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カテゴリー「時の話題」の検索結果は以下のとおりです。

キーボードが消える日

いつの頃からかファックスは姿を消した。

nikkei.comに掲載されたエッセー「キーボードが消える日」にそうあった。「通信機器の登場と退場のサイクルは早く、その寿命は人の一生よりも短い」と。

いつ頃ファックスは姿を消したのだろうか。

例えば、2002年からしばらくホームオフィスをやっていた頃、小さな複合機を会社から支給されていた。その機能の内、プリンタやスキャナはよく使った。コピーも時々。が、ファクスは一度たりとも使わなかったことを覚えている。

あの頃、既に、ファクスは主たる文書通信手段の座を、eメールに明け渡していた。

業界にもよるだろう。東京へ引っ越す際に、複数の不動産屋が多数の物件情報をファクスで送ってくれたものだ。あれは2006年のことだった。それから十年経ち、沖縄の住まいを探し始めた時にも、ファクスで送りましょうかと言う不動産屋があったりした。

そう言えば、新型コロナの騒ぎの時に、保健所などのお役所や医療機関が、依然、ファクスでやり取りしていることがニュースになっていた。

もしかすると、2025年の只今現在でも、まだまだファクスを使ってる業界やお役所はあるのかもしれない。

コンビニからファクス(サイト内)。キーボードが消える日 芸術学者・東京芸術大学教授 布施英利(6/22)、デジタル化も…保健所への“発生届” 再びFAX使用の医療機関も

USS買収、殲15の脅し

在京六紙の社説を一週間分ざっと眺めていて、二つのテーマが目に留まった。一見まったく関係がなさそうな二つのテーマ。

USスチール 米政府の介入抑制的に(朝6/15)
日鉄買収承認 日米連携の新たな扉を開いた(読6/15)
日鉄の買収承認 完全子会社化を歓迎する(産6/15)
日鉄はUSスチール買収を成長の好機に(経6/15)
USスチール 買収の代償小さくない(東6/18)
USスチール買収承認 米国第一の道具ではない(毎6/19)
日鉄はUSスチール買収後も米政府に毅然と臨め(経6/19)

高い買い物だったのではないか。それも「国家安全保障協定を締結」させられ、強烈な足枷を嵌められてしまった。こんなことで思う存分に経営手腕を振るうことができるのか。巨額の投資を回収し、なおかつ利益を出すことができるのだろうか。

中国軍機の異常接近 威圧への対処力強めねば(毎6/16)
中国軍機接近 懸念の表明では済まされぬ(読6/16)
中国軍機接近 あまりにも危険な行為(朝6/17)
中国軍機の接近 危険な挑発は許されぬ(東6/17)
戦闘機の異常接近 無法中国に強く抗議せよ(産6/17)

中国の空母を偵察していた日本の哨戒機が、艦載機「殲15」の威嚇を受けた。日本が懸念を表明すると、「正常な軍事活動」を偵察したのはそっちだ、当然の対処、と中国は嘯く。

米中二大国が、自国の安全保障に一生懸命になっている。それに呼応するかのように、世界のあちこちでいざこざが勃発する。第3次世界大戦は、ロシアによるウクライナ侵略から始まった、と後世の歴史家たちが振り返る、そんなことにならなければ良いのだが。

さて、6/16週、六紙社説は、そのほかに、イスラエル・イラン戦争、G7サミット、日米首脳会談、通常国会閉幕、日韓国交正常化60年、などを話題に採り上げた。

六紙社説、米中、実は似た者どうしUSスチール買収の行方(いずれもサイト内)

フォーサイス氏死去

エドワード・フォックスが暗殺者役を演じた映画版はヒットし、昨年、エディ・レッドメイン主演で動画配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」でもリメークされた。

フレデリック・フォーサイス著「ジャッカルの日」の実写化のことが訃報(6/10、AFP)の中で紹介されていた。エドワード・フォックス主演の古い方(1973年)は何度観たか判らない。リメイク版(2024年)も機会があれば観てみよう。

原作も一度ならず読んだ。著者がロイターの特派員時代にシャルル・ドゴールの担当記者を務めただけあって、大統領の政治思想や、政権運営、執務の様子などが丁寧に書き込まれている。政敵に対する考え方も興味深い。サスペンス的な要素だけではない魅力を感じたものだ。近い内にまた読んでみよう。早速最寄り図書館に予約を入れた。

別の記事(6/10、ロイター)には、最近のこととして、「英国の欧州連合(EU)離脱を支持し、エリート層を非難。一方、トランプ米大統領やロシアのプーチン大統領にも批判的な見方を示していた」と記されている。

映画十選(サイト内)。英作家フレデリック・フォーサイス氏死去 86歳 「ジャッカルの日」|AFP、英作家フレデリック・フォーサイス氏死去、86歳 「ジャッカルの日」|ロイター、Frederick Forsyth(1938-2025)

ミスター、李氏、少子化

6月第一週、在京六紙は社説で何を採り上げただろうか。

六紙が出揃ったテーマが4日以降にいくつかあった。「長嶋茂雄氏死去」、「韓国大統領に李在明氏」、そして「出生数70万人割れ」。キーワードは、順に、「照らした」、「問われる」、「止まらぬ」。

