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カテゴリー「時の話題」の検索結果は以下のとおりです。

女性役員がいない日本企業

私の今の勤め先では、社長はじめ、製造部門や事務所の責任者はいずれも女性だ。かなり珍しい方だろう。一般には、女性の力を活かそうとずっと言われているが、なかなか良い方向に向かわないようだ。

在京六紙の社説が、女性の活躍や参画について、どう書いているか拾ってみよう。

スイスの民間研究機関「世界経済フォーラム」が、最新の男女平等度ランキングを発表。日本は「146か国中125位」、「政治参加(138位)と経済分野(123位)は、他国に比べて格差が大きいと指摘された」。日本では「家庭との両立の難しさや」「固定的な役割分担意識があろう」(読6/29)。

「男女格差解消は企業の将来をも左右する重要な取り組み」(東6/28)、「女性が指導的立場にいる企業の方が、利益率が高いとの研究がある」(毎6/30)、「検査不正が相次いで発覚した大手メーカーの場合には女性幹部が少なく、閉鎖的な組織の論理を優先するあまり、法令順守が疎かになる」(産6/18)

「女性の弁護士や学者らを外部から迎える企業も目立つが、社内からの登用を見据え、人材育成に努める必要がある」(朝6/23)。女性のキャリア開発のためには、「硬直的な長時間労働にメスを入れ、柔軟な働き方を広める。管理職の意識や職場風土に課題はないかをていねいに点検する」など職場改革が求められる(経6/26)

と、各紙、なんでもわかっているかのように書き立てる。さぞ、新聞社の役員には女性が多いのだろうと思わせる。いやいや、新聞含めメディア各社の女性役員比率の低さを伝える記事は何度も目にして来た。果たして、女性の登用は進んでいるのかね。

さて、6/26週の六紙社説は、そのほかに、露ワグネルの反乱劇、アプリ流通の規制、マイナ保険証、特定技能制度の拡大、米印首脳会談、中国の改正反スパイ法、株主総会、政府税調の答申、原発の処理水、香港国安法3年などを話題にした。

六紙社説、休刊日明けの社説(いずれもサイト内)。業界団体および加盟社の女性登用についての要請(2021/2/9)、女性役員の登用を多様性向上の一歩に(経5/26)、男女平等125位/低迷の日本 政治の責任が重大(赤旗6/25)

落穂拾い、23年6月

Dropboxのフォルダ内を整理。ここに載せようと思いながらも書き掛けになったままのファイルを一旦片付けた。以下はそのタイトル(候補)。

2022年 [10月] 室内楽版ティル、30分チケット Times CAR、[11月] COP27閉幕、羽生九段が王将戦挑戦、携帯周波数の公正な配分を、次世代半導体のラピダス社、ショスタコーヴィチの10番、葉梨法相更迭、ビル・エヴァンスとの対話、ビフォア・サンセット、イベールの室内小協奏曲、管楽五重奏版アメリカ、[12月] 夢と希望の音楽、Re:いったいどこに反撃する、N響第1973回定期公演、Linuxのテキストエディタ、ワイセンボーンのトリオ

2023年 [1月] 評価値▽好きな映画~Filmarks、Shoulders of Giants、Sparky Linux、通常国会始まる 23年1月、ツールバーを整理 iceWM、不具合 antiX-22-runit、SliTaz、ストコフスキーのバッハ、Debian+iceWM、antiX-22_x64-net、報道におけるタブー、社説六紙から四紙へ、原発建て替え、[2月] Tiny Core Linux、アトミック・ブロンド、ギターでドビュッシー、[3月] 収奪された大地、Wagner Transcriptions、Re:祈りの幕が下りる時、ブルックナーはお好き

落穂拾い(サイト内)。巨人の肩の上|Wikipedia

米中戦争を避けるために

米ブリンケン国務長官が訪中し、習近平国家主席や秦剛外相ら要人と会談した。在京六紙の社説がどう書いているか見てみよう。

「米国は、台湾海峡や南シナ海で米中両軍の軍用機や艦船の異常接近が相次ぎ、周辺国の不安が高まったことを懸念し、緊張緩和を最優先させた」(東6/21)。が、「軍事対話の再開では合意できなかった。最も重要な衝突回避に向けた措置で具体的な進展がなかったのは問題だ」(経6/21)。

