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カテゴリー「時の話題」の検索結果は以下のとおりです。

中年男性高学歴難民

肉体労働が続かない、事務処理能力が低い、コミュニケーションができず独断で進めてしまう、相手にミスがあれば過剰に責める

そんな理由で、会社は、刑務所出所者、特に高学歴の中年男性を採用したがらない。それでなくても前科者を雇おうとする企業は多くないのに、さらにハードルは高くなる。

現代ビジネスの記事、日本で一番就職が難しい「中年男性高学歴難民」の深刻実態…会社が採用したがらない「納得の事情」(11/25)から。

何かで読んだのだが、大企業で働いていたおじさんが、定年退職した後に地域コミュニティに馴染めない、その原因は、例えば、1) かつての会社や、地位、学歴を鼻にかける、2) 派閥をつくる、そして最悪なのは、3) 男尊女卑。そりゃ周りの人たちに嫌われるわけだ。

前科者の就労活動。大企業退職者の地域とのつながり。この二つ、まったく違う話のようでどことなく同じニオイがする。

定年後(岩波新書、07年)(サイト内)。日本で一番就職が難しい「中年男性高学歴難民」の深刻実態…会社が採用したがらない「納得の事情」(11/25)

「馳の墓穴」

馳は政治的基礎能力が欠けている議員の典型だ。

馳とは、石川県の馳浩知事のこと。日刊スポーツのコラム「政界地獄耳」、五輪招致での贈答品発言「馳の墓穴」に厳しい処置を(11/25)から。

政治家が、政治的基礎能力が欠けていると書かれてしまう。余程のことだと思うが、今回の機密費発言はかなりお粗末。政治家としての資質を問われるのは当然だろう。

かつて、東京オリパラがらみの仕事をしている頃に、文部科学方面のお役人と話す機会が割とあって、当時大臣だった馳氏の噂を聞かされたものだ。プロレスラーだったことや、森さんの子飼いであること、多くは悪口だった。皆、こう付け加えた、「すぐに代わると思いますが」と。

wikiで調べてみると、氏が文科相を務めた期間は、2015年10月-2016年8月だった。

馳浩|Wikipedia、得意満面の「手柄話」のはずが…馳浩・石川県知事の「機密費」発言撤回後は説明を拒み続ける見苦しさ(11/21)、馳浩知事「想い出アルバム作戦」の重大発言を「全面撤回」で幕引きさせてはいけない(11/30)

国への集権が強まる

コロナ禍のような危機時に、個別分野の法律に国の権限が規定されていなくても、国が役割を果たすため地方自治に関与できるようにする。首相の諮問機関が、国の「指示権」を創設する答申案をまとめた。政府は来年の通常国会で、地方自治法の改正を目指す。

確かに、ダイヤモンド・プリンセス号の集団感染では、基本的な対応は横浜市が行い、県域をまたぐ患者搬送は、権限はないものの、国が調整した。ワクチン接種や、病床確保、施設の使用制限なども、都度、国と地方自治との間で個別に取り決めを行った。次の非常時に手際よく進めるために、あらかじめ法改正しておこうという発想は当然あるだろう。

社説はどう書いているだろうか。在京六紙の内3紙(朝読経)の意見を見てみよう。

「緊急時にこそ行政の迅速な対応が必要になる。国と地方のルールとして、あらかじめ国の指示権を定めておく意味は小さくない」(読12/2)。

地方分権で国と自治体の関係は、対等・協力、これが基本だが、「国と自治体の連携が求められる危機時は、平時の地方分権とは別のルールがあってよい」。ただし「危機と平時をどう線引きするか。難しい課題であり慎重に考えるべき」(経12/1)。

「国による関与は必要最小限で、自治体の自主性・自立性への配慮が原則だと地方自治法に明記され」ている。今回の答申はこの精神に「明らかに逆行する」。「自治への安易な介入を招きかねない」(朝11/27)。

憲法がなぜ地方自治を謳うのか。それは「地方の自主性が高まれば国を挙げた戦争などに向かいにくいとされたためだ」(経12/1)。今回の地方自治法改正云々は、憲法のその理念を今一度考える良い機会かもしれない。中央集権は独裁への入口。桑原桑原。

さて、11/27週の六紙社説は、そのほかに、日中韓外相会談、政府の基金見直し、自民派閥パーティー券疑惑、旧統一教会被害者救済法案、補正予算成立、台湾総統選、COP28、日大アメフト廃部、キッシンジャー氏死去、米オスプレイ墜落、前原新党などを話題にした。

六紙社説、サイバー対策(いずれもサイト内)

上層部説得のいろは

1) 同業他社を引き合いに出す、2) 政府機関などの資料を使って権威付けする、3) 自社のインシデントがグループ企業や委託先に影響する可能性を伝える、4) 事業停止のリスクに加え、責任の所在が経営層にも及ぶ可能性を伝える、5) セキュリティの強化がブランド向上やマーケティング強化にもつながる可能性を伝える

ITセキュリティに力を注がない経営層や上層部を説得するコツ、ということなのだが、それに限らず、中小企業で疎かにされやすい、安全衛生や、知的財産などの件でも、その説得に応用できるように思う。

引用は、ITmedia Newsの記事、中小情シスに捧ぐ「セキュリティに理解がない上層部」説得のいろは 予算獲得の勘所(11/14)から。

特に 4)。 何かあった時には経営責任になる、この言葉に気後れしない経営者はよほどのバカか鈍感、はたまた悪い意味で肝の据わった御仁だろう。

健康経営と生産性(サイト内)。中小情シスに捧ぐ「セキュリティに理解がない上層部」説得のいろは 予算獲得の勘所(11/14)

ポストは巡り合わせ

このポストが欲しいと言ったこと一度もなく、巡り合わせだと考えてきた。今回の外相も想像をしていなかった。そのポジションでやるべきことを開拓していく力がない限りは、どこに行ったとしても力を発揮できないし、役割も半減してしまう。いかなる立場であったとしても、その任務に当たる場合にはベストを尽くす

上川陽子外相は、産経新聞のインタビュー(11/10)で、首相・総裁を目指すかと問われそう答えたとか。

思い出したことがある。謙虚さと不屈の精神、その二つが真のリーダーには求められると説いた、コリンズ著「ビジョナリーカンパニー2」。それと、「天が下のすべての事には季節があり、すべてのわざには時がある」と始まる、恩師が贈ってくれた言葉。これは旧約聖書の一節だ。

岸田改造内閣、23年9月フレームワーク十選(サイト内)。上川陽子外相、首相待望論に「ポストは巡り合わせ」「ガザ、紛争拡大抑止を」 産経インタビュー(11/10)、上川陽子外相が総裁選候補に急浮上、その理由と初の女性首相への展望は(11/18)

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