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2025年03月の記事は以下のとおりです。

iwd、E200HA

E200HAにArchを、その1

E200HA(ASUS)では、Lubuntu(22.04 LTS)を使って来たが、これをArch Linuxに置き換えることにした。そのインストールではいくつかのヤマ場が想定された。ネットワーク接続もその一つ。

今回、iwdのみでの無線LAN接続を行った。それについてメモしておこう。

USBからブートしてインストールを行う(archlinux-2025.03.01-x86_64.iso)。この段階でのネットワーク接続は、無線の場合、iwctlで容易に進む。pingを飛ばして接続確認。

# ping -c4 archlinux.jp

pacstrapで、linux linux-firmware baseなどをインストールする際に、iwdも一緒に入れておく。あとで入れようとすると、凍結した水道をお湯で溶かそうとするのだが、沸かすべき水が出ない、それと同じような状況に陥る。

インストールを終えてUSBを抜きPCを再起動。ログインしてまずネットワーク接続。忘れずにiwdを起動し、最初と同じようにiwctlの設定を行う。

# sudo systemctl enable --now iwd
# iwctl

が、USBでブートした場合とは違って、これだけでは繋がらない。pingを飛ばすと、名前の解決ができていないだけで、いい線行っていることは判る。それと、iwctlに立ち上げた折に出た、"NetworkConfigurationEnabled: disabled"が気になった。

すったもんだの末に繋がったのは、2つのファイルが奏効したようだ。それは、

/etc/iwd/main.confに、EnableNetworkConfiguration=trueの一行を記入した。このファイルは新規に作成した。(追記。冒頭に[General]の一行が必須なので実際は2行)

/etc/resolv.confに、nameserver ○.○.○.○と家庭内の無線ルータのアドレスを一行書き加えた。このファイルは作成するまでもなく存在した。冒頭に"Generated by dhcpcd"とある。試行錯誤する中で、dhcpcdをsystemctl enableした際に自動作成された模様。ない場合には新たに作ることになったのだろう。

# sudo systemctl restart iwd

iwdを再起動。pingを飛ばして接続したことを確認。自宅で使うだけなので、とりあえず今回の設定で良しとしよう。

E200HAでLubuntu再チャレンジ、Arch Linux(いずれもサイト内)。インストールガイド|ArchWiki、久々にArchLinuxのインストールArch Linux - ネットワーク接続

旧統一教会に解散命令

信仰心につけ込み、違法な献金勧誘を続けて来た、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対し、解散を命じる決定を東京地裁が出した。

在京六紙は揃って本件を社説で採り上げた。

旧統一教会の不法行為は1980年代には始まっていた。今まで「抜本的な手が打たれなかったのはなぜか。それこそが教団を巡る問題の核心である」(経3/26)

自民党の「政治家と教団のつながり」「教団と政界の一部に持ちつ持たれつの関係」「それが行政の対応を鈍らせた面はなかったか」実態を解明せよ(同)

「故岸信介首相以来の教団と自民党との密接な関係」「選挙で教団票を差配したとされる安倍氏の役割」「下村博文文科相当時に教団の名称変更が認められた経緯」(東3/26)

自民党と教団、その「関係を清算するには、徹底的な調査と検証が不可欠」(毎3/26)

自民党は、その「責任は見過ごせない」が、「説明責任を果た」そうとしない。「教団だけを解散手続きに持ち込み、政治の責任はうやむやにする構図」だ(朝3/27)

以上4紙は、「問題の核心」は、教団と自民党政治家との古くからの関係にあると睨んでいる。「ここまで放置してきたことには、国の責任も大きい」、被害者の救済では「国が一定の責任を負うべき」(産3/26)という声もある。

残る一紙、読売はどうだろう。「今回の司法判断は妥当」「組織ぐるみで不当に献金を集める体質が続いている点を重く見て、宗教法人として存続させるべきではないと考えたのだろう」(読3/26)。自民党とか、政治とか、国とか、は一切登場しない。あくまでも悪いのは教団だ、そうしておきたいのだろう。

教団と自民党の関係を云々かんぬん言われたくない、そんなこと考えたくない、という読者は一定数いるだろう。そういう需要を満たす社説があるわけだ。どっちが先かは判らないけれど、とにかく需要があるから供給される。例えばTVのバラエティ番組と同じだ。

さて、3/24週の六紙社説は、そのほかに、日米金融政策、一票の不平等、自衛隊の統合作戦司令部発足、日本郵政の不正、富士山の噴火対策、ガザ停戦崩壊、教科書検定、兵庫県斎藤知事の違法認定、IOC初の女性会長、米国が自動車に高関税、フジ日枝氏退任、山火事多発、ブラジルとの連携、放送100年、などを話題にした。

