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警察密着★娯楽番組

テロップやナレーションには、実際にはしていない犯罪行為までしたという内容が含まれた。

テレビ東京の「激録・警察密着24時!!」は、事実の軽視(と警察と一体化した視点)という問題があった、と放送倫理・番組向上機構(BPO)が指摘したのだとか。

今朝の社説「警察密着番組 娯楽にしていいのか」(朝日新聞、4/6)で知った。

放送時の画面写真がその記事に添えられている。「偽鬼滅グッズで荒稼ぎする闇組織 一網打尽へ」「前代未聞の逮捕劇」などの文字が躍る。2023年に放送されたようだ。

勧善懲悪ものは、このようなバラエティにせよ、ドラマにせよ、古くから視聴者に好まれる番組だ。最後、悪いやつらが、捕まってホッとするものもあれば、逃げ切って憤慨を呼ぶものもある。いずれにせよ、悪人が、悪であればあるほど番組は面白い。

視聴者が悪ぶりを期待する。だから、「実際にはしていない犯罪行為」が過剰に描かれることになる。需要があるから供給されるわけだ。

テレビだけではない。卑近なSNSなども含めてメディア全般に言える。メディアが伝えようとして来ることは、過剰演出も、我々が欲していることの反映である、そう意識しておく必要があると改めて思った。

さて、3/31週、在京六紙の社説は、そのほかに、ミャンマー大地震、日米防衛相会談、検察の取り調べ、南海トラフ新想定、フジテレビ第三者委報告、前半国会終わる、企業団体献金の結論先送り、トランプ高関税、韓国尹大統領罷免、相次ぐ山火事、損保大手合併、富士山噴火降灰対策、日本郵政統治不全、などを話題にした。

六紙社説、ラジオと総動員帝国、「彼ら」に映る「私たち」(いずれもサイト内)。警察密着番組 娯楽にしていいのか(4/6)

4月1日

共同通信の「今日は何の日?」を開いた。○年前にどんなニュースがあったか古い写真とともに知らせている。

消費税の記事がある。4月1日に始まったとか、1989年のこと。3%だった。「百貨店では釣り銭用に大量の一円玉を用意したが不足するほどの事態となった」と伝えている。

買い物すると、1円単位のおつりをくれる。計算ずくで、ゆとりがない。消費税って、世知辛いものだな、当時そんなことを思ったものだ。

1989年4月1日ということは就職してちょうど2年が経った日。36年後の今日、2025年4月1日も、還暦後に労働市場に戻って丸2年が経過。3年目が始まる、両者にそれ以上の何か共通点があるかと考えたけれど、特に思い当たらない。

平成の休刊史定年後(中公新書、17年)(いずれもサイト内)。【今日は何の日】4月1日のニュース

あれから○○年、25年3月

この一週間、在京六紙の社説を見ていると、あれから何年という話題が多い。地下鉄サリン事件や東京大空襲など。前の週には大震災のこともあった。

各紙の社説タイトルから引用して並べてみよう。

●東日本大震災14年
「問われる復興のあるべき姿」(読3/11)、「教訓を次に生かす決意を 早期避難が津波防災の鉄則だ」(産3/11)、「東北の復興に今こそ目を向けよう」(経3/11)、「命守るつながり深めたい」(毎3/11)、「原発災害の忘却にあらがう」(朝3/11)、「原発回帰を回避せよ」(東3/11)、「原発止める、故郷への責任」(東3/12)

●地下鉄サリン事件30年
「次世代に惨禍を語り継げ 後継団体の逃げ得は許されぬ」(産3/20)、「教訓共有し、語り継ぐ大切さ」(朝3/20)、「教訓と向き合い続けたい」(毎3/20)、「サリン事件が問う教訓はいまも重い」(経3/21)、「第二のオウム生まぬために」(読3/21)、「陰謀論に勝る理性こそ」(東3/20)

●東京大空襲80年
「空襲被害者救済 戦後80年、法整備急げ」(東3/19)「放置された空襲被害 救済へ政治が決断する時」(毎3/9)、「惨禍の記憶を語り継ぎたい」(読3/9)、「地上の犠牲、無念を心に刻め」(朝3/17)、「惨禍許さぬ誓いと対策を」(産3/9)

●その他
「新型コロナ5年を教訓に平時から備えを」(経3/17)、「ベトナム戦争終結50年 うそを暴く報道の気概」(東3/21)

あれから○○年。キーワードは、名詞なら「記憶」「教訓」、動詞なら「語り継ぐ」と「備える」と言ったところだろうか。

さて、3/17週の六紙社説は、そのほかに、学術会議改組、N党立花氏襲われる、東電旧経営陣が無罪に、ガザ戦闘再開、公示地価の上昇、ウクライナ部分停戦、兵庫第三者委が斎藤知事のパワハラを認定、自民党の商品券配布問題、日産の経営刷新、日中韓外相会談、などを話題にした。

