お知らせ

メール送信フォームを設けました。ブログ記事への問い合わせなどにご利用下さい。

 

エントリー

キーワード「「桜を見る会」」の検索結果は以下のとおりです。

ア・ピース・オブ・警句

  • 2022/07/18 06:23
  • カテゴリー:読み物

七重八重 花は咲けども 山口のヒモつきの客のみぞ悲しき

言うまでもなくパロディだ。元は、太田道灌の故事で有名なあのヤマブキの古歌。小田嶋隆著コラム集「ア・ピース・オブ・警句」(日経BP、2020年)から(p349)。本書の副題は、5年間の「空気の研究」2015-2019。nikkei.comにコラム連載時は、世間に転がる意味不明、という副題が付いていた。

引用した歌は、コラム「今年の桜はどんな気持ちで見るだろう」の中のイラストに添えられている(イラストも著者によるものなのだろうか)。コラムは、2019年11月15日に掲載され、その年に表面化した「桜を見る会」の醜聞を採り上げている。

あの会が、仕事の中に紛れ込んで来たことがあった。もう5年も前のことになる。

プロジェクトのあるメンバーが、次のミーティングに出席できないと言って来た。またしても我が儘か。ほとほと閉口した。数日前に日程調整して、皆が都合つく日を選んだばかりじゃないか、いったい何があるのだ、と問うと、総理大臣が主催する花見に招待されたと言う。何となく聞いたことがあった「桜を見る会」を、この時、はっきり認識した。安倍さんやその事務所によるスキャンダルが暴かれる以前の2017年春のことだった。

そういえば、その3年前、プロジェクトに着手する頃にも安倍さんを少し意識するような場面があった。そのテーマは、政府のあるお役人との雑談にヒントを得てスタートした。背景などを調べていて一枚の写真が目に留まった。そのお役人が長になった組織の、いわゆる看板掛けのセレモニーをとらえていた。彼や当時の担当大臣ら何人かが写っていたけれど、写真の主人公は、看板に手を掛けた安倍さんだったのだ。

その後のことを書いておこう。プロジェクトは成功し発展的に解消した。私はその成果を見るよりもだいぶ前に、そうそう、あのメンバーの我が儘な発言がきっかけとなってプロジェクトを抜けた。「桜を見る会」の問題はモリカケ等とともに忘れ去られてはいない。安倍さんの死がそれらにどう影響するだろうか。あのお役人は、桜とは別の不祥事が露見して役所を去った。それと、2017年春の招待には応じたのだったかなぁ、記憶にない。彼女はあの宴に参加したのだろうか。

# 七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき(後拾遺和歌集19巻1154)。桜を見る会問題|Wikipedia、小田嶋隆さん死去 コラムニスト(6/24)、安倍元首相が死去、67歳 最長政権樹立、非業の死 アベノミクス、安保法制を推進(7/8)

安倍細田両氏の疑惑

サントリーが「桜を見る会」前夜祭に酒類を無償提供。疑惑が再浮上している。六紙の中では左派系3紙(朝毎東)がこれを社説で採り上げた。

「安倍氏の説明が必要だ」(東6/10)、「安倍氏の説明が不可欠だ」(毎6/7)、「今国会で説明欠かせぬ」(朝6/3)。

昨年末に安倍晋三元首相に対する捜査が終結して以降も時々社説は出ていた。昨年12月から5月までの半年間に4本。書いたのは、やはり同じ3紙だった(朝2、毎1、東1)。

一方、衆院議長の細田博之氏への苦情は様相が違う。3紙に加えて、産経も、社説で意見している。この二週間ほどで計6本、内訳は、朝2、毎1、東1、そして産2。

「衆院議長の資質欠く」(朝5/28)、「資質を疑わざるを得ない」(産5/30)、「議長の資質問われている」(毎6/4)、「議長としての資質疑う」(東6/4)、そして「覆い隠せぬ資質の欠如」(朝6/10)。

法律で決まった選挙制度改正、いわゆる10増10減、に対して繰り返し異を唱える。立法府の長にあるまじき非常識な発言だ。そりゃ各紙が、資質、資質と書き立てるだろう。それだけじゃない、女性記者へのセクハラや公職選挙法違反などの疑惑も付いている。

