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2019年08月06日の記事は以下のとおりです。

前ヌ内ヌ窯跡

近所の工事がとみに目に付くようになった。大規模な商業施設が浦添で建設中、それが影響して県内の様々な土木、建設工事が滞っている、という話を聞いたのはいつ頃だったか。話は本当だったのだろう。その施設の工事が終わるや、身の回りで工事が頻発している。ある家では部屋のリフォーム、こちらの店舗では屋上の防水加工、あっちでは造園など、そういう小規模な工事もあれば、割と高層のビル建設や、古家の解体(おそらくその後に新築)など目立つ現場も少なくない。

興味深いのは、その古家の解体現場。平屋の建物が取り壊され、立木も切られ、塀などが片付けられるに従って、奥に埋もれるようにしてあった登り窯が露になって来た(写真)。きっと「前ヌ内ヌ窯跡」だ。その名は、那覇市壺屋焼物博物館に展示されている略地図で知った。95年時点以降の現在の図では、三つの窯が残っていることになっている。博物館近くの南ヌ窯、ひめゆり通り側に東ヌ窯、この二つは今でもその雄姿を見ることができる。目にすることができなかったのが、エリア中央あたりに位置する前ヌ内ヌ窯跡だった。それが姿を現したようだ。これも前者二つ同様、壊されることなく残されると良いのだが。

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