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Re2: 8月ジャーナリズム

戦後80年、節目の今年、いわゆる「8月ジャーナリズム」は、ちょっとしたお祭り騒ぎのようになっているんだろうか。甚だ不謹慎な言い方ではあるけれど。

在京六紙の社説も、年初以来、「戦後80年」を冠するタイトルを少なからず掲げ、気合いの入れようだった。そして、数か月が経ち、8月がやって来た。

例えば、8月7日の社説タイトルを眺めてみよう。「広島」(8/6)と「長崎」(8/9)の間にあるこの日、「8月ジャーナリズム」はどんな姿を見せているだろうか。

最低賃金の改定 根拠に基づく審議 望む(朝8/7)
戦後80年と首相 歴史の教訓 臆せず示せ(朝8/7)
トランプ2.0 統計局長の解任 信頼損なう暴君の手法だ(毎8/7)
最低賃金の上げ幅最大 国は継続へ道筋示さねば(毎8/7)
コメ増産へ転換 生産力の再生が必要だ(東8/7)
北朝鮮の核開発 非核化を粘り強く迫れ(東8/7)
豪に護衛艦輸出 防衛産業の基盤強化に生かせ(読8/7)
SBI新生銀 公的資金制度に教訓を残した(読8/7)
戦後80年と首相 「見解」よりも靖国神社へ(産8/7)
中国の日本人襲撃 安全確保へ危機感足りぬ(産8/7)
コメ増産の実現に向け明確な方策示せ(経8/7)
最低賃金の大幅上げは妥当だ(経8/7)

最低賃金の上げ幅や、コメ増産政策などのテーマに交じって、戦後80年の首相「見解」の件がある。それも2本も。

朝日新聞の社説(8/7)は、首相は「歴史への洞察を踏まえ、国際社会の平和と安定にどんな役割を果たそうとしているのかを発信する機会とすべき」と説く。

一方、産経新聞(8/7)は、いや、「石破茂首相に求められているのは」、見解の表明などではなく、「靖国神社へ参拝することだ」と書く。

色んな意見がある。

六紙社説、8月ジャーナリズム「国策の誤り」(いずれもサイト内)

海岸に打ち上げられた鯨

国内では去年、40頭のクジラが打ち上げられた

日本鯨類研究所がそう報告しているらしい。webのニュース記事「海岸に打ち上げられたクジラ4頭を研究機関が調査 生態系確認へ」(8/5)から。先月の同じ頃に、千葉県館山市の海岸で、4頭のクジラが打ち上げられたのだとか。

私は瀬戸内の小さな街で生まれ育った。そこでもクジラが打ち上げられることがあった。小学校時代に二度ほど見に行った覚えがある。昭和40年代の話。

最初は、低学年の頃で、理科の時間に先生に連れられて皆で行った。学校から浜までは坂を下ってすぐ。打ち上げられていたのはスナメリだった。クジラにしては小型だが、低学年の我々にとって、それは大きな生き物だった。

二度目は、4年か5年の時だったと思う。クジラが上がったことを聞きつけた友だちと一緒に浜まで見物に行った。スナメリではなかった。長さ数メートル。周りの大人たちは口々にミンククジラやないか、何かの子供やろなどと言っていたが、種類ははっきりしなかった。

当時の新聞でも探せば何か判るだろうか。機会があれば故郷の市立図書館を訪ねてみよう。

56豪雪伊能忠敬止宿之地(いずれもサイト内)。海岸に打ち上げられたクジラ4頭を研究機関が調査 生態系確認へ(8/5)、山口県鯨類目録

自民党両院議員懇談会

自民党は、参院選の惨敗を受け、両院議員懇談会を開いた(7/28)。

在京六紙の社説は、揃って、これを採り上げた。タイトルを並べてみよう。

首相に辞任要求 続投こそが政治空白だ(東7/29)
自民両院議員懇 首相は党の信頼失墜望むのか(読7/29)
自民両院懇 続投表明の説得力ゼロだ(産7/29)
自民党は大敗の総括急ぎ解党的出直しを(経7/29)
自民の敗因 党への不信任 直視せよ(朝7/30)
自民の両院議員懇談会 大敗の反省がうかがえぬ(毎7/30)

