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GoTo停止

GoToトラベル全国停止という国の方針、今日は新聞が一斉に社説で採り上げるだろうと思ったら、朝日、東京は社説で採り上げていない。最近この両紙は独特のカラーが薄まったなあと思っていたのでそれを象徴するような出来事だった。

昨日の「朝刊読み比べ」(森本毅郎・スタンバイ!、TBSラジオ、12/15 6時台)から。結局、今朝(12/16)、朝日、東京も含めて本題の社説6つ出揃った。

  • GoToの一時停止 後手に回った責任は重い(毎日、12/15)
  • GoTo停止 感染抑止優先で安心を与えよ(読売、12/15)
  • GoTo全国停止 28日まで待つ必要あるか(産経、12/15)
  • GoTo停止 政策を転換する時だ(朝日、12/16)
  • GoTo停止 遅きに失した決断だ(東京、12/16)
  • GoTo停止でも続く医療逼迫の不安(日経、12/16)

以下、各本文からの抜粋。「中止を求める専門家らの声を無視し、事業を続けてきた菅政権の責任は、極めて重い」(朝日)、「停止を決断したのは当然」(読売)、「政府の対応はちぐはぐで後手に回った」(日経)、「感染対策を小出しにすることで事態を悪化させ」「感染拡大の責任を国民に転嫁するような物言い」(毎日)、トラベル事業「不要不急の外出自粛要請とは明らかに正反対」「認識の欠如」(産経)、方針転換が「支持率急落に後押しされたことは間違いない」(東京)

税制改正と格差是正

税制の根本原則は公平性にある。政府・与党は公平な徴税環境を整え、無駄なく予算を配分する責任を持つ。ただ同時に税制を利用して苦境に直面した人々や企業を支援したり、産業育成につなげる工夫を行う義務も担っている。今回の大綱は小幅な改正でお茶を濁した感が強く新たなアイデアが不足している。

東京新聞の社説「与党税制大綱 力強さ欠く小幅改正だ」(12/11)から。果たして国家による再分配は上手く機能しているのだろうか。左も右もそれを懸念しているようだ。3紙の社説タイトルに格差是正の言葉が使われている。

  • 税制改正と暮らし 格差是正の議論が足りぬ(毎日、12/3)
  • 税制改正大綱 格差の是正を忘れるな(朝日、12/11)
  • 与党税制大綱 力強さ欠く小幅改正だ(東京、12/11)
  • 税制改正大綱 企業を積極投資に転換させよ(読売、12/11)
  • 税制改正大綱 格差是正の議論を始めよ(産経、12/11)
  • 脱炭素やデジタル化を税制でも支えよ(日経、12/12)

六紙の社説が同じ題材で出揃う。今朝(12/12)それが3件あった。もう一つは、高齢者の医療費負担増。日経は11月にも書いている。その折のタイトルは「75歳以上は窓口負担原則2割を明記せよ」(11/1)。年寄りからもっと絞り取れと。

  • 75歳以上の窓口2割負担、範囲を極力広く(日経、12/1)
  • 高齢者の医療費 負担議論は避けられぬ(東京、12/3)
  • 75歳以上の医療費 「選挙にらみ」が目に余る(毎日、12/10)
  • 高齢者の医療負担 引き上げの着実な実施を(産経、12/11)
  • 75歳医療費 本格的な改革の一歩に(朝日、12/12)
  • 高齢者医療負担 持続可能な制度への第一歩だ(読売、12/12)

それと、はやぶさ2。この題材で6つ揃うのは意外な感じがする。

  • はやぶさ2帰還 強みを生かし、着実に(朝日、12/7)
  • はやぶさ2帰還 世界に誇る探査技術を磨け(読売、12/7)
  • はやぶさ2 「挑戦」の大切さを学ぼう(産経、12/8)
  • 応用範囲広いはやぶさの技術(日経、12/8)
  • はやぶさ2帰還 天体衝突から地球守れ(東京、12/9)
  • はやぶさ2の帰還 人材育てる挑戦続けたい(毎日、12/12)

日本人というリスク(サイト内)

