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本当は怖い動物の子育て

  • 2021/10/19 06:39
  • カテゴリー:読み物

そして子が一歳以上三歳未満になると、ついに最大のリスク要因である、実母の内縁の夫(マムズ・ボーイフレンド。母の交際相手)が主たる加害者として登場します。

児童虐待死の主たる加害者は誰なのか。竹内久美子著「本当は怖い動物の子育て」(新潮新書、2013年)から(p167)。内縁の夫がある意味ヤバい存在であることは、統計上、はっきり、表れている。

厚生労働省のサイトに掲載されている、その統計「子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について」、本書では、その第8次報告に拠っている。念のため最新(2021年8月)の第17次を見てみた。第1次から第17次までに検証の対象となった虐待死(心中以外)は計842例。その主たる加害者(単独犯)は、実母(54.4%)と実父(15.4%)であり、それに次ぐのは、やはり、実母の交際相手(4.5%)だ。試しに平均してみると、虐待死は年に50例起こり、内2例は実母の交際相手(内縁の夫)が加害者(842÷17×4.5%)、ということになる。

「大阪3歳児殺害」(サイト内)。子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第17次報告)|厚生労働省。第11章の5つの事例。

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