銃撃事件と旧統一教会
- 2022/10/10 06:23
- カテゴリー:興行・放送
日本の植民地支配に否定的な考えを持っている統一教会と、そういう考えから距離を取っているであろうはずの保守派が協力をする。また、ナショナリストの、国民を大切にしないといけないはずの保守派が、日本の庶民を泣かせている、経済的に追い詰めている、統一教会と深い関係を持っている。これは、やはり深刻で、かつ恥ずべき矛盾だと思う。その背景にあるのは、長期政権を担って来た自民党、その一員であった保守派が、極めて実利的である、プラグマティックあるということ。要するに、選挙のための実利、選挙で勝ちたい議員の心理、欲求が強く働いた。
やはり選挙のために教団へ接近していたのだ。引用は、中北浩爾教授(一橋大学、政治学が専門 長年自民党を研究)のコメント。2日放送のNHKスペシャル「安倍元首相銃撃事件と旧統一教会」から。
2009年、自民党が下野。「とりわけ当時落選した議員」例えば萩生田光一、山際大志郎両氏らと「統一教会との関係が深まったのはこの時期」と断じていた。
「日本は帝国主義時代に韓国から占領したものをすべて返して罪を償うべきだ」(「文鮮明先生御言葉選集」より)
番組の締め括りで、高瀬耕造アナウンサーがこんなことを言っていた。高額献金や宗教二世の問題に、政治や、社会、メディアの目は十分には行き届いていなかった。これからしっかり見ていく必要があると。
# 若者の博士離れ(サイト内)。NHKスペシャル「安倍元首相銃撃事件と旧統一教会~深層と波紋を追う」(NHK総合、10/2 21時)小郷知子語り