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2023年04月の記事は以下のとおりです。

隠し剣 鬼の爪

「わたしと旦那はんでは身分違うもの」「何が違うの」「身分」「何のことそれ」

姉妹の会話。映画「隠し剣 鬼の爪」(2004年)から。山田洋次監督による時代劇三部作の第2作。観るのは2011年以来12年ぶり。

主人公、片桐宗蔵(永瀬正敏)に仕える中間(ちゅうげん)は、神戸浩が扮する直太。三部作の第1作「たそがれ清兵衛」(2002年)と同じだ。第3作「武士の一分」(2006年)の中間は笹野高史が好演していた。この第2作では医師役。彼らのように三部作の内2本に出ている方は少なからずいる。緒形拳や田中泯もそう。

果たして、3本すべてに出演した役者はいただろうか。小林稔侍の顔が思い浮かんだ。いずれも主人公の上司だったはず。念のためWikipediaの出演者リストで確認。正解だ。もう一人いた、赤塚真人。こちらはいつも主人公の同僚役だった。

Re: たそがれ清兵衛ABEMA(いずれもサイト内)。GYAO[Filmarks 3.7]

「お若く見えますね」

お若く見えますね、と言われたら、年をとったな、と言われていると思え

秋庭道博著「ことばの切れ味」(東洋経済新報社、1992年)から(p208)。

ある作業をやっていると、年齢を感じさせませんね、とおっしゃる方があった。引用した警句をふと思い出した。元は「アービング(アメリカの作家)」の言葉らしい。

工房では、午前中、Z世代の若者と組んで肉体労働、午後は、集中力と手先の器用さが求められる制作。身体も頭も疲れ果てるけれど決して不快ではない。

窯元でお手伝いすることに木工教室10の効用ミスを防ぐにはことばの切れ味(いずれもサイト内)。Washington Irving(1783-1859)、"Whenever a man's friends begin to compliment him about looking young, he may be sure that they think he is growing old."

家へ帰ろう

聞いた話じゃない。この目で見たんだ。

実際に見たことだからこそ、その後の人生に大きく影響した。映画「家へ帰ろう」(スペイン・アルゼンチン、2016年)から。[Filmarks 3.8]

映画の冒頭、皆が楽し気に踊っている。少し古い時代の様子。音楽や風貌からどうやらユダヤ人の集まりのようだ。このシーンが現代とどう繋がっているのか、話が進むにつれ徐々に明らかになって来る。

あ、この主人公のじいさんがユダヤ人か、ふむふむ、ポーランドへ行く、アルゼンチンからマドリードの便で、そこからは鉄道で、なるほど。生まれ故郷に行く、ある男に洋服を渡すために。え、1945年以来70年ぶり。そしてこのセリフ、「ヨーロッパのユダヤ人に、あの時、何があったか知ってるか」。これを聞いて大体の様子が見えた。

少しコメディっぽいところがあって、あまり深刻になり過ぎないよう和らげる効果を果たしている。が、それも、ドイツで乗り換える辺りまで。列車がポーランドへと進む内に、不穏な空気が占め始める。そして、このじいさんが、なぜ遠路遥々この地を訪ねて来たのか明かされつつ、感動の再会へと収斂して行く。

「オール・イズ・ロスト」、そしてこの「家へ帰ろう」と良い映画が続いた。

ABEMA(サイト内)。GYAO

目のかすみ対策

夜になると目がかすむ。ドラッグストアで目薬を買って試してみるとこれが良く効く。ライオンの「スマイル」。一日一回、両目に一滴ずつ。半年経ち空になったので新しく同じのを買い求めた。スマイル・シリーズの内一番安い40EXマイルドa。

眼科でドライアイ用に出してもらうヒアルロン酸Na点眼液も効くけれど、それよりもスマイルの方が具合が良いようだ。それに多少お値段が安く上がる。

ヒアルロン酸Na点眼液 0.1%「ニットー」5mL×2瓶 38点、調剤料 8点、処方料 42点、外来後発医薬品使用体制加算1 5点、計93点。金額に直すと10倍して3割負担で279円(診てもらうとこの投薬料だけでは済まない)。一方、スマイル15mL入りは300円ほど、比較のために10mLに換算すると200円ほどということになる。

眼科検診、22年3月(サイト内)。スマイル40EXマイルドa|ライオン、ヒアルロン酸Na点眼液0.1%「ニットー」|日東メディック

オール・イズ・ロスト

誠実な人間であろうとした。だが違った。君には見透かされていた。もう言い訳はできない。私は自信過剰だった。すまない。

死を覚悟した男は、手紙を書き瓶に入れる。ロバート・レッドフォード主演の米映画「オール・イズ・ロスト~最後の手紙」(2013年)から。監督脚本J.C チャンダー。

全編、無名のヨットマン一人の姿を追い続ける。最後の最後にもう一人登場する。顔は見えない。腕だけが伸びて来る。このシーンに得も言われぬ感動を覚えた。

手紙の件(くだり)は蛇足かもしれない。筋書き、役者、ドラマ性、三拍子揃って見事に調和している。[Filmarks 3.5]の評価は低過ぎる。

たった一人の生還ABEMA(いずれもサイト内)。GYAOオール・イズ・ロスト~最後の手紙|Wikipedia

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