六紙社説、被害の責任認めぬ教団旧統一教会の解散請求銃撃事件と旧統一教会内閣改造と旧統一教会旧統一教会と社説4本(いずれもサイト内)。遅きに失した旧統一教会への解散命令、80年代から社会問題化していたのになぜ政府は放置してきたのか(3/28)

ビジネス書大全

  • 2025/03/29 06:02
  • カテゴリー:読み物

成功を目指すならば、成功を支える土台となる、人格をまず構築することが何よりも重要である。

スティーブン・コヴィー著「七つの習慣」の要約はそう始まる。本の要約サービスflier編集部著「ビジネス書大全」(新潮社、2024年)、その第2章「習慣」から(p82)。本書の副題は、必読ベストセラーを超要約!、一生モノの仕事力が身につくビジネス書100冊。

まったくその通りだと思う。まず人格。事業は人なり。

しかし、「七つの習慣」にそんなこと書いてあったかな。何度か読んだけれど、人格云々の話は全く印象に残っていない。また近い内に借りて来よう。

7つの習慣河井寬次郎 住める哲学マネジメントの名著64冊戦略読書ビジネス書図鑑(いずれもサイト内)

ガタつくワゴン

金槌を持つと、何もかもが釘に見える

道具の法則。道具が一つなら、それが万能のように思えて、何にでもそれを振り回す。古くからある戒めだが、"If all you have is a hammer, everything looks like a nail."というマズローの言葉がつとに知られている。あの欲求五段階説で有名なマズローだ。

特定の道具、手段、方法論に固執することで、視野が狭まり、大事なことを見落としてしまう。または、事を成し遂げるには様々な方法やアプローチに拠る必要がある。または、手段は目的のためにあって、手段が目的になってはならない。そんなことを戒めている。

先日、LDKに置くワゴン(#47)をつくった。作業最終盤、底板の取り付けで一か所が2ミリほどずれるとという大失態をやらかした。何本かネジ止めすることに熱中し、きっちり位置合わせすることを怠ったのだ。完成後、全体がガタついたので、そのミスに気付いた。

ガタつきを修正しながら、金槌と釘の戒めを苦々しく思い起こした。これは、喩え話じゃないな、電動ドライバーとネジで、まさに、金槌と釘を実体験してしまった、と。

於牣魚踊(サイト内)。Law of the instrumentAbraham Maslow|Wikipedia、シベリアンヒッチ

奇想曲24番、パガニーニ

  • 2025/03/27 05:55
  • カテゴリー:音楽

NHK-FMを点けると、懐かしい曲が流れて来た。パガニーニ作曲「24の奇想曲」、その第24番イ短調。マイケル・レビンによる独奏と紹介された。1958年のモノラル録音。

随分昔、所属していたオケで、ブルッフのバイオリン協奏曲を演った。その折、招いたソリストがアンコールに選んだのが24番イ短調だった。その時、初めてその曲を聴いた。

圧巻のパガニーニだった。あとでオケのメンバーに色んなLPを借りて聴いてみたけれど、アンコールで聴いた以上のものには出会えなかった。それ程までに、その奏者の力量が秀でていた。ブルッフも素晴らしかった。しばしソロに聴き惚れて、自分が吹くところを忘れそうになったりしたものだ。

あのソリスト、当時、芸大の学生だった。その後どんな活躍をしたのだろうか。一度テレビで見かけたことがある。ただし、それはN響のVnパートの中で弾く姿だった。エキストラだろう。あれだけの腕前だ。世界のメジャー・オケとの共演もあり得たはず。

webで調べてみると、どうやら大学の先生になったようだ。懸命な選択だと思う。

ソリストで食べて行く、第一級の音楽家になる、それを目指した人すべてが思いを遂げることはできない。世界広しと言えど、そんなに沢山のコンサート・ソリストは必要とされない中、トップに登り詰めるのは、ほんの一握りの逸材だ。

その一握りの逸材ではなかった場合いったいどうする。どうやって食って行く。

もし音楽系の大学で先生になれるのなら、入り込まない手はない。何よりも毎月毎月の俸給が得られる。安定した生活の中で音楽ができる。研鑽を積みレベルを維持する。高望みしなければ、そこそこのオケがソロに呼んでくれる、かもしれない。それに、自分が果たすことができなかった夢を学生に託すこともできる。

パガニーニを聴いたのをきっかけに、そんなことを考えた。

一流奏者の需要おまえの家田中一村(いずれもサイト内)。特集「ワタシノイチオシ」髙木凜々子(Vn)を迎えて▽クラシックの庭(NHK-FM、3/24 7:25)[再]

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