ヘクサメロン変奏曲
- 2020/11/28 07:19
- カテゴリー:音楽
ラジオの留守録を聴いて、こういうピアノ曲があることを知った。リストや、ツェルニー、ショパンら6人の合作による変奏曲。全体の監修はリスト。和名タイトルは、ベッリーニの歌劇「清教徒」の行進曲を主題とした演奏会用の華麗な大変奏曲。通称「ヘクサメロン変奏曲」。ヘクサメロンは、「神が世界を使り出した6日間を表す」と番組で説明があった。
主題が行進曲ということもあって、合作なのにリスト臭がぷんぷんする。終盤で、一転、ノクターン調に替わる。IMSLPのスコアを見た。その部分の冒頭には "Var:6. Largo. F.C." とある。ショパンのイニシャルだ、彼が担当した部分なのだろう。この第6変奏の終わりの方に "CHOPIN" と記されており、その小節までショパンが書き、その後のつなぎ部分をリストが補ったことが判る。
クラシックカフェ
NHK-FM、11/24(火)14:00-15:50
「ヘクサメロン変奏曲」
リスト、タルベルク、ピクシス、エルツ、ツェルニー、ショパン:作曲
(ピアノ)ヨハン・ブランシャール、レオン・ブッヘ、カルロ・ゴイコエチェア、カロリーヌ・セリュー、吉兼加奈子、クラウディス・タンスキー
(22分47秒)
[MD+G MDG90418036]
# Hexaméron, S.392 (Liszt, Franz) - IMSLP、ヘクサメロン (ピアノ曲)|Wikipedia