六紙社説(サイト内)

「差し引きすれば、損だ」

一体、いくらの「目に見える」額が浮くのか知りませんが、代わりに失うかもしれぬ「目に見えない」価値に思いを致すべきです。

東京新聞の社説「週のはじめに考える アメリカのビジネス」(2/23)から。欲得ずくのビジネス丸出しのトランプ政策に対し、それでいいのかと問い掛ける。在京六紙の中では、同紙の社説をじっくり読むことが多い。

MAGA(メーク・アメリカ・グレート・アゲイン)とは言うけれど、そんな気張らなくてもアメリカは既にグレートだろ。大統領やマスク氏が、USAIDを閉鎖し、対外援助を止めつつあるのは、どっちかと言うと、グレートでなくなろうとしているように見える。

第二次世界大戦後、国際的に様々なルールができた。その基本精神は、「一国でなく全体の恩恵」のはず。その秩序の維持拡大にアメリカは大いに役割を果たした。戦勝国としてアメリカのやり方を他国へ押し付けるなど、ずっと、利己的ではあったものの、一方で、自由と民主主義を堅持し、どの国よりも、利他的に対外貢献をした。グレートたる所以だ。

今はもう、その頃のアメリカではない。対外援助を止める。自国の得になるのなら、他国が苦しんでも構わない。そんな米国第一は、差し引きすれば、損になるのでは、と。

富んだ国が他国の困窮する人々を支援する。国際的な再分配だ。米国は、世界の警察官役を返上したと言われて久しいが、再分配する立場からも降りるのか。国内の格差の解消、緩和で手一杯なのかもしれない。世界は新たな秩序を探すことになるのだろうか。

さて、2/24週の六紙社説は、そのほかに、ロシアのウクライナ侵略3年、学術会議法案、立憲民主党大会、維新県議の情報漏洩、原発事故巡る避難対策、ドイツで政権交代へ、高校無償化、オンライン賭博、下水道老朽化、ミャンマー詐欺団、岩手・大船渡の山火事、旧安倍派裏金参考人聴取、などを話題にした。

六紙社説、戦後80年とトランプ2.0(いずれもサイト内)

最も危険な毒を含む食べ物

キャッサバ、フグ、タマゴテングタケ

食べることができる、植物や、動物、菌類には、致命的な毒を含むものがある。Gigazineの記事(2/15)で、最も危険とされるものが各々一つずつ紹介されている。

キャッサバの毒素は、シアン配糖体。これが体内で分解されシアン化水素になる。フグは神経毒のテトロドトキシン(TTX)を持つ。そして、タマゴテングタケの毒素アマトキシン類は、mRNA合成を阻害し細胞組織を壊死させる。と記事は毒素の実体を明かにしている。

シアン化水素の化学式はHCN。アマトキシン類の主成分であるα-アマニチンは、環状オリゴペプチド。それらに比べ、TTXの特異な構造は目を引く。その化学構造は、1960年代に決定された。ハーバード大のRobert Woodward、名古屋大の平田義正、東大の津田恭介、その三者が構造解析で競い合ったことは、天然物有機化学の領域ではつとに有名な話。

学生時代、「細胞毒マニュアル」という専門書をすぐ手の届くところに置いていた。医学雑誌「生体の科学」の特集号だった。神経生理や薬理などの研究用ツールとして様々な化学物質が紹介されていて、TTXやα-アマニチンも登場した。TTXは、確か、一番最初のトピックスだったように思う。

その本で、重水も細胞毒として採り上げられていた。その項目の執筆者はS先生。偏光顕微鏡下で撮影された見事な写真が掲載された。1980年代半ば、S先生が所長を務める臨海実験所を何度か訪ね指導を受けたことがある。数日泊まり込んで実験もさせてもらった。

その臨海実験所に、ルーシー号という名の研究用の舟艇があった。かつて、そこで研究された、海ホタルの発光素であるルシフェリンに因んで名付けられたと聞いた。ルシフェリンの研究に携わったのは、TTXの構造決定を行った平田義正の研究室メンバーだった。

フグ毒TTXが記事にあるのを見て、そんなことを思い出した。

知的ヒントの見つけ方(サイト内)。世界で最も危険な毒を含む食べ物は何なのか?毒の専門家が語る(2/15)、「細胞毒マニュアル:実験に用いられる細胞毒性物質の知識」生体の科学, 第35巻, 第6号(医学書院、1984年12月発行)、津田恭介(1907-1999)、平田義正(1915-2000)、Robert B. Woodward(1917-1979)

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