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2022年11月の記事は以下のとおりです。

落穂拾い、22年10月

ここに載せようと思いながらも時機を逸した題材を整理。ファイルを置いているDropboxには余裕はたっぷりあるけれど、書き掛けを一旦片付けた。

時事)あさま山荘事件50年、経済安全保障推進法案、韓国大統領選、安保戦略改定、自民の安保提言、少子化、日米首脳会談その後、NPT会議で首相は、かっぱ寿司事件、安倍元首相殺害その後、旧統一教会・日経の特集、わが国の外交を語ろう、原子力規制委10年、家裁記録廃棄

音楽)グノーの小交響曲、Wirén Serenade、大貫妙子50年、フランクの五重奏曲、すぐ聴けるクラシック百選、ミュンヒンガーの四季、ベートーベン七重奏曲、モーツアルトのプラハ、道化師の朝の歌、リヒターとニコレ、スティングとジョプリン、K361、ピアノ五重奏曲、ジークフリート・ベーレント、ペルシャの市場で、マーラー交響曲第9番、紺野陽吉の木管三重奏曲

その他)企業と人権、人への投資、おまたうどん、何歳まで生きる、フォントのこと、伊勢神宮スペシャル、Linuxその後 22年夏、30分チケット Times CAR、コンパクト折りたたみ老眼鏡ケース付き、キッチンバサミ

落穂拾い(サイト内)。サッカーW杯カタール大会|充実のブラジルが軸か フランスは連覇へ暗雲―大会展望(11/20)、日本 ドイツに逆転勝利で勝ち点3(11/24)

港湾ニュース

  • 2022/11/24 06:25
  • カテゴリー:読み物

垂直に立ったまま回転しているコインは、どちらの側にも倒れる可能性がある

これからどうなるなんて誰にも判らない。何だって起こり得るのだ。引用は、E・アニー・プルー著「シッピング・ニュース」上岡伸雄訳(集英社文庫、2002年)から(p37)。単行本「港湾ニュース」(1996年刊)から改題。

全537頁、読み通すのに苦労した。主人公のR・G・クオイルに魅力を感じられず感情移入できないのが主な原因。脇役は悪くない。特に、デニスとビーティのバギット夫妻や、ウェイヴィ・プラウズには好感持てる。

この本のことは「目黒考二が選んだ60冊」で知った。目にしてもう20年は経つだろうか、おそらく「本の雑誌」の記事だったと思う。60冊の上位に、1) 虹滅記、2) 遠い崖、3) 蝉しぐれ、4) 港湾ニュース、5) 消えた弟、と並んでいた。

# 虹滅記消えた弟(いずれもサイト内)。Mockingburg, New York, USA(p23)、愛とは菓子の詰め合わせのようなもの(p501)

朱(Zhu)のフランス組曲

  • 2022/11/23 06:13
  • カテゴリー:音楽

朱晓玫(Zhu Xiao-Mei)が弾く、バッハの「フランス組曲」を聴いた。

Johann Sebastian Bach
French Suites, BWV812-817
Zhu Xiao-Mei (Pf)
Steinway D274 (#575051)
Mendelssohn-Saal, Gewandhaus zu Leipzig
Recorded, May 2016

流麗だけれど流していない。清浄だけれど彩りがある。確かな主張が感じられる。それにたいへんデリカシーのあるピアノの音だ。この楽器に対して最近とみに懐疑的な耳に心地良く響く。普段この曲は専らグールドで聴くけれど、これからは、この朱の演奏を聴くことが多くなりそうな気がする。

フーガの技法や平均律など、ほかにも朱のバッハが出ているようだ。また機会があれば聴いてみよう。

Zhu Xiao-Mei|Wikipedia。「アート・オブ・グールド-孤独のピアニストの肖像」生誕90年没後40年特集番組(NHK-FM、11/26 14-18時)

「対話の機運絶やさずに」

Re: 日中首脳会談、22年11月

きのう東京新聞の社説は日中首脳会談を採り上げた。これで六紙が出揃った。

日中首脳会談 関係再構築の出発点に(朝11/19)
3年ぶり日中首脳会談 関係安定化への出発点に(毎11/19)
日中首脳会談 対話の機運絶やさずに(東11/21)
日中首脳会談 重層的な対話で衝突を防げ(読11/19)
日中首脳会談 懸念にゼロ回答は問題だ(産11/19)
日中ハイレベルの相互訪問へ条件整えよ(経11/19)

その東京の社説、タイトルに「対話」の文字がある。本文には2回登場するので計3回。他紙はどうだろうか。6本各々での登場回数を並べた、朝3、毎4、東3、読1、産0、経1。

左派系3紙は「対話」の登場回数が多いだけではない。各々本文の最後で、日中間の対話や交流の必要性を説き、社説の論点がそこにあると主張する。東京新聞のその部分を引用しておこう。

一九七二年に日中が国交を正常化した際の共同声明をはじめとする「四つの政治文書」を貫くのは「不戦の誓い」だ。首脳や閣僚はもちろん外交・防衛当局間でも対話の努力を不断に続け、この原点を常に確認する必要がある。

六紙社説(サイト内)

グリーン・マイル

  • 2022/11/21 06:30
  • カテゴリー:読み物

おかしなことでも奇妙なことでもないさ。理解できないことを経験すると、たいていの人間はそうするんだよ、ただ忘れてしまうんだ。筋の通らないことをいつまでも覚えていたって、役に立つことはないからね。

ブルータス・ハウエルが言う。確かにそうだ。理解しようと下手に解釈した結果、ある種ひずみを心の中に抱えてしまうことがある。引用は、スティーヴン・キング著「グリーン・マイル」白石朗訳(新潮社、2000年)から(p267)。上下2段組み427頁。

そのブルータスは25年ほど後に「魚のサンドイッチを食べながら、テレビでプロレス中継を見ていたとき」に心臓発作で死んだ。ハリー・ターウィルガーやディーン・スタントンも、もういない。ジョン・コーフィの死刑執行の準備が進められる様子を描写しつつ、並行して登場人物らのその後のことが簡潔に知らさせる、この最終章「闇の彼方へ」第10節がたいへん印象深い(p402-408)。誰もが皆死ぬ、その当たり前のことを説き、生きることの意味を問うているかのようだ。

恩師が教えてくれた「溌剌と生くる者にのみ深い眠りがある。生き切った者にだけ安らかな死がある」をふと思い出した。

文庫100冊(サイト内)。書くという行為が多くのドアを開ける(p109)、キャンプファイアそのものよりも燃えかすの方が好ましい(p146)、時はすべてを奪う(p409)

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