追加経済対策

今朝(12/9)の社説は、政府の追加経済対策がらみが並んでいる。昨日の政界地獄耳もこのネタ。タイトルを見ると、各紙、何を書いているのかだいたい想像がつく。毎度のことながら20文字ほどの中に上手く主張を盛り込んでいるものだと思う。

  • コロナと追加経済対策 規模で不安は解消されぬ(毎日)
  • 追加経済対策 財源への目配り足りぬ(東京)
  • 国土強靱化 総額ありきで進めるな(朝日)
  • 追加経済対策 効果的支出で感染拡大抑えよ(読売)
  • 追加経済対策 実効性高めコロナ克服を(産経)
  • 経済対策の規模が膨らみすぎてないか(日経)
  • 優先順位おかしい菅政権の大盤振る舞い(政界地獄耳)

読売と産経の二紙も100%オッケーとは言えないようだ。タイトルの微妙な表現からそれが判る。記事本文から少し拾ってみよう。「ランドセル配布や公用車の購入など、コロナ対策とは考えにくい支出にあてる例も相次いだ」(読売)、「政権の看板に名を借りて不要不急の事業が紛れ込む」「この点は国土強靱化についても同様」「省益優先のばらまきが許されるわけがない」(産経)。

菅首相の言葉は響いたか「桜」前夜祭疑惑(いずれもサイト内)。「コロナ対策、経済構造の転換、国土強靱化の3本柱」(産経)

アサヒ「ドライ病」

ピーク後からの対応が甘かった。ドライは00年に1億9千万ケースを突破。ここから下り坂に向かうが、アサヒは見たい現実だけに目を向けるようになる。販売量は落ちているのに08年に「20年連続、年間販売量1億ケース超を達成」とうたう。

「スーパードライ」という大ヒットを飛ばし、その成功体験にしがみ付く。日経電子版の記事、アサヒ「ドライ病」治せるか 成功体験のワナ(11/17)から。「見たい現実だけに目を向ける」、なかなか手厳しい指摘だ。

夏の甲子園での名勝負、箕島対星稜戦(79年)。一本のホームランが転機となり箕島を大会優勝へ導く。打者はその瞬間に手の平に残った感触を忘れられない。またやれると思う。一発狙いで大振りになってしまい、大会後は極度の不振。やがて野球から遠ざかる。「また同じようにホームランを打てるのではないかという思いにとりつかれてしまった」、山際淳司著「八月のカクテル光線」にそうある。成功体験はこわい。

アサヒ「ドライ病」治せるか 成功体験のワナ(11/17)。第61回全国高等学校野球選手権大会(79年)、一回戦(8月10日)安積商(福島)4-5x明石南(延長14回)、二回戦(8月15日)日大山形4-2明石南

菅首相の言葉は響いたか

今朝(12/5)、六紙は揃って、臨時国会閉幕と首相記者会見について社説に書いた。菅首相の答弁や姿勢に対する評価は、各紙、かなり低い。それはタイトルに表れている。内容たるや、政権に対して「反」の側は言うに及ばず、「親」の側も褒める点を見付けられなかったのだろう、散々だ。あの首相会見だ、及第点には程遠い。(コロナ対策)「新たな対策も方針も示さなかった」(産経)、「感染抑止で後手に回っている」、(学術会議の件)「食い違いは、依然として説明していない」(読売)。

  • 臨時国会閉幕 国民を向いているのか(朝日)
  • 臨時国会閉会へ 立法府軽視も継承された(毎日)
  • 臨時国会閉会 「ウソ」「カネ」は不問か(東京)
  • 菅首相記者会見 危機の克服へ明確な方針示せ(読売)
  • コロナ対策 菅首相の言葉は響いたか(産経)
  • 国会は難局打開へさらに役割を果たせ(日経)

ただ、産経はどうしても「親」の姿勢を示したいのか、(首相はGoToを推奨しているが今は感染防止のため移動を抑えよと呼びかけるべきだった)「君子は豹変してもよいのである」と最後に書いている。これには笑った。

# 臨時国会閉会 見えてきた課題と展望(NHK時論公論、12/4)、GoTo微修正 泥縄対応では感染抑止できぬ(赤旗、12/3)、桜から鶏卵へ カネにまみれる政権(政界地獄耳、12/3)

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