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カテゴリー「時の話題」の検索結果は以下のとおりです。

OTC類似薬

成分や効能が同じ医薬品なのに、医療保険が適用されていたり、そうでなかったりする。それなら、前者の保険適用を外せば良いのでは、という意見がある。過去、ビタミン剤やうがい薬などが適用を見直されて来た。今また、湿布薬や花粉症薬、解熱鎮痛剤などについて検討が進められている。

在京六紙の社説では、ここしばらくこの話題がいくつか登場している。今のところ3本。

市販品に類似した薬は保険適用を見直せ(経5/26)
市販品類似薬 保険適用の見直し急務だ(産6/26)
OTC類似薬 患者の負担増に配慮を(東6/30)

保険適用によって安価に薬を購入できている人にとっては迷惑な話だろう。しかし、総合的には、保険給付を何に振り向けるのか議論し続ける必要があるのは間違いない。なにせ医療保険の財政が逼迫していると言われて久しいのだから。

さて、6/30週の六紙社説は、そのほかに、香港国安法施行5年、H2Aロケット成功、中国の日本産水産物規制、参院選公示、などを話題にした。

六紙社説(サイト内)

慰霊の日に、25年

在京六紙の社説は、揃って、沖縄慰霊の日を採り上げた。

週のはじめに考える 沖縄戦の惨禍を伝える(東6/22)
沖縄慰霊の日 節目の年に真摯な祈りを(産6/23)
沖縄慰霊の日 地上戦の記憶を後世に(朝6/24)
戦後80年 沖縄慰霊の日 犠牲強いた歴史忘れない(毎6/24)
沖縄慰霊の日 過度な基地負担を軽減したい(読6/24)
戦後80年に思う沖縄の重み(経6/24)

が、「真摯な祈り」なんて全く御構い無し。米国が、イスラエルに加担し、イランを攻撃したのだ。慰霊の日(6/23)まさにその日に六紙社説は一斉に米国の「暴挙」を書いた。

米国のイラン攻撃 中東の全面戦争は回避せよ(朝6/23)
米国がイラン攻撃 道理に反する力の横暴だ(毎6/23)
米がイラン爆撃 国際法を脅かす暴挙だ(東6/23)
米がイラン爆撃 戦火拡大と泥沼化を懸念する(読6/23)
米軍の攻撃 イランは核放棄に応じよ(産6/23)
米の強引なイラン攻撃を憂慮する(経6/23)

さて、6/23週の六紙社説は、そのほかに、都議選自民大敗、日銀の国債減額、米・イスラエル・イラン停戦合意、フジ株主総会、日本郵便処分、NATO首脳会議、市販品類似薬、生活保護減額は違法、教員が児童盗撮、選択的夫婦別姓、などを話題にした。

六紙社説、慰霊の日(いずれもサイト内)

キーボードが消える日

いつの頃からかファックスは姿を消した。

nikkei.comに掲載されたエッセー「キーボードが消える日」にそうあった。「通信機器の登場と退場のサイクルは早く、その寿命は人の一生よりも短い」と。

いつ頃ファックスは姿を消したのだろうか。

例えば、2002年からしばらくホームオフィスをやっていた頃、小さな複合機を会社から支給されていた。その機能の内、プリンタやスキャナはよく使った。コピーも時々。が、ファクスは一度たりとも使わなかったことを覚えている。

あの頃、既に、ファクスは主たる文書通信手段の座を、eメールに明け渡していた。

業界にもよるだろう。東京へ引っ越す際に、複数の不動産屋が多数の物件情報をファクスで送ってくれたものだ。あれは2006年のことだった。それから十年経ち、沖縄の住まいを探し始めた時にも、ファクスで送りましょうかと言う不動産屋があったりした。

そう言えば、新型コロナの騒ぎの時に、保健所などのお役所や医療機関が、依然、ファクスでやり取りしていることがニュースになっていた。

もしかすると、2025年の只今現在でも、まだまだファクスを使ってる業界やお役所はあるのかもしれない。

コンビニからファクス(サイト内)。キーボードが消える日 芸術学者・東京芸術大学教授 布施英利(6/22)、デジタル化も…保健所への“発生届” 再びFAX使用の医療機関も

USS買収、殲15の脅し

在京六紙の社説を一週間分ざっと眺めていて、二つのテーマが目に留まった。一見まったく関係がなさそうな二つのテーマ。

USスチール 米政府の介入抑制的に(朝6/15)
日鉄買収承認 日米連携の新たな扉を開いた(読6/15)
日鉄の買収承認 完全子会社化を歓迎する(産6/15)
日鉄はUSスチール買収を成長の好機に(経6/15)
USスチール 買収の代償小さくない(東6/18)
USスチール買収承認 米国第一の道具ではない(毎6/19)
日鉄はUSスチール買収後も米政府に毅然と臨め(経6/19)

高い買い物だったのではないか。それも「国家安全保障協定を締結」させられ、強烈な足枷を嵌められてしまった。こんなことで思う存分に経営手腕を振るうことができるのか。巨額の投資を回収し、なおかつ利益を出すことができるのだろうか。

中国軍機の異常接近 威圧への対処力強めねば(毎6/16)
中国軍機接近 懸念の表明では済まされぬ(読6/16)
中国軍機接近 あまりにも危険な行為(朝6/17)
中国軍機の接近 危険な挑発は許されぬ(東6/17)
戦闘機の異常接近 無法中国に強く抗議せよ(産6/17)

中国の空母を偵察していた日本の哨戒機が、艦載機「殲15」の威嚇を受けた。日本が懸念を表明すると、「正常な軍事活動」を偵察したのはそっちだ、当然の対処、と中国は嘯く。

米中二大国が、自国の安全保障に一生懸命になっている。それに呼応するかのように、世界のあちこちでいざこざが勃発する。第3次世界大戦は、ロシアによるウクライナ侵略から始まった、と後世の歴史家たちが振り返る、そんなことにならなければ良いのだが。

さて、6/16週、六紙社説は、そのほかに、イスラエル・イラン戦争、G7サミット、日米首脳会談、通常国会閉幕、日韓国交正常化60年、などを話題に採り上げた。

六紙社説、米中、実は似た者どうしUSスチール買収の行方(いずれもサイト内)

フォーサイス氏死去

エドワード・フォックスが暗殺者役を演じた映画版はヒットし、昨年、エディ・レッドメイン主演で動画配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」でもリメークされた。

フレデリック・フォーサイス著「ジャッカルの日」の実写化のことが訃報(6/10、AFP)の中で紹介されていた。エドワード・フォックス主演の古い方(1973年)は何度観たか判らない。リメイク版(2024年)も機会があれば観てみよう。

原作も一度ならず読んだ。著者がロイターの特派員時代にシャルル・ドゴールの担当記者を務めただけあって、大統領の政治思想や、政権運営、執務の様子などが丁寧に書き込まれている。政敵に対する考え方も興味深い。サスペンス的な要素だけではない魅力を感じたものだ。近い内にまた読んでみよう。早速最寄り図書館に予約を入れた。

別の記事(6/10、ロイター)には、最近のこととして、「英国の欧州連合(EU)離脱を支持し、エリート層を非難。一方、トランプ米大統領やロシアのプーチン大統領にも批判的な見方を示していた」と記されている。

映画十選(サイト内)。英作家フレデリック・フォーサイス氏死去 86歳 「ジャッカルの日」|AFP、英作家フレデリック・フォーサイス氏死去、86歳 「ジャッカルの日」|ロイター、Frederick Forsyth(1938-2025)

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