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岡山の女児死亡

また起きてしまった、子供の虐待死。6歳の女の子、岡山市、1月。逮捕された容疑者は母親とその交際相手。内縁関係は「虐待のリスク要因」だ。児童相談所は通告を受けてマークしていながら、なぜ救えなかったのか、と社説は問うている(産2/17)。

多忙だったと児相は釈明しているようだ。「児相の人手不足はかねて指摘されて」いる。何日か前の社説は、昨年の「警察を介した児童虐待の通告件数が過去最多となった」と報じていた(読2/10)。警察が対応に乗り出し児相との連携が強化されて来ている、とポジティブに理解すべきなんだろう。奏効して、一定水準(年に50件ほど)で推移している子供の虐待死は今後減るかもしれない。

読売のその社説には、「児童虐待に治安の悪化を感じる人が6割を超えた」とある。警察庁が行ったアンケートによると治安悪化を感じている人の割合が増えて来ているそうだ。犯罪は年々減り続け、昨年の刑法犯は「戦後最少」件数だったにも拘わらずそういう傾向が出ている。「格差の広がりや自殺の多さなど、社会の不安定さが心理的に影響しているのだろうか」と社説は推し測る。

そうだろうか。そんな憶測を社説に書く方が余程「心理的に影響」するように思う。不適切な報道が人々の不安を煽っているのではないか。

2/14週の六紙社説、話題は多方面に渡った。意外に賑わったのは、ロシア選手のドーピング問題(毎産朝読)。そのほかには、NHK虚偽字幕、アサリ産地偽装、裁判のIT化、オンライン議会、サイバー捜査隊、台湾禁輸解除、米の対日鉄鋼関税、ウクライナ危機、日米韓外相会談、韓国大統領選などが題材になった。

自民党京都府連がカネをばらまいた件は社説に登場したろうか。左派系があれこれうるさく書き立てても良さそうなものだが。

六紙社説、「大阪3歳児殺害」本当は怖い動物の子育て(いずれもサイト内)。岡山の女児死亡 虐待リスクを軽んじるな(産2/17)、「体感治安」悪化 社会の疲弊が背景にあるのか(読2/10)。犯罪統計|警察庁。自民党京都府連「選挙買収」疑惑 新たな内部文書と証言「選挙活動を頑張ってもらうため」(文春オンライン、2/11)

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