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於牣魚踊

古いファイルを整理していると、「於牣魚踊」と刻まれた丸窓を撮った写真があった。
 
最初見た時、4文字の内、魚踊の2文字が読めたので、それを手掛かりにweb検索。4文字すべてが確認でき、新宿御苑にある台湾閣の中に設けられた窓ということが判った。そこで撮ったことはすっかり忘れていた。
 
「於」は感嘆詞。「牣」は満る。つまり、「ああ、水が満ちて、魚がはね踊っている」という意味らしい。庭にある池の情景を詠んでいる。元は「詩経」に登場するようだ。
 
孟子は、梁の国の恵王に会った折、「詩経」のこの話を紹介した。昔、周の文王が庭を造ろうと計画したら、民がやって来てさっさと造ってしまった。その庭には鹿や鳥が集まり、池では魚がはね踊ることになったと。そして言った。文王は民と一緒になってそれを大いに楽しんだ。賢者であればこそ、その楽しみを知っていると。
 
鳥や魚が群れるのは国が栄える喩え。治世は、人徳のある王によってなされる。民は国のために働き、国土は潤い繁栄する。孟子は、そんなことを説いたのだと思う。
 
さて、その丸窓の文字、篆書というのだろうか味わいのある書体だ。それを窓の格子としてはめ込む、なかなか趣がある。何か気の利いた文言をそんな書体で彫り刻み額装するだけでもいいかもしれない。木工でつくることを検討してみよう。
 
孟子/梁惠王上|Wikisource。卓上小物入れ(サイト内)。41) アンガマ額装a、42) 歯磨き道具入れ、43) 白い店舗小物、44) 線彫りY額装、45) 白い商品棚2つ、46) 菱形十二面体の星形、47) 酒類ワゴン

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