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ビジネス書十選

  • 2019/11/28 06:16
  • カテゴリー:読み物

シリーズ十選、今回はビジネス書を10冊選んでみよう。

「理科系の作文技術」(木下是雄、中公新書、81年)。最初読んだのは83年、大学3年の時。以来何度開いたことか、特に口頭発表のところ。スライド(ppt)の構成、その勘所をこの本で学んだ。

「失敗の本質」(野中郁次郎ら、中公文庫、91年)。組織が失敗を繰り返すのであれば、その体質に問題がある。よって、失敗の本質を探ることで、組織改革の手がかりが得られる。最初に勤めた会社の研修ですすめられた。

「組織の盛衰」(堺屋太一、PHP研究所、93年)。ずっと続く事業や企業はない。その事実を認識することは、新規開発を担当する者にとって強力な動機となる。

「経営者の条件」(P・F・ドラッカー、ダイヤモンド社、95年)。成果をあげるにはどうすれば良いか。時間管理や、コミットメント、優先順位、意思決定など、基本中の基本が説かれる。原題、"The Effective Executive"

「僕はこうやって11回転職に成功した」(山崎元、文藝春秋、02年)。著者ほどではないにせよ、おれも複数回の転職を経験した。その際にこの本は大いに参考になった。そもそも転職すべきなのか、するとしたらそのタイミングは、条件交渉はどうする、など。

「7つの習慣」(S・コビー、キングベアー出版、96年)。重要だけれど急がない案件、それを可視化するツール「時間管理マトリックス」をこの本で知った。Ivy Lee Method とともに、おれにとって必携のツール。Ivy 云々を最初に見たのは野口悠紀雄著「超」整理法シリーズでだったと思う。

「経営戦略を問いなおす」(三品和広、ちくま新書、06年)。この本との出会いはたまたまだった。南千住図書館の新着本コーナーに並んでいるのを借り来て読んだ。そのしばらく後に受講生が募集された社内ビジネス・スクールに応募した、それはこの著者、三品先生が監修、講義するものだった。

「経営革命大全」(J・ボイエットら、日本経済新聞社、99年)。ポーターら著名な Guru 達は何を説いたのか、それをどう使えば良いのか、その限界はどこにあるのか。原書の題は、"The Guru Gide: The Best Ideas of the Top Management Thinkers"

「ジョン・コッターの企業変革ノート」(J・P・コッターら、日経BP社、03年)。かなり実践的な、変革のための7ステップ、が示される。原題 "The Heart of Change" は、正鵠を得ている。

「プロ弁護士の思考術」(矢部正秋、PHP新書、07年)。この本は処分せずに今でも手元に置いている。正解よりも選択肢を求める(p55)、パレートの法則で人を見る(p102)、反対意見に学ぶ(p130)。

検索「十選」(サイト内)、The Death of Competition(J・F・Moore、Harper Paperbacks、97年)

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