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2019年01月の記事は以下のとおりです。

新参者

  • 2019/01/13 10:09
  • カテゴリー:読み物

かわいがることと大切にすることは違うんですよね。大切にするっていうのは、その子の将来のことまで考えて、その子にとって一番いい選択をし続けるってことなんだ。

東野圭吾著「新参者」(講談社、09年)から(p341)。加賀恭一郎シリーズ第8作(初出04年8月号-)。加賀が警視庁捜査一課から所轄(練馬署)へ異動になった理由が明かされる、ある裁判で「弁護側の情状証人」になったことがきっかけだったと。おそらく、シリーズ第2作「眠りの森」に登場する浅岡未緒が法廷で裁かれる際に証人に立ったのだろう。この第8作で、加賀は、練馬署から日本橋署へ移って来たばかりで、6月に起きた小伝馬町での殺人事件を担当する。階級は警部補。

五大紙の文氏発言批判

五大中央日刊紙が約束でもしたかのように、社説で文氏の会見内容を批判した。めったに見られないことだ

今日12日付の朝鮮日報が、一面でそう報じているらしい。Yahoo!ニュース「日本で反韓世論拡散」=韓国紙、文氏発言を批判(1/12 9:10 時事通信)から。

五大中央日刊紙という表現があるんだな。その五つの批判を web で読んでみた。いずれも、冒頭メニューの項目、社説や、オピニオン、もしくはコラムから、目当ての記事へたどり着ける。各紙の色合いが出ていてなかなか面白い。タイトルと記事の一部を拾ってみよう。11日付の社説などから。

  • 読売新聞「徴用工問題 文氏は判決を言い訳にするな」:韓国の文在寅大統領は、対日外交を安定化させる責任を放棄しているのではないか。
  • 産経新聞「文大統領演説 余りに勝手な日本批判だ」:一国の指導者として、あまりに無責任であり、受け入れられない。
  • 毎日新聞「文大統領の徴用工発言 政治のリーダーが解決を」:(植民地時代の独立運動から百年に当たることを)文政権は国威発揚のために重視しており、歴史問題が争点化しやすい状況にある。
  • 朝日新聞「徴用工問題 日韓で克服する努力を」:支持率が下がっている双方の政権が諸問題を政治利用していると、互いに非難する構図になっている。
  • 日本経済新聞「日韓対立の影響を企業活動に広げるな」:両国の往来が年間1千万人を突破する時代に、観光やエンターテインメントなどの産業にも水を差す。

森本毅郎・スタンバイ!の「朝刊読み比べ」みたいだな。

私が彼を殺した

  • 2019/01/10 06:41
  • カテゴリー:読み物

覚えておいてください。警察は質問には答えません。ただ一方的に質問するだけです

東野圭吾著「私が彼を殺した」(講談社文庫、02年)から(p227)。加賀恭一郎シリーズ第5作(初出97年9月号-、刊行99年)、この中で、加賀の所属は、練馬警察署。年齢について自身が「三十過ぎ」と述べている(p321)。なお、登場人物が買い求める M・クライトン著「ディスクロージャー」文庫上下本は、97年4月刊。

ピルケースは、「当時の奥さんとペアで買ったもの」(p57)であり、「前に結婚していた頃の思い出の品」(p181)として段ボール箱に入っていた。そのことを加賀も知るに至る、「身元不明の指紋」(p431)を手がかりに前妻にたどりついたのだろう。動機を確かめるかのような「ストレートな質問」(p321)、既にその段階で加賀は真犯人の目星を得ていたと見て良さそうだ。メモ、「ポケットに入れて」(p148)。

「30年前」

30年前の今日、1月8日、分かりますよね、平成が始まりました。

きのうの NHK ジャーナル(ラジオ第1、1/8 22時)で紹介された今日のホットワードは「30年前」。あの年、1989年の1月8日は、確か日曜日だった。休日を返上して、街のハンコ屋さんが、新しい年号が入った判やゴム印をつくりにつくった、そんなことが新聞に出ていたことを覚えている。

30年ということは、一万日を超える。いったい、平成は、正確には何日目で終わるのだろうか。表計算(OpenOffice Calc)に訊ねてみた。30年前の1月8日を第1日とすると、今年2019年の4月30日は、第11070日と出た。

ゴーン氏が最初に述べたこと

最初にお話しておきたいのですが、(略)私は、日産を強化推進し続け、日本で最も優れており、最も尊敬される企業の地位を回復させることを、ひたすらに目指してきた

そう述べて、続けて、自らにかけられた嫌疑に対して申し立てを行っている。ゴーン元会長意見陳述全文(nikkei.com, 2019/1/8 13:52, 18:12更新)から。

彼は、なぜ、「最初に」そういうことを言ったのだろうか。そもそも怪しまれた原因が、経営者として実績や熱心さが足りないように見えたから、とでも思っているのだろうか。それとも、これまで会社のために大いに頑張ったんだから、ちょっとぐらい悪いことしても大目に見てよ、というメッセージなのだろうか。いずれにせよ、この冒頭のコメントは、心証を悪くすることはあっても良くすることは決してない。我々一般市民にとってばかりではなく、おそらく裁く方々にとってもそうだろう。

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