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キーワード「十選」の検索結果は以下のとおりです。

文庫旅館で待つ本は

  • 2025/07/15 06:27
  • カテゴリー:読み物

人は無意識に、そのときの自分と同じにおいがする本を選びがちなんです

名取佐和子著「文庫旅館で待つ本は」(筑摩書房、2023年)から(p161)。この作家の著作を読むのは初めて。家人にすすめられて図書館で借りて来た。

短編集。その各々は、よく知られている小説の筋立てやエピソードに似たストーリーが展開する。その小説とは、例えば、志賀直哉の「小僧の神様」だったり、芥川龍之介「藪の中」だったり。横光利一「春は馬車に乗って」も出て来る。

K氏とはRe: 愛読書十選(いずれもサイト内)。春は馬車に乗って|青空文庫

モーツアルト K.Anh.229

  • 2025/07/08 06:29
  • カテゴリー:音楽

朝食の前後に鳴らしている曲は、毎朝、だいたい決まっている。バリオスのギター曲、ジョプリンのピアノ曲、プーランクやR.シュトラウスの管楽器のための曲、バッハのフランス組曲、モーツアルトのディベルティメントK.Anh.229(439b)など。

各々複数の音源からその日の気分で選ぶけれどそれにも傾向はある。例えば、R.シュトラウスは、Edo de Waart指揮Netherlands Wind Ensembleのことが多い。バッハは、Gouldか朱か。モーツアルトK.Anh.229は、Sabine Meyerらのバセットホルン3本の版(なぜか6番まである)か、Prinz、Schmidl、ZemanのCl2+Fgのバージョン(5番まで)。

日々訪ねるサイトにK.Anh.229の話題があったので触発されて今朝これを書いている。

K.Anh.229は、Pierlot(Ob)、Lancelot(Cl)、Hongne(Bn)の木管三重奏版を聴いたのが最初だった。高校時代に、Eratoの廉価盤LPを買った。確か千円だったと思う。Obが煌びやかに旋律を吹くその演奏に慣れ親しんだものだから、後々、クラリネットやバセットホルンの版は、えらく、くすんで聞こえたものだ。

が、今となっては、Pierlotらの演奏はほとんど聴かない。クラリネット族のくすんだ、いやいや、深みのある色合いの方が、天才モーツアルトが書いたシンプルな楽想を味わうのに好ましいように感じるからだ。

この曲、自筆譜が失われてしまったこともあって成立年は不明。海老澤敏ら監修「モーツァルト事典」(東京書籍、1991年)は、作曲時期を1783~88年とする。ケッヒェルの第6版では「おそらく1783年」と推定されていることも同事典は紹介している。

1783年、和暦では天明3年。その年の9月、蔦屋重三郎が日本橋に店を構えた。浅間山が大噴火を起こした年でもある。

朱(Zhu)のフランス組曲プーランクの六重奏曲管楽器の曲十選木管二重奏による魔笛昔の愛聴盤べらぼう(20)(いずれもサイト内)。大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」(25)「灰の雨降る日本橋」(NHK総合、6/29 20時)

悲愴、N響#2039

  • 2025/07/05 06:05
  • カテゴリー:音楽

かちっとした、いい演奏だった。らじる★らじるで聴いた、N響の「悲愴」。

N響第2039回定期公演
チャイコフスキー作曲
交響曲第6番ロ短調 作品74「悲愴」
(指揮)フアンホ・メナ
(管弦楽)NHK交響楽団
(45分50秒)
2025年6月7日NHKホールで収録

第1楽章、冒頭から、あの切ない旋律(第2主題)が出て来るまでを、すっきり上手くまとめていた。大いに聴く気になった。期待に違わず、全体、ややあっさりではあるものの、メリハリの効いた好演だった。いいチャイコフスキーを聴いた。

この曲との付き合いはそろそろ50年になるだろうか。生で初めて聴いたのは、高校2年の秋だった。シモノフ指揮ボリショイ劇場管。初めて吹いたのは、その2年後。大学オケの定期演奏会でメインの曲だった。本番は降り番だったけれど、練習で何度か代奏した。1番ファゴットの4年生が専攻の研究室が忙しく彼の代わりで。練習とは言え、大曲は初めのことだし、目立つ箇所が多々あるので随分と緊張したことを覚えている。

N響第2039回定期は、7/20(日)にEテレでも放送されるとのこと。

N響交響曲十選アルチュニアン(いずれもサイト内)。N響第2039回定期公演▽ベストオブクラシック(NHK-FM、6/26 19:35-)

フォーサイス氏死去

エドワード・フォックスが暗殺者役を演じた映画版はヒットし、昨年、エディ・レッドメイン主演で動画配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」でもリメークされた。

フレデリック・フォーサイス著「ジャッカルの日」の実写化のことが訃報(6/10、AFP)の中で紹介されていた。エドワード・フォックス主演の古い方(1973年)は何度観たか判らない。リメイク版(2024年)も機会があれば観てみよう。

原作も一度ならず読んだ。著者がロイターの特派員時代にシャルル・ドゴールの担当記者を務めただけあって、大統領の政治思想や、政権運営、執務の様子などが丁寧に書き込まれている。政敵に対する考え方も興味深い。サスペンス的な要素だけではない魅力を感じたものだ。近い内にまた読んでみよう。早速最寄り図書館に予約を入れた。

別の記事(6/10、ロイター)には、最近のこととして、「英国の欧州連合(EU)離脱を支持し、エリート層を非難。一方、トランプ米大統領やロシアのプーチン大統領にも批判的な見方を示していた」と記されている。

映画十選(サイト内)。英作家フレデリック・フォーサイス氏死去 86歳 「ジャッカルの日」|AFP、英作家フレデリック・フォーサイス氏死去、86歳 「ジャッカルの日」|ロイター、Frederick Forsyth(1938-2025)

クリス智子、あの人の本棚

続いての本棚は、1階から2階へ続く階段の踊り場。

今回の方は、自宅のあちこちに本を置いている。「心おどる あの人の本棚」(4)「クリス智子(ラジオパーソナリティー)」(4/22)から。

踊り場の書棚を憧憬する気持ちが今でもある。

沖縄へ引っ越す前に、ほとんどの本を処分した。CDも。両方とも、数千の数だった。専門の業者に引き取ってもらった。大した金額にはならなかった。大量の洋服も、慈善団体にもらってもらうか、捨てるかした。それと、楽器を一台手放した。これは購入した時の額よりも、随分、高く売れた。それがあったので、その折の断捨離は、ものを減らしてすっきりするだけでなく、予想外に、経済的メリットがあった。

身軽になる爽快な気分は何事にも代えがたい。心底そう思う。のだが、他人の蔵書、特に階段の踊り場に配置された書棚、をテレビで見たりすると、本は処分せずに持っておいても良かったかなと、ちらっと思う。

あの人の本棚楽器を売る愛読書十選 (1)(いずれもサイト内)。「心おどる あの人の本棚」(4)クリス智子(ラジオパーソナリティー)(NHK-Eテレ、4/22 21:30)

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