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2019年01月16日の記事は以下のとおりです。

稀勢の里、引退

月曜日の森本毅郎・スタンバイ!「朝刊読み比べ」(TBSラジオ、1/14)、お題は、稀勢の里の初場所黒星スタートだった。左差しに拘泥する横綱の姿勢を皆が批判していると。引退が近づいている、たぶん本場所中になるだろう、と番組を聞いて思った。

関連ニュースをぱらぱらと読んで目に留まった記述は、例えば、「白鵬を道連れに潔く引退して、早めに世代交代」や、「稀勢の里があれ(張り差し)をやるようになったらもう無理だよ」、「どうせ引退なら千秋楽まで」などだった。

そして今日の引退会見。報道によると、土俵人生には一片の悔いもない、と心境を述べたとか。一片か、そう来れば思い出すのは氷心在玉壺だ、確か王昌齢だったかな。虚勢と寂寥がないまぜになったあの漢詩を思い返すとき、土俵を去らざるを得ない男の気持ちをそこに見るような気がする。述べた本人はそんなことは意図していない、一片の悔いもないとは彼が好きなアニメの科白らしいのだ。

麒麟の翼

  • 2019/01/16 06:46
  • カテゴリー:読み物

もし世の中を甘く見ているのなら安心だ。どこにも光がないと絶望しているほうが、余程心配です

東野圭吾著「麒麟の翼」(講談社、11年)から(p210)。加賀恭一郎シリーズ第9作。加賀は、前作「新参者」と同じく日本橋署に勤務する警部補。

この第9作は、どうやら11月頃の話のようだ。「本格的な冬は、もうすぐそこ」(p264)だが、軽井沢にはまだ雪が積もっていない(p268)。東京では、ダウンジャケットは丸めて抱えられている(p47)。11月だとすると、加賀の父、隆正の命日は12月ということになる。三回忌法要について相談する際、「命日は来月の第三水曜日」(p5)とある。よって、第7作「赤い指」の最後に語られる隆正の死は、二年前の12月だろう。それは、同作で起きる銀杏公園の事件(「四月半ば」)より後のことだ。第7作から第9作までに二年が経過。その間に、加賀は練馬署から日本橋署に異動になり、第8作「新参者」で小伝馬町の殺人事件を担当する。その事件は6月に起こった。

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