再チャレンジ、Arch Linux、その6
カスタマイズしがいのあるウィンドウマネージャに出会えるとそれだけでLinux GUIを使うのが楽しくなります。
沓名亮典著「Linuxシステム<実践>入門」(技術評論社、2013年)、そのコラム「ウィンドウマネージャ」から(p138)。
Arch Linuxのインストールでは、GUIの環境にiceWMを選んだ。antiXが採用していて、たまたま出会ったに過ぎないけれど、これは「カスタマイズしがい」のあるウィンドウマネージャだと思う。
自動起動のところまでは以前に書いた。カスタマイズは、関連ファイルをホームにコピーしてスタート。
mkdir ~/.icewm/
cp -R /usr/share/icewm/* ~/.icewm/
メニューの「設定/テーマ」から、自分の好みに近いテーマを選び、色々と変更して行くと進めやすい。実際にはテーマ「Win95」をベースに、antiXのテーマ「BlueDay-Medium」から各種カラー設定をまず採り入れた。
カスタマイズの対象ファイルは複数ある。preferences、toolbar、winoptionsなど。それと各テーマのフォルダーにあるdefault.theme。設定の本丸preferencesだけで項目は5百を超えるだろうか、何の設定なのか俄かに判らない項目も多々ある。公式マニュアルやweb上の関連情報を読む。これだと思う項目を書き換えてみて、その結果を確認する。そんな風に進めることになる。
prog "xterm" utilities-terminal xterm
prog "Web browser" web-browser xdg-open about:blank
restart "iceWM Restart" ! icewm
~/.icewm/toolbarをnanoで開く。上2行はオリジナルで記載されている。とりあえず3行目を加えて、iceWMのリスタート・ボタンをツールバーに出す。これで、設定の変更がどう反映されるかをすぐに確認できる。便利。なお、!は適当なアイコンを呼び出す印。
# 再チャレンジ、Arch Linux、prefoverride、日時表示と週番号、antiX(いずれもサイト内)。Manual|IceWM、Window manager|ArchWiki、8 Best Window Managers for Linux