現状を楽観視するわけにはいかない。かなり緊迫していると見る方が適切だろう。社説も米中双方に呼び掛ける。

「米中双方が対立の沈静化に歩み寄るべき」(朝6/20)、「米中は建設的な対話を重ねながら、競争の管理に向けた環境づくりに取り組むべき」(毎6/20)、両国は「首脳会談の年内開催を実現し、対話の軌道を本物にしてほしい」(東6/21)、「世界の安定とグローバルな課題の解決に貢献する責任を果たすべき」、「両国は危機管理の仕組みづくりを急がなければならない」(経6/21)。

他2紙は社説のタイトルにこう掲げる。「ボールは習氏の側にある」(産6/21)、「習氏の自制が関係改善の鍵だ」(読6/20)。

この2紙の見識を疑う。もはや一方が悪者という段階にはない。誇り高い覇権国家アメリカは中国の追い上げを不快にも不安にも思っている。対中強硬姿勢の色合いは決して弱くはない。自制や自重を促すべきは一方ではなく双方だ。

さて、6/19週の六紙の社説は、そのほかに、開発協力大綱、PFAS汚染、強制不妊手術、ナゴルノ紛争、マイナンバーカード混乱、ベラルーシに核、通常国会閉会、旧文書通信交通滞在費、天皇陛下インドネシア訪問、ワグネル蜂起、道警ヤジ排除判決などを話題にした。

沖縄慰霊の日については六紙が採り上げた。

六紙社説、焦るアメリカ米中国防相会談見送り(いずれもサイト内)

LGBT法案とこの国の未来

国会も最終盤、性的少数者について理解を深めるためのLGBT理解増進法案が成立した。

通常国会が開催されて以降、本法案を採り上げた六紙社説は10本を優に超えた。が、右も左もこの法案のことをこき下ろした。「首相と自民の見識が問われる」(読6/13)、「当事者の思い裏切る後退」(毎6/13)、「廃案の道しかない内容だ」(産5/23)、「人権感覚の欠如露わに」(東5/17)など。

これら社説を読んでいて、気になる一文があった。「性自認や性的指向を理由とする深刻な差別、いじめへの問題意識は社会で共有されつつあるが、最も後れをとっているのが国会ではないか」(朝6/14)。

考えた。国会が「最も後れをとっている」のは何も本件に限ったことではあるまい。あれもそうこれもそう。それが原因で、今の日本の斜陽を招いたのではないか。議会制民主主義である以上、この国の体たらくぶりは、我々国民による選択の結果なのだ。

トシを取っても選挙で一票を投じることに引退はない。国の今や未来を思う気持ちは、死ぬまで現役であり続けねばならない。

さて、6/12週、在京六紙の社説は、そのほかに、トランプ氏起訴、少子化対策首相会見、陸自候補生発砲事件、千葉銀の仕組み債販売、防衛財源法成立、首相の解散見送り、骨太方針決定、米利上げ休止などを話題にした。

六紙社説(サイト内)

藤井聡太は史上最強か

いやいや、史上最強ではないですよ。全盛期の私と藤井さんとは、いい勝負だと思います。

藤井聡太新名人は史上最強と言えるだろうかと問われて、加藤一二三氏がそう応える。かなり思い切ったコメントをしたもんだ。Smart FLASHの記事(6/7)から。

加藤一二三(1940-)、羽生善治(1970-)、藤井聡太(2002-)、3人(敬称略)の生まれ年を見ると、世代は一巡、二巡している。二世代を経ると、例えば、ボーイング社の大型旅客機は、707、747、777、と開発が進められ、墜落事故は激減した。旧い方が機能や性能が上とは、到底、思えない。将棋の技術もそうだろう。

将棋は棋譜が残っている。それを基に、指した棋士の強さを客観的な数値として表す試みがなされている。「活躍期間が異なる棋士同士の棋力も比較できる」手法も開発されているようで、史上最強は誰なのか、その質問にも容易に答えが出るのかもしれない。

なお、Smart FLASHの記事の末尾に「文・松本博文」と記されている。将棋ライターの松本博文氏だろう。久しぶりにその名を見たような気がする。

藤井七段が平成最後の新人王にエンジンを積むアインシュタインよりも(いずれもサイト内)。藤井聡太六冠の「棋力」を数値化したら「飛び抜けた中終盤力」が歴然 電気通信大・伊藤毅志准教授ら研究(3/21)、藤井聡太新名人&七冠 歴代名人「AI超え」神の手に感嘆するも…ひふみん「でも彼は史上最強じゃない!」(6/7)

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