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カテゴリー「時の話題」の検索結果は以下のとおりです。

急にとまれない

連れ込むな女は急に泊まれない

「サラリーマン川柳」の名作は、そうとばかり思っていた。が、「女は」ではなく「私は」が正解だ。web検索していて、間違って記憶していたことに気付いた。

いずれにせよ、これは、あの有名な交通スローガン「とび出すな車は急に止まれない」をもじったものだろう。川柳とスローガン双方で、冒頭○○するなと命令形で始まり、後半はまったく同じ音。

その「とび出すな〜」の方は、ずっと昔から知っているような気がする。調べてみると、交通安全年間スローガン昭和42年「こども部門」で内閣総理大臣賞を受賞したのだとか。全日本交通安全協会と毎日新聞社が主催。

そのリストをつらつら眺めていて、「こわいのは急ぐあなたのその心」というのが目に留まった。昭和50年「運転者向け」佳作。もちろん交通安全のスローガンなのだが、女を連れ込もうとする男に対して言っているようにも見えて面白いと思った。

サラリーマンの川柳(サイト内)。交通安全年間スローガン1966(昭和41)年使用以来の全入賞作品|毎日新聞

「彼ら」に映る「私たち」

国民のレベルとその国の政治のレベルは同等で、一方が優れているのに一方が劣るということはない。立派な国民は立派な政治にしか統治できないし、そうでない国民ならそれなりの政治になる。

民主主義の国、わが国では、政治は我々が選んだ人たちが行う。立派にせよ、それなりにせよ、それは我々が映っているということ。

東京新聞の社説、週のはじめに考える 「彼ら」に映る「私たち」から(6/30)。同紙の社説「考える」シリーズでは、文字通り、考えさせられることが多い。この「週のはじめに考える」は、Simplenoteにもメモして何度か読んだ。

記事の中に、米国のどこかの市長選に、AI候補が出馬する話が出て来る。それは実現するかどうか判らない。そもそもAIに市長が務まるのか、とチャットGPTに訊ねてみたとか。その答え、「AIには強みと限界」がある。強みは、1)データ分析能力、2)公正さ、3)効率性。一方、限界は、1) 感情や倫理の理解、2) 柔軟性と創造性。

つまり、AIは「市民の感情に共感する能力が欠けている上、予測できない状況に対する柔軟な対応に限界がある」ということ。今の政治家も少なからずその傾向にあるから、公正さと効率性を買って、いっそAIに任せる方が良いのかもしれない。

さて、7/8週、在京六紙の社説はどんなことを話題に採り上げただろうか。全く見てなったので追々フォローすることにしよう。

六紙社説(サイト内)

メディアへの強制捜査

公権力によって強制的に情報提供者を調べるような事態がまかり通れば、もはや健全な民主主義国家とはいえない。

日本経済新聞の社説「報道の自由脅かす強制捜査」(経6/26)から。

不祥事が相次ぐ鹿児島県警は、とんでもないことに、捜査の過程で報道機関を強制捜査していたのだとか。日経以外の在京六紙は、どう書いているだろうか、

「言論、表現の自由にかかわる問題だ」「どのような検討を経て捜索に至ったのか、公の場で説明を尽くさねばならない」(朝6/20)

「報道にとって取材源の秘匿は死活的に重要」、鹿児島県警の捜査は、「報道の自由脅かす手法だ」(毎6/23)

捜査当局の都合で、「報道関係者への捜索が行われて情報源が探索されることになれば、取材の自由が妨げられ、国民の知る権利が脅かされる結果につながりかねない」「憲法で保障された表現や報道の自由を脅かす深刻な問題」(東6/25)

「今回をあしき前例にしないためにも、誰が、どのような経緯で強制捜査を決めたのか説明すべき」(経6/26)、そういう段階にあるためか、各紙社説の怒りは、まだまだ序の口のように見える。

もうちょっと色々明らかになって来れば、まだ書いていない2紙(読産)も含めて、各紙とも激しく怒りをぶちまけることになるだろうか。

さて、6/24週の六紙社説は、そのほかに、三菱UFJの不正、党首討論、大学授業料、JAXAから情報流出、電気ガス代補助、沖縄米兵性加害、松本サリン30年、米大統領選討論会などを話題にした。

六紙社説(サイト内)

