昔の愛聴盤
- 2018/10/28 06:19
- カテゴリー:音楽
クラシックカフェ(10/25 NHK-FM)にプーランク作曲の「フランス組曲」があるのを見て、その番組を留守録しておいた。かつて好んでよく聴いたプレートル指揮パリ管メンバーの演奏だ(68年録音)。高校時代に何枚か買ったフランス音楽のエスプリシリーズ、もちろん LP、に収録されていた。
同じくプーランクのピアノと管楽五重奏のための六重奏もこのシリーズで初めて聴いた。パリ木管五重奏団による演奏、64年の録音。ピアノはジャック・フェヴリエ、バソンはジェラール・フザンディエ(Gérard Faisandier)。持っていた LP は、第2楽章が始まってすぐに、溝のキズがプチッと鳴った。後年、買い直した CD には当然それはなかった。
当時、管楽器、特にファゴット(バソン)が登場する曲を探し出して、よく聴いた。これらの盤は、たいがいレコード屋の店頭にはなく、注文して取り寄せてもらった。例えば、
R.シュトラウス、ハーゼネール(Franz Hasenöhrl)編、もう一人のティル・オイレンシュピーゲル、Philharmonisches Oktett Berlin(ファゴットは Hans Lemke)、69年。5人で演奏するティル Till Eulenspiegel einmal anders をこれで知った。お気に入り最右翼の LP だった。モーツアルトの「音楽の冗談」なども入っている。これは、CD で買い直せていない。
R.シュトラウス、管楽器のためのセレナード Es Op.7、エド・デ・ワールト指揮オランダ管楽アンサンブル、71年。朝起きる時の音楽に使っていた。カップリングは「ハッピー・ワークショップ」。
モーツアルト、ファゴット・ソナタ K292、64年。ファゴットは、Manfred Braun。この二重奏の音源が欲しくてこの廉価版を求めた。が、メインで入っているベトさんの七重奏の方をよく聴くようになった。
モーツアルト、セレナード第11・12番、コレギウム・アウレウム合奏団員、70年、フッガー城糸杉の間。独 harmonia mundi レーベルが、この古楽グループの演奏を多数出していた。おっとりした管楽器、その一方で弦楽器の音が素晴らしい。モーツアルトの四重奏などでマンダルカ(Vc)の音を繰り返し聴いた。