前半の3つを読むと、自民党も自民党だが、新聞も新聞で、今回の参院選の結果が何を意味するのか、依然、分析が十分に進められていないように感じる。が、

後半3つは違うトーンを発している。そう、政権政党としての自民党こそ不信任を突き付けられたのだが、自民やその取り巻きは、それがわかっているのか、と。

「党への不信任 直視せよ」「大敗の反省がうかがえぬ」「総括急ぎ解党的出直しを」

解党「的」出直しなどと悠長なことを言ってないで、解党してしまえば良い、と思う。

さて、7/28週の六紙社説は、そのほかに、タイ・カンボジア停戦、台湾の政治対立、ガザの集団飢餓、列島各地で津波警報、FRB金融政策、海自と川重の癒着、ガソリン減税、教員の児童盗撮、日米新相互関税、などを話題にした。

六紙社説(サイト内)

参政党の支持者とは

先日の参議院選挙で躍進した参政党。どんな人たちが支持したのだろうか、と考察したサイトがあったので読んでみた。タイトルは、参政党の支持者はどこから来たか?(7/26)

「2類型」あるとのこと。

一つは、昨日も書いた、これまで投票所に行かなかった人。「いわば無関心層のうち、保守的な人の動員に参政党は成功した」。

もう一つは、元々は自民党支持でかなり右寄りの層。「自民党から参政党に移動していった人たちは強い保守層であり岩盤保守層だった」。

岩盤保守層は、リベラル色が強まった岸田政権の頃に、自民党から離れ始めた。「特に総裁選で高市氏が敗れた時の失望は大きかったようで」、離反は明確となり、自民党は直後に行われた衆議院選挙(2024年10月)で大敗する。

岩盤保守層は、自民党から離れて、参政党などあちこちに散らばった。もし大きな組み替えが起きれば「岩盤保守層が再結集して強い保守政権ができる」可能性がある。リベラルとしてはそれは避けたい。それで「石破政権の存続を願う」動きが起きている。

なお、この記事はCeronで知った。そのCeronは明日(7/31)終了するようだ。日々訪ねていただけにたいへん残念。2023年にtwitter版は終了したが後にbluesky版で再開。今回、本当に終了してしまうような気がする。

地殻変動の深層「石破やめるな」Ceron更新停止(いずれもサイト内)。参政党の支持者はどこから来たか?(7/26)、Ceron

「石破やめるな」

朝日新聞のサイトに、石破茂首相の続投を支持するデモの記事が出ていた(7/25)。併載された写真や動画では、「石破辞めるな」のプラカードが目立つ。ほかに「言葉の通じる総理が必要」や「石破さんのせいじゃない」などもある。「お前が辞めろ」には、唇の歪んだ帽子男や、キツネ目の女らの顔が描き込まれている。

一方、在京六紙の社説では、まったく人気がない。20日の参院選で、与党(自公)は過半数割れとなり、その翌朝には、社説タイトルに退陣の文字があった。

「首相は直ちに退陣を」(産7/21)、「首相続投は民意軽視だ」(東7/22)、「居座りで混乱を長引かせるな(読7/22)、「政権居座りは許されぬ」(朝7/24)、「国政の停滞回避へ石破首相は進退判断を」(経7/25)、そして「退陣不可避」(毎7/25)。

石破さんを引きずり降ろしてどうしようと言うのだろう。与党にもっと相応しい人がいると見ているのか。キツネ目の女とか? それとも、立憲民主党との大連立とか、野党勢力による政権交代とか、大きな変化を期待しているのだろうか。

この機に、もし自民党が分裂するなら、様々な組み替えを経て、政権交代可能な保守の二大政党制になる、なんてことにならないだろうか。ま、無理だろうな。

さて、7/21週の六紙社説は、参院選で与党大敗にもかかわらず首相が続投表明、それ以外では、美浜原発新増設、日米関税15%合意、クマ被害対策、参政党の人権軽視、セブン買収撤回、などを話題にした。

六紙社説、石破に陣中見舞い届かず(いずれもサイト内)。「石破やめるな」、首相官邸前でデモ 自民党内から退陣要求出る中で(7/25)

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