その細田氏に対する議長不信任決議案は否決された。「否決されたからといって、議長としての資質に疑問符のつく数々の言動が、何もなかったことにはなるまい」「細田氏は恥を知るべきだ。猛省を促したい」(産6/10)。疑惑に関して「公人として当然の説明責任を果たすべき」「説明責任を果たせず潔白を証明できないというのであれば、細田氏は身の処し方を考えるべき」(産5/30)。

残る2紙(経読)の社説は沈黙している。特に意見ないのかな。議長の資質とかに。

さて、6/6週の六紙社説では、そのほかに、露漁業協定中断、北ミサイル連射、上海封鎖解除、サル痘流行、訪日観光再開、骨太方針と防衛費、日銀総裁「値上げ許容度」発言、長崎性暴力判決、小惑星リュウグウの石にアミノ酸、持続化給付金詐欺、アジア安全保障会議などが話題になった。

六紙社説、「桜を見る会」(いずれもサイト内)。セクハラ不信任提出は細田を助けかねない 「10増10減」発言も何事もなく終結(政界地獄耳▽日刊スポーツ、6/8)

「桜」前首相不起訴か

起訴猶予や処分保留ではなく不起訴。そうであれば、誰かが東京検察審査会に審査を申し立てることは間違いない。強制起訴になる可能性は残る。

大谷昭宏氏がそのようなコメントをしていた。おとといの「深読みジャパン」(文化放送、12/21 9時台、くにまるジャパン極)にて。

今朝(12/23)は、3紙がこの関連の社説を書いている。「不起訴処分とする方針だという」(朝日)、「不起訴の公算が大きい」(東京)、不起訴とする「見通し」(日経)。

  • 前首相聴取 安倍氏は喚問に応じよ(朝日、12/23)
  • 安倍前首相聴取 議員辞職にも値する(東京、12/23)
  • 「桜」の捜査終結で幕引きは許されず(日経、12/23)

「桜」前夜祭疑惑(サイト内)。安倍前首相を任意聴取 東京地検特捜部「桜を見る会」懇親会(12/22)、煮詰まってきた「桜を見る会」疑惑の今までとこれからを占う(12/4)

「桜」前夜祭疑惑

読売の後にはNHKが昼ニュースでそれ以上の材料を出してきた。いずれも親安倍メディアと揶揄されてきた媒体だ。

23日、読売が朝刊の一面に書き、NHKがニュースを流した。政界地獄耳「不起訴なら特捜に無駄な役所認定を」(日刊スポーツ、11/25)から。同じ「親」側でも産経はお呼びじゃなかったか。

「反」の側はどう反応したろうか。朝日や、毎日、東京が黙っているはずない。3紙揃って今朝の社説に書き立てた。さらに、上記の「政権地獄耳」に加えて、しんぶん赤旗「主張」も今日はこの題材。

  • 桜を見る会 見逃せぬ首相の矛盾(朝日、11/25)
  • 安倍氏の「桜」前夜祭 国会答弁との矛盾説明を(毎日、11/25)
  • 「桜」疑惑で聴取 検察の独立を示すとき(東京、11/25)
  • 不起訴なら特捜に無駄な役所認定を(政界地獄耳、11/25)
  • 「桜」前夜祭疑惑/安倍前首相は国民に真相語れ(赤旗、11/25)
  • 安倍氏は答弁の矛盾説明を(日経、11/26分)

「親」側の報道が先行した本件、この先どう展開するだろうか。あんたの時代は終わった、もう忖度もしないし隠蔽もさせない、と誰かが考えているのならば、桜だけでなくモリ・カケなど数々の疑惑にメスが入れられるのかもしれない。

【独自】安倍前首相の公設秘書ら、東京地検が任意聴取(11/23)、“安倍前首相側が一部費用負担”示す領収書などホテル側が作成(11/23)、「桜を見る会」追及再び 首相「事実と違えば私も責任」(11/25)

ページ移動

  • 前のページ
  • 次のページ
  • ページ
  • 1

ユーティリティ

« 2024年05月 »

- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

新着エントリー

石見相聞歌
2024/05/17 05:49
キダ・タローさん死去
2024/05/16 09:47
浪速のモーツァルト
2024/05/15 06:02
昭和100年式典
2024/05/14 06:00
帰省、24年5月
2024/05/13 06:24
教員の成り手不足
2024/05/12 06:01
フジコ・ヘミングさん死去
2024/05/11 05:55
硫黄鳥島
2024/05/10 06:07
SNS投稿で裁判官罷免
2024/05/09 05:59
国際秩序のこれから
2024/05/08 06:04

Feed