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カテゴリー「時の話題」の検索結果は以下のとおりです。

リーダーの役割

五月二十八日の菅義偉首相の記者会見は、開催国の最高責任者として失格である。緊急事態宣言中でも開催するかを重ねて問われ、最後まで正面から答えなかった。「イエス」も「ノー」も言わないのは、宣言中であっても開催する余地を残したいからだ、と多くの人は思う。

方針を明確にせず判断を示さない。報道される、我が国の首相の姿だ。東京新聞の社説「大切な命を守れるのか コロナ禍の東京五輪」(6/1)から。

つい先日、リーダーの第3の役割について、K氏宛てメールに書いた。よく言われる「リーダーの役割は二つ、目標を示すこと、そして、判断すること」、報道などを見ていると、その「二つの役割すら怪しい社長さんが少なくないように感じます」。

上の記事を読んで、リーダーシップを発揮できないのは、何も企業人に限ったことではないと思った次第。

大切な命を守れるのか コロナ禍の東京五輪(6/1)、緊急事態宣言下でも東京五輪開けるか、食い下がる本紙記者に菅首相は…<会見詳報>(5/28)。首相が変われば良くなるか 世論調査で垣間見える国民の思い(6/1)

「五輪 中止の決断を」

人々が活動を制限され困難を強いられるなか、それでも五輪を開く意義はどこにあるのか。社説は、政府、都、組織委に説明するよう重ねて訴えたが、腑に落ちる答えはなかった。

我慢にも限界があると言わんばかりだ。朝日新聞の社説「夏の東京五輪 中止の決断を首相に求める」(5/26)から。今年1月まで遡って、同紙社説の内オリパラ関連を拾ってみた。

  • 五輪の行方 現実踏まえた対応急げ(1/27)
  • 女性差別発言 森会長の辞任を求める(2/5)
  • 五輪組織委 混迷打開に刷新を急げ(2/11)
  • 森会長辞任 目を覆うばかりの混迷(2/13)
  • 橋本新会長 課題山積、厳しい船出(2/19)
  • 五輪の混迷 大会の理念思い起こせ(3/20)
  • 五輪組織委 市民に顔向けて仕事を(4/7)
  • 五輪とコロナ これで開催できるのか(4/23)
  • 五輪とコロナ 冷静な目で現実見る時(4/30)
  • 五輪の可否 開催ありき 破綻あらわ(5/12)
  • 夏の東京五輪 中止の決断を首相に求める(5/26)

1月、2月は、「急げ」「急げ」とエールを送り、さらに「課題山積」と叱咤激励する。この頃までは明確に開催賛成の立場だったろう。ところが、3月から雰囲気が替わる。タイトルを見る限り、「重ねて訴えた」と言うのはこの辺りからのようだ。

朝日新聞は、大会のオフィシャルパートナーだ。社説で大会中止を唱えても尚、そのスポンサーシップを続けるのだろうか。同紙では、紙面と事業は別物と嘯くのだろうか。

5/24週の六紙社説では、この朝日の一本が特に目を引いた。この週、ほかには、ベラルーシ強制着陸で記者拘束や、米韓首脳会談、ワクチン大規模接種、緊急事態宣言の再延長、改正少年法、性暴力から子供守る新法、などの話題があった。

五輪とコロナ(サイト内)。スポンサー一覧|Tokyo 2020

河井夫妻への1.5億円

これは明らかに自民党内の暗闘ののろしを党幹事長・二階俊博が上げたということだ。

河井案里陣営への1億5000万円の支給に「私は関係していない」と、17日の会見で自民党幹事長が述べた。引用は、「政界地獄耳」(日刊スポーツ、5/20)から。

本件に関連して、六紙の内3紙が社説で採り上げた。「河井陣営に1.5億 『関与せず』通用しない」(東京)、「広島買収事件 根掘り葉掘り質さねば」(朝日)、そして、「河井夫妻への1.5億円 安倍氏が説明をすべきだ」(毎日)。いずれも5/21付け。

5/17週の六紙社説、多くが書いた題材には、建設アスベスト判決や、GDP大幅減、入管法の改正見送り、パレスチナ停戦、ワクチン予約と接種、愛知リコール不正事件などがあった。

「二階はパンドラの箱を開けたのか」(政界地獄耳、5/20)

コロナの時代に考える

東京新聞は、「コロナの時代に考える」と題する社説を、GWの前後に、何本か載せた。この間、「憲法記念日に考える」(5/3)や、「こどもの日に考える」(5/5)、レギュラーの「週のはじめに考える」(5/9)もあった。「~に考える」の日は同紙社説は一本のみ。休日の省力モードなのだろうか。

  • 民主主義は生き残るか コロナの時代に考える(4/29)
  • 支え合うという働き方 コロナの時代に考える(4/30)
  • 「エシカル」が問う欲望 コロナの時代に考える(5/1)
  • 「緩・微・続」の新しい旅 コロナの時代に考える(5/2)
  • シビックテックの挑戦 コロナの時代に考える(5/4)
  • 脱・都会という選択肢 コロナの時代に考える(5/7)
  • 巨大マネーは暴走する コロナの時代に考える(5/10)

「エシカル」が問う欲望(5/1)では、新疆ウイグル問題に触れている。「同地区産の綿花の使用を巡り、ファッション産業は対応に揺れて」いる。「服が作られる途中で誰かを泣かせていないか。海や大地を痛めつけていないか」「着る側の想像力」が問われていると。

新疆ウイグル自治区の件は、5/10週にも一本あった。「ウイグルの人権問題 中国は調査の受け入れを」(毎日、5/10)。

5/10週の六紙社説、多くが書いた題材は、ワクチン予約混乱、五輪開催の賛否、3道県も緊急事態に、経団連会長交代、デジタル関連法成立、ガザ地区武力衝突、など。

ウイグル族弾圧(サイト内)

接種予約殺到

市は「子や孫を動員した例もあったようだ」と分析。「見通しが甘かった」と陳謝し、1分間600万件まで処理できるようサーバーを強化。

これは横浜市。当初、1分間100万件に対応できるよう準備したとか。jiji.com、9日の記事から。

御多分に洩れず、当家でも、義父母の分を予約した、沖縄からインターネットで。先週末、パソコン2台並べて、予告された時刻を待って作業開始。サーバは予想通り混み合っており、2人分終えるのに小一時間かかった、通常なら数分で済みそうな作業だったけれど。

自治体、接種予約殺到に苦慮 ネット対応も課題―高齢者ワクチン(5/9)、全国のワクチン接種システム 完全に復旧 クラウドサービス会社(5/12)

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