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キーワード「十選」の検索結果は以下のとおりです。

カールの罪状

  • 2025/09/05 06:16
  • カテゴリー:読み物

わたしは今後、みなさんの監督役となり、計画の提案を受けて許可あるいは却下の判断をします。

悪の親玉シスルがそう言う。長年に渡って緻密な計画をやり遂げて来ただけあって、やるべきことは判っている。ユッシ・エーズラ・オールスン著「特捜部Q-カールの罪状」吉田奈保子訳(早川書房、2023年)から(p367)。シリーズ第9作。

「提案」と「判断」。強力かつ重要なフレームワークだ。そんな説があるかどうか知らないけれど私はそう確信している。組織はこの二つで動いていると、はっきり認識して以降、仕事、特に新規事業の開発は、随分、進めやすくなった。

今作で、特捜部Qのリーダー、カール・マーク警部補は逮捕されてしまった。次は最終作となるらしいのだが、果たして、カールは、そして、例のアマー島の事件はどうなる。

特捜部Qフレームワーク十選(サイト内)

本音を引き出す質問

  • 2025/08/07 06:19
  • カテゴリー:読み物

人は質問に対して本能的に答えようとする性質がある

商談やビジネスを進めるには、そういう「性質」を覚えておくと良い、と著者は言う。渡瀬謙著、本音を引き出す「3つの質問」(日経ビジネス人文庫、2016年)(p132)。

フレームワークのようにパターン化するのもありかもしれない。場面によって、答えにくい質問と答えやすい質問を、順次、繰り出し、相手の気持ちをコントロールする。

どこか、こすからい感じもしなくもないが、商売なんて何にせよ、相手の物欲を刺激して商品をお買い上げいただく取り組みだ。本来、そこに、きれいごとはない。

フレームワーク十選(サイト内)

朱(Zhu)のパルティータ

  • 2025/08/01 05:58
  • カテゴリー:音楽

先日入手して以来ここしばらく頻繁にこれを聴いている。朱晓玫、この奏者が弾くバッハは素晴らしい。

Johann Sebastian Bach
Partitas, BWV825-830
Zhu Xiao-Mei (Pf)
Saint-Pierre de la Villette church, Paris
Recorded, Sep 1999

手元には、グルード(1957-62年、全6曲)とアルゲリッチ(1979年、第2番のみ)の演奏があって、どちらもよく聴く。今後は先に朱に手が伸びることになるだろう。

朱は、平均律も録音している。1巻2巻とも。近い内に聴いてみよう。

朱(Zhu)のフランス組曲中島みゆきの曲十選(いずれもサイト内)

文庫旅館で待つ本は

  • 2025/07/15 06:27
  • カテゴリー:読み物

人は無意識に、そのときの自分と同じにおいがする本を選びがちなんです

名取佐和子著「文庫旅館で待つ本は」(筑摩書房、2023年)から(p161)。この作家の著作を読むのは初めて。家人にすすめられて図書館で借りて来た。

短編集。その各々は、よく知られている小説の筋立てやエピソードに似たストーリーが展開する。その小説とは、例えば、志賀直哉の「小僧の神様」だったり、芥川龍之介「藪の中」だったり。横光利一「春は馬車に乗って」も出て来る。

K氏とはRe: 愛読書十選(いずれもサイト内)。春は馬車に乗って|青空文庫

モーツアルト K.Anh.229

  • 2025/07/08 06:29
  • カテゴリー:音楽

朝食の前後に鳴らしている曲は、毎朝、だいたい決まっている。バリオスのギター曲、ジョプリンのピアノ曲、プーランクやR.シュトラウスの管楽器のための曲、バッハのフランス組曲、モーツアルトのディベルティメントK.Anh.229(439b)など。

各々複数の音源からその日の気分で選ぶけれどそれにも傾向はある。例えば、R.シュトラウスは、Edo de Waart指揮Netherlands Wind Ensembleのことが多い。バッハは、Gouldか朱か。モーツアルトK.Anh.229は、Sabine Meyerらのバセットホルン3本の版(なぜか6番まである)か、Prinz、Schmidl、ZemanのCl2+Fgのバージョン(5番まで)。

日々訪ねるサイトにK.Anh.229の話題があったので触発されて今朝これを書いている。

K.Anh.229は、Pierlot(Ob)、Lancelot(Cl)、Hongne(Bn)の木管三重奏版を聴いたのが最初だった。高校時代に、Eratoの廉価盤LPを買った。確か千円だったと思う。Obが煌びやかに旋律を吹くその演奏に慣れ親しんだものだから、後々、クラリネットやバセットホルンの版は、えらく、くすんで聞こえたものだ。

が、今となっては、Pierlotらの演奏はほとんど聴かない。クラリネット族のくすんだ、いやいや、深みのある色合いの方が、天才モーツアルトが書いたシンプルな楽想を味わうのに好ましいように感じるからだ。

この曲、自筆譜が失われてしまったこともあって成立年は不明。海老澤敏ら監修「モーツァルト事典」(東京書籍、1991年)は、作曲時期を1783~88年とする。ケッヒェルの第6版では「おそらく1783年」と推定されていることも同事典は紹介している。

1783年、和暦では天明3年。その年の9月、蔦屋重三郎が日本橋に店を構えた。浅間山が大噴火を起こした年でもある。

朱(Zhu)のフランス組曲プーランクの六重奏曲管楽器の曲十選木管二重奏による魔笛昔の愛聴盤べらぼう(20)(いずれもサイト内)。大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺」(25)「灰の雨降る日本橋」(NHK総合、6/29 20時)

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