長嶋さん逝く 時代の波動 映した生涯(朝6/4)
長嶋茂雄さん死去 野球超えて日本沸かせた(毎6/4)
長嶋さんを悼む 時代照らしたミスター(東6/4)
長嶋茂雄氏死去 時代照らした永遠のミスター(読6/4)
長嶋茂雄さん逝く 皆に愛される巨星だった 戦後日本の活力を象徴した(産6/4)
戦後日本を照らした長嶋氏(6/4)

韓国新大統領 問われる融和の指導力(朝6/5)
韓国大統領に李在明氏 協調回復へ政治の安定を(毎6/5)
韓国・李大統領 民主主義の再生を急げ(東6/5)
韓国新大統領 李氏の「日米と連携」は本物か(読6/5)
韓国新大統領 慰安婦問題を蒸し返すな(産6/5)
李大統領は日韓正常化の歩み鈍らせるな(経6/5)

止まらぬ少子化 急がれる支え手の確保(朝6/6)
止まらぬ少子化 若者の不安に応えねば(東6/6)
出生数過去最低 社会全体で子育てを支えたい(読6/6)
出生率1.15は変革怠る社会への警鐘だ(経6/6)
出生数が70万人割れ 「想定外」の少子化直視を(毎6/7)
出生数70万人割れ 若者の賃上げ加速させよ(産6/7)

そのほか、多くが書いたのは、「拘禁刑の導入」や、中国への「水産物輸出再開」。「トランプ関税」や「米騒動」も依然としてある。

拘禁刑の施行 再犯防止に資する制度に(産6/1)
拘禁刑の導入 出所後に生きる処遇を(朝6/2)
拘禁刑への移行 社会も更生を支えねば(東6/3)
拘禁刑スタート 更生促す体制充実が急務(毎6/5)
拘禁刑で「立ち直り」を着実に(経6/5)

水産物輸出再開へ 中国は不当な規制全廃を(産6/1)
中国禁輸解除へ まだ落着とはいえない(朝6/3)
水産物輸出へ なぜまだ全面解除でないのか(読6/3)
中国は日本の水産物輸入規制を撤廃せよ(経6/4)
水産物輸入の一部再開 中国は禁輸の全面解除を(毎6/6)

トランプ2.0 鉄鋼関税50%に 米への投資強要する横暴(毎6/1)
関税交渉 産業連携で日米協力深める時(読6/1)
トランプ関税は「違法」 権力乱用を米司法が糾弾(毎6/4)
鉄鋼関税50%に 米政府はただちに撤回を(産6/6)

コメ高騰巡る国会審議 構造に踏み込んだ議論を(毎6/1)
週のはじめに考える 令和の米騒動、その先は(東6/1)
「令和の米騒動」機に農政出直しを(経6/2)
備蓄米店頭販売 流通面の課題解消を急ぎたい(読6/4)

さらに、「東電株主訴訟」や、「年金法案」「教員環境改善」「経団連新会長」「骨太の方針原案」「月面着陸失敗」「原発のごみ問題」「熱中症対策」「アジア安保会議」「いわき信組不正」についても複数紙が社説で意見した。

六紙社説(サイト内)。長嶋茂雄氏の訃報を新聞はどう報じたか…知られざる人物像やエピソード競う、問われる令和のスポーツ報道姿勢

天皇ご一家沖縄訪問

報道だろうか、警護だろうか、ヘリがバタバタと飛び回って大騒ぎだったね、と話していると同僚の一人が言った、あの騒ぎの渦中にいたんです、と。その人はこう続けた、

仕事を終えた帰り道、えらく人だかりがして、多数の警察官が警備に当たっているところがあった。上空ではヘリがホバリングしてる。すぐにぴんと来た。御一行はあのホテルにお泊りなのだなと。せっかくなので群衆に混じってしばらく様子を窺っていると、とんでもない数の白バイや警備車両に先導されて御料車がやって来た・・・

そんな風に事の顛末が語られる中、警察の大型バスのことが登場した。金網で覆われたその車に、愛知県警と記されているのに気付いた、と。皇宮警察や沖縄県警だけでは到底足りないから、応援が来てるんだろね、と別の同僚が反応した。

それを聞いて思い出した、十年ほど前のサミットの時のことを。

北海道の恵庭と三重県津市をはしごする出張があり、新千歳から中部国際空港へ飛んで伊勢湾を横切る高速艇に乗った。その船に乗り込んでみると警察官の姿があった。ちょうど伊勢志摩サミットの頃で、三重県に向かう便では厳重な警備が敷かれていたのだ。

その警察官も遠くからやって来ていた。彼の背中には、鳥取県警察とあった。

2016/05/25 15:10 CTS-NGO NH4836 B737-700 JA16AN
2016/05/24 08:00 HND-CTS NH53 B777-200 JA711A

恵庭、18年1月(サイト内)。天皇ご一家 沖縄訪問終える 戦後80年で戦没者慰霊

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