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2023年04月の記事は以下のとおりです。

Pludermacher|Beethoven

  • 2023/04/10 06:10
  • カテゴリー:音楽

ジョルジュ・プルデルマシェが弾く、ベートーベンのソナタ全集を聴いた。いつか機会があればと思っていたその期待を裏切らない充実した演奏。彼の比較的淡白な弾き方は、特に後期の諸作に合うように思う。

Ludwig van Beethoven
Complete Piano Sonatas & Diabelli Variations
Georges Pludermacher (Pf)
Recorded Live in Reims in July and August 1998

ソナタ32曲とディアベリ変奏曲、すべてライブ録音。これを一夏のランス音楽祭で弾き切ったのか、大したもんだ。曲は、番号順ではなく、CD1はFとf、CD2はGとAという具合に調ごとにまとまっている。ハ短調(c)の3曲、5番、8番「悲愴」、そして32番は、CD9に収められている。

シューベルトのソナタも全曲ライブで収録している(2001、02年)。ト長調(D.894)を頂点としてどれもこれも第一級の出来映え。ほかの奏者で聴こうと思わなくなった。この全集にしろベートーベンにしろ、Transart Liveというマイナーレーベルでの収録。

まだいくつか彼の音源が手元にある。モーツアルトのソナタ数曲(1991年)や、エッセールと二人で弾く「牧神の午後への前奏曲」など(1993年)。若きグリマル(1999年)や、最晩年のミルシテイン(1986年)との共演もある。素晴らしい伴奏でソロを引き立てる。

ベートーベンの調べベートーベンの「英雄」(いずれもサイト内)

Georges Pludermacher(1944-)
Jean-François Heisser(1950-)
David Grimal(1973-)
Nathan Milstein(1904-1992)

台湾総統訪米をどう見る

5日午前(日本時間6日未明)、台湾の蔡英文総統が訪米し、米共和党のマッカーシー下院議長と会談した。7日朝、在京六紙の社説は、一斉に、これを採り上げた。

「民主主義の連帯を確認した意義は大きい。中国の威圧に屈することなく、両氏が会談を実現させたことを評価したい」(産4/7)。「中国が台湾への威嚇を強める情勢下で、米台の枢要な立場にある人物が連携を確認する意義は大きい」(経4/7)。「民主的に選ばれた政治家同士の交流が非難されるいわれはない」(朝4/7)

中国からの経済支援や投資を期待し、台湾との外交関係を断つ国が増えている。「台湾が経済力で中国の外交攻勢に対抗するのは困難だ。自由や民主主義などの価値観を共有する国々と連帯し、存在感をアピールするしかないだろう」(読4/7)。「与党・民進党は、蔡氏の訪米を通じて米国との強固な関係をアピールする必要に迫られていた」(毎4/7)

6つもあるのに、全部が全部、今回の訪問を手放しで評価するのは、あまりにも偏っていると思いきや、一紙はこう書いて、辛うじて、完全な偏重を免れたか。米国でのマ下院議長との会談が「中国の神経を逆なですることは目に見えており、強行すべきだったかは疑念が残る」(東4/7)と。その東京のタイトルには「米中対話で緊張回避を」とある。

さて、4/3週の六紙社説は、そのほかに、日中外相会談、英TPP加盟、対話型AI、立民小西氏サル発言、後半国会、坂本龍一逝く、北欧加盟でNATO拡大、こども家庭庁発足、富士山噴火避難計画、同志国へ軍備供与(OSA)、NTT通信障害、陸自ヘリ事故、日銀新体制などを話題にした。

六紙社説、米下院議長、台湾訪問台湾と香港、22年4月(いずれもサイト内)。中国、台湾対岸で実弾演習 蔡総統訪米への対抗措置か(時事、4/8)、軍事演習は台湾「包囲」のリハーサル 中国国営テレビ(AFP、4/8)、【詳しく】中国 台湾周辺で軍事演習と発表 蔡総統「平和追求」(NHK、4/8)

キャプテン・フィリップス

身柄を米国司法省に引き渡す。米国で裁判を受ける。容疑は海賊行為だ。君はアメリカに行くんだ。

ソマリアの海賊ムセは、そう宣告され、手錠と足錠をかけられる。ここに至るまでに、彼が夢を語るシーンがあった。いつかアメリカへ行って車を買ってと。それと上手く対比させている。あっさり夢は叶う。ただし、アメリカへはムショ暮らしのために行くのだ。

トム・ハンクス主演の映画「キャプテン・フィリップス」(2013年)から。

ABEMA(サイト内)。[Filmarks 3.8]、GYAO

Ceron更新停止

13年の長きにわたりご利用ありがとうございました。

「Ceron サービス終了のお知らせ」(3/31)から。Twitter社がAPIの仕様を変更、そのためデータを取得できなくなったのだとか。一昨日(4/5)の朝、 更新を停止。

インターネット、特にSNS、上でどんなニュースが注目されているのかをざっと見るのに重宝していた。このサービス終了は残念。

ツイッターのコメントで見るニュースサイト・セロン CERONTwitterは無料APIへのアクセスを遮断するだけでなくTwitterアカウントを利用した外部サービスへのログインも無効化している(4/5)

フラメンコ・フラメンコ

  • 2023/04/06 06:08
  • カテゴリー:音楽

夢は帆船のように時を越え漂う、誰も希望の種を植えられない

バックコーラスが不思議な歌詞を繰り返す。タイトルは「時の伝説」。旋律も、これまた不思議な調べ。"LA LEYENDA DEL TIEMPO"

スペイン映画「フラメンコ・フラメンコ」(2010年)から。Carlos Saura監督。21曲のフラメンコが順番に演じられる。どれもこれも熱演。[Filmarks 3.9]。

最初の曲は、"VERDE QUE TE QUIERO VERDE"、男女二人の掛け合い。Googleでタイトルを英訳すると、"Green I Love You Green"と出る。そう言えば、イタリアの著名な作曲家ヴェルディ(Verdi)、その名はGreenの意味、と誰かが言っていた。スペイン語とイタリア語は近い。

終盤のPaco de Lucía作曲"BULERÍA POR SOLEÁ"。タイトルが表示されて、一人の男がギターを持って奥から現れる。なんと、Paco de Lucía本人だ。この方面にはまったく明るくはないけれどこの不世出の天才ギタリストは判る。素晴らしい演奏。

それと、最後の"BULERÍA DE JEREZ"。老若男女一家総出で歌い踊る。これが楽しい。ここに至るまで、一体、何拍子なんだ、と思う曲ばかりだったが、最後のこの曲は5拍子で割り切れる感じがした。本場フラメンコのリズムは一筋縄では行かない。かつて大ヒットした西郷輝彦の「星のフラメンコ」、そのシンプルさとはだいぶ違う。

ABEMA台風6号とW杯(いずれもサイト内)。スペインの映画監督カルロス・サウラ氏死去(2/11)、GYAO

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