那須町遺体遺棄事件

栃木県那須町で会社役員の夫婦の遺体が見つかり長女の内縁の夫ら6人が殺人の疑いで逮捕された事件で、警視庁は、長女も事件に関わっていたとして新たに逮捕しました

NHKラジオでそんなニュースがあった。リードだけだったので、NHKのサイトでもう少し詳しいところを読んだ。その上でいくつか思った。

長女が両親の殺人に関わっていた。やはり、身内による犯行だった。統計の数字は覚えていないけれど、殺人は、多くの場合がそう、と認識している。親子や、夫婦、兄弟のあいだで何らかの問題が生じてそれが殺人に発展してしまう。

それと、既に6人が逮捕されている。首謀者は、意図したかしなかったかに関わらず、結果的に、そんな多人数を犯行に関与させてしまった。それだけいたら口の軽いやつもいる。記事には、「スマートフォンを解析」された結果バレてしまったともある。情報管理があまりにも杜撰だ。犯罪ではない何か事を起こす時に他山の石になるかもしれない。

# NHKきょうのニュース(NHKラジオ第一、6/27 19時)、栃木 那須町遺体遺棄事件 被害者夫婦の長女 殺人の疑いで逮捕(6/27 15:43)

国会閉幕、そして慰霊の日

6/20(木)、在京六紙の社説は、政治資金の改正規正法が成立したことを、一斉に、採り上げた。

「政治資金 信頼回復遠く」(朝6/20)、「国民を愚弄する弥縫策だ」(毎6/20)、「抜本改革が置き去り」(東6/20)、「ルール順守は最低限の責務」(読6/20)、「さらなる改革に取り組め」(産6/20)、「これでは政治資金の不正を根絶できない」(経6/20)

翌6/21(金)も、六紙社説のテーマが揃った。それも各紙の2本ともが同じテーマ。ロシア大統領プーチン氏の訪朝がその一つ。

「プーチン氏訪朝 危険な軍事協力の強化」(朝6/21)、「露朝の軍事協力条約 秩序壊す同盟許されぬ」(毎6/21)、「ロ朝軍事協力 国際秩序脅かす挑戦だ」(東6/21)、「露朝が新条約 国際秩序を公然と無視した」(読6/21)、「露朝同盟の成立 日本への脅威が高まった ウクライナ侵略加担許されぬ」(産6/21)、「同盟誇示するロシアと北朝鮮の脅威に備え急げ」(経6/21)

もう一つは、東京都知事選の告示。「首都の未来託す一票に」(朝6/21)、「首都の将来像競う論戦を」(毎6/21)、「暮らしの未来図を競え」(東6/21)、「1票の大切さ問われる乱戦だ」(読6/21)、「首都の将来像見いだす論戦に」(経6/21)

あれ、一紙落ちている。産経だ。同紙は、この日、プーチン氏訪朝の一本に絞った。

さらに、6/22(土)。国会閉会など政治がテーマの日。六紙社説は同じ傾向が続いた。

「国会閉会と岸田首相 政権の機能不全あらわに」(毎6/22)、「裏金事件と政治の不全 ならば主権者が正そう」(東6/22)、「深まる政治の危機」(朝6/22)、国会閉幕「不信感残った」(読6/22)、「骨太の名に値する成長戦略示せたか」(経6/22)、「金利ある世界と骨太 放漫財政への危機感欠く」(毎6/22)

産経のみ落ちている。同紙社説は、この日、政治ではなく別の2テーマを書いた。天皇皇后両陛下の「英国ご訪問」と「梅雨入り」。なお、産経は、17日に骨太を、19日に都知事選を、23日に国会閉幕を、各々採り上げている。優先順位が他紙と少し異なるだけ。

そして、今朝(6/23)、多くが書いたのが、沖縄慰霊の日。

「沖縄慰霊の日 記憶をつなぐために」(朝6/23)、「きょう沖縄慰霊の日 国は対話通じ痛み共有を」(毎6/23)、「沖縄を再び戦場にしない」(東6/23)、「沖縄慰霊の日 史実を歪めず追悼したい」(産6/23)

読売と日経の社説タイトルに沖縄の文字はない。

さて、6/17週の六紙社説は、そのほかに、ウクライナ平和サミットや、鹿児島県警の捜査などを話題にした。

六紙社説(サイト内)

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