「日めくり万葉集」メモ
- 2019/07/01 06:35
- カテゴリー:読み物
先日、「日めくり万葉集」に触れた。全240回の出演者や、選ばれた歌が一つのファイルになって手元に残っている。それを表計算に取り込んでソートしてみた。
5回以上出演している選者の方は、順不同、敬称略で、リービ英雄、奥村彪生、岡井隆、吉岡幸雄、絹谷幸二、小泉武夫、小島ゆかり、中西進、田辺聖子、馬場あき子、里中満智子、林望。4回には、ドナルド・キーン氏の名もある。
選ばれた歌に目を向けて、数多く登場する詠み手を拾ってみよう。大伴家持(31回)と柿本人麻呂(20回、柿本人麻呂歌集よりを含む)は順当として、第3位に着けているのは、山上憶良(14回)。次は、大伴旅人(7回)。そして、6回に、額田王、山部赤人、高市黒人の名が並ぶ。なお、複数回選ばれた歌が17首ある。ほとんどは二回止まりの中で、唯一、三回登場するのは、新古今集にも採られたあの歌だ(山部赤人、巻3・318)。
田子の浦ゆうち出でて見ればま白にそ富士の高嶺に雪は降りける
# 田辺聖子さん死去(サイト内)、日めくり万葉集 - Wikipedia