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2021年08月24日の記事は以下のとおりです。

バッハでジャズ10曲

  • 2021/08/24 06:29

ラジオ番組の留守録を聴いていると、サラ・ヴォーンの「ラヴァーズ・コンチェルト」がかかった。この曲は、例の音楽帖にある旋律が元になっている。そのことを思い出し、バッハに関わりのあるジャズの曲を選んでみることにした。まずは件の、

A Lover's Concerto、Sarah Vaughan、1966年。「例の」というのは、Anna Magdarena Bachのための音楽帖。それに所収のメヌエット(BWV Anh.114)が原曲。ただし、この曲は大バッハではなく、Christian Petzoldという人が作曲した、これが定説。

Bud on Bach、Bud Powell、1957年。スリリングな演奏。タイトルのバッハは大バッハだろうとずっと思っていたけれど、あらためて調べてみると、なんと、その息子CPE Bachのことだ。原曲は、Solfeggio c-Moll, Wq117/2, H220。

Fugue g-Moll、The Swingle Singers、1994年。小フーガト短調(BWV578)。四声のフーガは譜面通り。ドラムのブラシワークで補強されるだけで、すっかりジャズ。バッハとジャズの相性の良さを示す一つの典型。彼らのバッハは多い。

Chorale No.1 "Sleepers Awake"、Jacques Loussier、1963年。カンタータ第140番「目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声」(BWV140)から。この十選には、Loussierは無難な選択か。

Air (From the Suit in D)、The Singers Unlimited、1978年。BWV1068、管弦楽組曲第3番の第2曲「アリア」、いわゆるG線上のアリア。この曲はよく採り上げられている、例えば、Swingle SingersがMJQをバックに歌っている(1966年)。Eugen Cicero Trioにもあったように思う。

Allemande in A-Dur、Siegfried Schwab、1967年。BWV1009、無伴奏チェロ組曲第3番のアルマンド。

Italienisches Konzert 1、Ingfried Hoffmann、1969年。原曲は、タイトルの通りイタリア協奏曲(BWV971)第一楽章。

Sicilienne、Toots Thielemans、2001年。フルートソナタ(BWV1031、疑作)から。この曲は、確か、Bill Evansも演っていたはず、そうValse(1965年)。あらためて聴き直してみたけれど、旋律もらうだけなら別にバッハじゃなくてもいいのでは、と思ったりもする。

あと2曲、ざっと検索してひねりだそう。Stan Getz "Back to Bach"、タイトルがいかにもそうだろう。それと、Django Reinhardtにあった、BWV1043、これは間違いない。

十選(サイト内検索)。音楽遊覧飛行▽ミュージックエクスプレス~ジャズフュージョンのリクエスト(NHK-FM、6/3 9:20-10:00)

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