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カテゴリー「時の話題」の検索結果は以下のとおりです。

アサヒ「ドライ病」

ピーク後からの対応が甘かった。ドライは00年に1億9千万ケースを突破。ここから下り坂に向かうが、アサヒは見たい現実だけに目を向けるようになる。販売量は落ちているのに08年に「20年連続、年間販売量1億ケース超を達成」とうたう。

「スーパードライ」という大ヒットを飛ばし、その成功体験にしがみ付く。日経電子版の記事、アサヒ「ドライ病」治せるか 成功体験のワナ(11/17)から。「見たい現実だけに目を向ける」、なかなか手厳しい指摘だ。

夏の甲子園での名勝負、箕島対星稜戦(79年)。一本のホームランが転機となり箕島を大会優勝へ導く。打者はその瞬間に手の平に残った感触を忘れられない。またやれると思う。一発狙いで大振りになってしまい、大会後は極度の不振。やがて野球から遠ざかる。「また同じようにホームランを打てるのではないかという思いにとりつかれてしまった」、山際淳司著「八月のカクテル光線」にそうある。成功体験はこわい。

アサヒ「ドライ病」治せるか 成功体験のワナ(11/17)。第61回全国高等学校野球選手権大会(79年)、一回戦(8月10日)安積商(福島)4-5x明石南(延長14回)、二回戦(8月15日)日大山形4-2明石南

菅首相の言葉は響いたか

今朝(12/5)、六紙は揃って、臨時国会閉幕と首相記者会見について社説に書いた。菅首相の答弁や姿勢に対する評価は、各紙、かなり低い。それはタイトルに表れている。内容たるや、政権に対して「反」の側は言うに及ばず、「親」の側も褒める点を見付けられなかったのだろう、散々だ。あの首相会見だ、及第点には程遠い。(コロナ対策)「新たな対策も方針も示さなかった」(産経)、「感染抑止で後手に回っている」、(学術会議の件)「食い違いは、依然として説明していない」(読売)。

  • 臨時国会閉幕 国民を向いているのか(朝日)
  • 臨時国会閉会へ 立法府軽視も継承された(毎日)
  • 臨時国会閉会 「ウソ」「カネ」は不問か(東京)
  • 菅首相記者会見 危機の克服へ明確な方針示せ(読売)
  • コロナ対策 菅首相の言葉は響いたか(産経)
  • 国会は難局打開へさらに役割を果たせ(日経)

ただ、産経はどうしても「親」の姿勢を示したいのか、(首相はGoToを推奨しているが今は感染防止のため移動を抑えよと呼びかけるべきだった)「君子は豹変してもよいのである」と最後に書いている。これには笑った。

# 臨時国会閉会 見えてきた課題と展望(NHK時論公論、12/4)、GoTo微修正 泥縄対応では感染抑止できぬ(赤旗、12/3)、桜から鶏卵へ カネにまみれる政権(政界地獄耳、12/3)

中国がTPP参加?

習氏がこのタイミングでTPPへの参加に言及したのは、米国のバイデン次期政権の発足をにらんだ政治的な意味合いが大きいのではないか。

社説「中国はTPPの要件を満たせるのか」(nikkei.com、11/29 19:05)から。先のAPECで、中国の国家主席がTPPへの参加を積極的に検討すると明言した。アメリカがTPPに復帰するかもしれないので、それより先に表明して牽制しておきたいのだろう。言うだけで参加の実現性はかなり怪しい。六紙朝刊の社説では、タイトルを見てこの関連と判るのは、ここ二週間ほどで日経含めて3件ある。

  • 中国のTPP検討 習氏が送る秋波に乗れぬ(産経、11/22)
  • 中国はTPPの要件を満たせるのか(日経、11/30)
  • 中国とTPP 厳格なルールを守れるのか(読売、12/3)

このTPP参加は、良い子ぶる作戦にも見える。五中全会でのカーボン・ニュートラルの話もそうだろう。今年、中国は、ウイルスを撒き散らし、南シナ海でごそごそやって、香港も痛めつけた。あくどいマスク外交というおまけ付き。これらの悪行で、だいぶ評判を落とした中国が、ちょっとでも挽回しようと、TPP参加やカーボンどうのこうのと世間の受けの良い話を言いたくなる気持ちは判らないでもない。

いっそ米国と仲良くしますとでも言えばいいようなものだが、まさかそんなこと口が裂けても言えない。それどころか、五中全会では、米国との対立を念頭に、国家主権を防衛する戦略能力を高めることを確認した。一党独裁で国家資本主義というユニークな体制の国だ。米国と仲良くするなんて土台無理な話なのかもしれない。覇権持ちたいんだろう、軍も強くしたいんだろう。ナイフ持って見せびらかしても、無暗に振り回すなよ。

中国、外需依存から内需主導型へ移行目指す 五中全会が閉幕(10/30)

二つのミサイル

ミサイルの記事二つを並べておこう。片や、南シナ海を航行中の船舶に命中した、中国の中距離弾道ミサイル、片や、北朝鮮のICBMを想定した、米イージス艦からの迎撃ミサイル。

軍関係者「航行船舶に命中」 8月発射の中国弾道ミサイル
2020年11月14日 14時10分、jiji.com

日米共同開発の新型ミサイル 迎撃実験に成功と発表 米国防総省
2020年11月18日 8時16分、nhk.or.jp

米中もし戦わば(サイト内)。「米空母を撃破」中国軍が悲願の能力をついに達成か(11/26)

尖閣問題、日中外相会談

日中外相会談(11/24)で尖閣諸島問題が話題になった際、日本は随分と弱腰だった、と報道されている。「一歩も譲らない」と強い口調の中国王毅外相に対し、茂木外相は「何も言わなかった」と。

新聞はどんな反応を示したろうか。本件に関する社説は、今朝(11/28)、六紙出揃った。各紙、さぞ、中国の強弁を批判し、日本の弱腰を諫めていると思いきや、そうでもない。タイトルから判るように、気を吐いたのは産経ぐらい。中国に対しては「暴言」「盗っ人たけだけしい」、日本には「これでいいのか」と吠え立てた。他紙は、随分、生ぬるい感じ。

  • 日中外相会談 ルール基盤に関係構築を(毎日、11/26)
  • 王毅外相の来日 「甘言」に乗っては危うい(産経、11/26)
  • 経済と安保のバランス取る日中協力を(日経、11/27)
  • 中国外相来日 懸案めぐる対話深化を(朝日、11/27)
  • 日中関係 信頼醸成へ懸案を直視せよ(読売、11/27)
  • 中国の海洋進出 言行不一致が過ぎる(東京、11/28)

我が国は新聞も弱腰か。いったいどうしたことか。中国に配慮している、そんなわけない。国内の親中派、以下にリンクしたyahooの記事にもあるように運輸族の二階幹事長だろう、に気遣いしているんだなきっと。死人出しても経済回すためGoTo続けさせたい運輸族だ、主権(領土)侵されても日中の経済貿易が大事と言い出しかねない。新聞は、そんな輩の言いなりか。

菅義偉の正体(サイト内)。日中外相会談~尖閣諸島問題について強気の王毅氏に対し「何も言わなかった」茂木外相(11/26)

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