物像やエピソード競う、問われる令和のスポーツ報道姿勢